緋染 陽>
「!、!!」(ポーカーフェイスが得意でない少女の表情は言うまでもなく輝いていて、先程から目の前に広がる光景にキョロキョロと忙しなく視線がさ迷っていることでしょう。)(久しぶりです、久しぶりなんです!両親に幼い頃連れて行ってもらって、それからお友達と数回。恋人と行くなんてロマンチックなことは経験したことないけれど、コード専門高等学校に入ってからは来る機会がなくて。だからとってもワクワクしています!)(今にも走り出しそうな少女はもう子供じゃないんだから、と頑張って自制しているようにも思えたでしょうか?)「ッ〜…!!楽しみましょうね、平山くん!」
(一歩後ろを歩く貴方に、少女は声をかけます。)(同じ17歳同士。貴方はサボっているけれど、少女はちゃあんと同じクラスメイトのことを覚えています。それでいて、貴方が清掃ボランティアをしているらしくて。遊びたいなら1人生徒の監視をしてね、みたいな話を小耳に挟んだので、誘ったわけです。)(まるきり知らない人よりも、多少なれど知ってる人の方が気楽かな?と思った結果なのですが、貴方は迷惑に思っていないでしょうか。ほんの少しだけ不安を抱えながらも、でもそんな不安は遊園地を前にすると飛んでしまいました。)(少女は何から乗りますかっ?と入口で配られていたマップを開いて、貴方に見せました。)>平山くん (6/10 22:16:34)
平山 平治>
「……お前さぁ、いや助かってんだから文句言えた立場じゃねぇけどよぉ。よく俺を誘おうとか思ったよな」(調査という名目の遠足。それをみんなが楽しんでいる横で補修がわりのボランティアをやっていたのが彼だった。『テーマパークなんだから笑顔じゃないと困るよ!』そんな事言われても作り笑いは得意じゃない。引き攣った笑顔を見せないように俯いて、時折周りを監視していた。そんな中声をかけてきたのが貴女だった。彼は正直貴女のことをあまり記憶していない、クラスメイトって言っても興味が薄いというかあまりクラスにいないというか、寝てばかりだったというか。急に話しかけられた時は誰だテメェという言葉が喉から這い上がりそうだった位である。解放されて助かったものの、彼の中で貴女は変わった奴と認定されていた)
「へいへい、楽しめたらいいけどな。監視役のお前についていくから、好きなの乗れよ」(何乗ります?なんて言われても、遊べると思っていなかったので下調べも何もしてない。ここに来るのも正直初めてだ。任せるほかない。『というか一応パトロールなの覚えているのかこいつ』ヒーローの真似事とか、馬鹿らしいけれどと思いながらも、行き先を任せた上でちょくちょく周りに目を向ける) (6/10 22:28:38)
緋染 陽>
「わたし、皆と仲良くしたいんです。」(ふんす。少女は意気揚々と語りだします。)「例え馬鹿にされたって構いません。わたしの目標です。だから、平山くんとも仲良くなりたいんです!」(貴方を見て、少女は笑います。)「ふふ、なので覚悟しててくださいね!この遊園地で平山くんにたくさん質問しますから!仲良くなるためには相手のことをたくさん知るべきだって、教えてもらいました!」(おーっ、と少女は元気よく手を挙げて、そして地図とにらめっこを始めます。)(数秒、いえ、1分程でしょうか?それくらい経った頃、少女はビシッと地図を指さします。)「ここ!ここに行きたいです!!」(少女が指さした場所はお子様も乗れるジェットコースター。)(…そうです、少女はちょっとだけ怖がりです。なので別にこれで少しずつ慣れようとかそんなこと思ってませんよ?ほんとです。…ほんとですったら。)>平山くん (6/1022:37:41)
平山 平治>
「そいつぁ、結構なこった。ま、明日には退学かもしれねぇけどなぁ……質問とかやめろよ面倒くせぇ」(ニコニコしてて、皮肉だって通じるのかどうかわからない。彼の苦手なタイプだ、人の話を聞かない。或いは、聞いた上で自分の意見をぶつけてくるタイプだと彼はため息一つこぼした。『のーてんきというかなんというか、誰かが守らないと死ぬようなタイプに見える』……と考えても彼女はヒーローだ『ヒーロー様を一般人が守ることなんかあるわけない』つまりは、目の前の少女は自分より強いんだろうなあという考えをぼんやりと浮かべていた)「ジェットコースターか、絶叫系好きなのか?」(興味がある、というよりは何も考えずに漏れた言葉。単なる雑談ではあるのだが、ここでは珍しく彼から貴女の方に世間話が振られた。それを聞きながら、一歩後ろから貴女についていくだろう) (6/10 22:49:15)
緋染 陽>
「えっ、平山くん、何か問題起こしたんですか…!?ハッ、まさか授業をサボりすぎて…それはいけません!!単位の問題なら授業に出れば何とかなります!眠ってても…たぶん、大丈夫、なはずなので出ましょう!!」(どうやら少女の思考はひとり歩きしがちの模様。貴方の話を半分ほど聞いて、半分ほど聞いていないといったところでしょうか?)(兎にも角にも、貴方がサボる度に少女が迎えに来ることが確定演出してしまいました。閑話休憩。)「……ええっと、その、…好き、う、一応…好き?ですけどぉ…」(しどろもどろ。先程までの勢いは何処へやら。しなしなと萎れてしまった植物のように、少女は俯きがちになってしまいます。)「……その、乗ってみたいなぁって、好奇心はあるんですよ。ホントですよ?でも、でも…っ!!怖いじゃないですか!!」(そう言って少女は絶叫響き渡るジェットコースターを指さします。)>平山くん (6/10 22:57:11)
平山 平治>
「問題っていうか、俺が居ねえの知ってんだろ。……いい、やめとく、変なことすんじゃねぇ。これでもならない程度には出てるから気にすんな、マジでやめろ」(サボりすぎ、は否定できない。大丈夫か大丈夫じゃないか聞かれたら多分大丈夫じゃないからボランティアをやっていた。それは間違いないのだが、貴女に気を使われるという事になんとなく嫌な予感を感じていた。無理矢理連れてこられそうというか、サボっているのを知ったら先生を呼び出してきそうというか。とにかく面倒だ、今のうちにその件に関しては気にしなくて良いと念入りに釘を刺しておいた)「……そりゃあ"絶叫"マシーンなんだから、こえぇように作られてんだろ。わかってて選んだんだろぉ?なら早く乗ろうぜ」(幸にして彼の直感は特に嫌な予感は感じていない。怖いじゃないですか!と言われたので、それは当たり前だろうと真顔で頷く。そうなるよう設計されてるのだからそれはそうだ。彼は特に何も考えず、とりあえず乗ろうぜと足をすすめてしまうだろう。客はまばらという事なので、普段長時間待つジェットコースターも比較的に早く乗れるのではないだろうか) (6/10 23:09:47)
緋染 陽>
「……ほんとーに、単位が足りなくて退学しそうな時とか、わたしの機嫌によっては呼びに行きますからね。」(じとり。訝しむような、怪しむような視線を少女は向けます。たかがクラスメイト。されどクラスメイト。1人でも欠けたら寂しいじゃないですか。何よりも、一生懸命覚えたのに、それをいつか忘れてしまうのが…ほんの少しだけ、怖かったり。)「ひょえ…何なんですか、平山くんの心臓は鋼ですか…!?う、うー…いいですよぉ、ここまで来たんです。…覚悟を決めてやってやりますよ…っ!!その代わり!!!!」(相も変わらず一歩後ろを歩く貴方の腕を少女は取ります。その手は小さく震えています。だって、少女からすればジェットコースターに乗るのはそれくらい勇気のいる事なんです。)「ちゃんとわたしの隣を歩いてください!!!…怖いからじゃないですよ、ホントですよ。乗る時に2人ですって言って1人が後ろにいたらほら、キャストさんもハテナを浮かべちゃうかもしれないじゃないですか。…それだけです。はい。」>平山くん (6/10 23:24:48)
平山 平治>
「あーわかったわかった、覚えといてやるよ」(彼は不機嫌そうな眉間の皺を深くしながらも、それに対して頷いていた。退学になりたいわけでは、あまりない。学校にいたいかと言われても疑問ではあるけれど。いたくないけどそこにいたい、彼自身よくわからない感情だが、少なくとも今は学校を辞めるつもりはないようだ。)「テメェが乗りたいって言ったんだろ……?怖いって言っても死ぬわけじゃあないし、そこまでびびる事でもないつーか」(貴女のリアクションはなんとも不思議なものだ、怖いのになぜ真っ先にここを選んだのやら。腕を取られればなおのこと疑問が膨らんでいく、何せ誘っておいて手が震えているのだから。彼はその鋭い目をそちらに向けるだろう。しばらく黙り込んで、仕方ないという声色で"了解"と答えてくる。震えた手を振り払う事もなく、歩幅を合わせて歩いていく。優しさ、というよりは他生徒や従業員のいる場で面倒ごとになりたくないという様子だった) (6/10 23:37:20)
緋染 陽>
「…これでジェットコースターに集中出来ますね!!!……。…いえ、まさかパトロールを忘れてたとかそんなんじゃないですよ?」(いいえ、連絡が来るまですっかり忘れていましたとも。だからあんなにも無邪気にはしゃいでいた訳ですし。)(そろそろジェットコースターに乗る時が迫っているわけです。少女の心臓もドキドキ。ラブですか?あの子は優秀なので、わたしが何もせずとも大丈夫、なはずです。)
◾︎トゥルー・ラブを発動。雑木林に向かわけ、能力を発動します。【喧嘩をしている人達(ヒーローを除く)の身体能力を標準に落とすことは可能ですか?】>平山くん、よえちゃん(6/10 23:48:08)
》依江>
■身体能力標準化了解した!!形だけおおきくなった片腕に戸惑って、おじさんはまだまっすぐ立てずにふらふらしているよ (6/11 00:02:37)
平山 平治>
「そういうもんかぁ?……なんだ、仕事ならそっち向かえばいいんじゃなかったのか?」(理解できないという様子で頭をかきながら、貴女を見下ろした。小さくて、ジェットコースターにビビり倒していて、手まで震えていて。"普通の少女のよう"だなんて、一瞬でも思ってしまった。それが間違いだとはすぐに思い直した、先程までちゃんと考えていたじゃないか。彼女はヒーローで力があって、自分のような見掛け倒しではないのだという事を。彼女がディスコードを使ったというのは、なんとなく理解できていた。先程までいなかった少女が現れて、彼女の声を聞いて去っていったのだから。馬鹿馬鹿しい、何を勘違いしていたのか。ちゃんとしているつもりの自分より、彼女の方が、よっぽど)「…………ああ、そうだな。忘れてねえってのはさっきのでわかってるから、言わなくていい。もう少しで乗れるぜ」(拗ねているのを自覚している。そう、ただこれは拗ねているだけ。ただそれでも、羨んでしまう心がある。頭の中は冷めてしまう。どうしてこうも自分は、素直に活躍を褒められないものかと。自分自身に嫌気のようなものを感じた) (6/11 00:05:27)
緋染 陽>
「む…確かにお仕事は大事です。パトロールだって、ヒーローのお仕事です。でも、……」(きゅっと握られた手はもう震えてはいません。ただ、けれども。…どうしてだか、それが“大丈夫”であることとは、思えないでしょうか。)「………、…ヒーローになりたくて、確かにわたしはここに来ました。ありったけの勇気を持って。ディスコードを授かりました。それは、きっと一般の方からすれば素晴らしいことで、“ヒーロー”、である事だと思うんです。」(でも、少女は。)「………でも、わたしは、誰かを助けたことがありません。消防士の方とか警察官の方、とか。そちらの方々の方が、よっぽど人を助けています。お医者様の方が、沢山の人を助けています。」(……少女は。)「…ねぇ、平山くんにとっての“ヒーロー”、ってなんですか?ディスコードを持っていて、魔法のような、夢のような力を使って活躍することですか?」(少女、は。)
「…わたしは、………例えばのお話。…転んだ人からすれば、転んだ人に手を差し伸べる方が、ヒーロー、だとおもうんです。」(例えその人が消防士でも、警察官でも、お医者様でも、“ヒーロー”でもなくたって。)「そう、そうっ、だからですね!あの、ですね?」(─貴方の手をぎゅっと、両手で包んで真っ直ぐ見つめます。)「ッせ、先生が、パトロールという名目で、遊んできなさいって言ってくれたんです。だから、わたしは、この機会に…っ」─────「 平 山 く ん と 仲 良 く 、なりたいんですっ!!!!」(だから、お仕事は今はいいんです。)(だめ、でしょうか。)>平山くん (6/11 00:17:59)
平山 平治>
「でも、なんだよ…………そうだなぁ、そうだろうよ」(貴女の話す言葉はきっと正しいのだろうと理解している。彼はちやほやされたいわけではないし、人を助けるならば他の道を選ぶこともできる。その通り、その通り、全くもってその通りだ。『ディスコードを持っていて、魔法のような、夢のような力を使って活躍することですか?』そうだって言えばどんな顔をするのだろうと、彼女を見下ろす。自分の見た光に、ヒーローって言われた人達には永遠にたどり着く事叶わない。ああなりたいと思った、叶わない。周りの人のように振る舞わないと、振る舞えない。努力すればきっと、その努力の何十倍の力を出せる。あの人達のようにあの人達のように、君達のように。他の道を歩めば良いだけ、誰かの為になる仕事。でもそちらが眩しい)
「……お前は間違ってねぇよ、きっとそれは、間違いなんかじゃねぇだろ。まぁ好きにしろよ、怒らせなきゃなんでもいいわ」(『転んだ人に手を差し伸べる方が、ヒーロー、だとおもうんです』間違いじゃない、だけど、他の道に進んだとしても誰かに手を差し伸べられるようになったとしても、この気持ちは消えないのだろう。"マンションの火災から人を救った""半カミサマから子供を助けた" "カミサマを人に戻した"その活躍は嫌でも耳にする、目に入る。その度に思うのだ、眩しいと。見ないようにしてもギラギラ輝いて目を眩ませてくる。今もそう、真っ正面からその言葉を投げかける貴女が、彼には憎たらしいくらい眩しい。自分自身どんな顔をしてるのかわからず、彼は貴女を肯定し顔を背けた) (6/11 00:47:25)
緋染 陽>
「…結局質問に答えてないじゃないですか。」(少女は不満げです。そりゃあそうです。だって貴方は少女のことを肯定しただけで、貴方の考えを少女は知りません。…それとも、まだ貴方が少女に言えるだけの勇気と、信用を得ていないからでしょうか?それもそうです。だって、ただのクラスメイトで。少女は貴方のことを覚えていたけれど、貴方は少女のことを覚えていなかったのですから。)「いいです。ジェットコースターが終わったら、たくさんたーくさん!答えてもらいますからね!!」(色んなこと。好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?好きな教科、苦手な教科。それから、オススメのサボりスポット。)(別に、少女は超優秀なわけでも、真面目なわけでもありません。いつもテストは平均か少し上くらい。運動はどちらかと言えばまぁ得意ではありますが、特別得意な競技があるわけでもありません。)「あと、」(─これは、多分、きっと。憶測、なのだけれど。)(ディスコードを使ってから、貴方がどこかよそよそしくなってしまったから。少女はそれが少しだけ寂しかったんです。)
「コレ、預かっててください。」(貴方の手に、大切な大切な、ディスコードを発現するために必要な時計を無理やりにでも握らせたことでしょう。そして、タイミングを見計らったようにジェットコースターに乗る番が来るのです。)(少女はキャストさんに2人です!と言ってとっとと乗りに行ってしまいます。貴方はきっと、多少なれど驚くことでしょうから、少女を止めることは出来ないはずです。)(少女はジェットコースターに座って、貴方を見ます。)「ほら、平山くん。はやく座らないと他のお客様も待ってますよ?」(その時計は、貴方の想いには答えてくれません。捨てるも捨てないも、貴方の自由です。所詮真似事です。貴方を虚しい気持ちにするだけかもしれません。悲しい気持ちにするだけかもしれない、怒らせるかもしれない。)(───それでも。)
(貴方に、持ってみてほしかったんです。仲良くなりたいのは事実です。仲良くなりたいならきっと、これ以上この話題には触れないで、それとなく遊ぶのが正解だと思いました。)(でも、それって本当に仲良くなれたって言えるんでしょうか?)(…それは、違う気がしたんです。)(何が正解か分からない。何が最善か分からない。貴方のことを何も知らないから、何が地雷かも分からない。何で喜んでくれるかも分からない。)(でも、少女は思いました。)(ディスコードが、貴方と仲良くなる為に邪魔になるのなら、今は要らない、と。)(だから、貴方に預けるのです。)(それをどうしてくれたって構いません。ジェットコースターに乗らず、投げつけて帰っても構いません。)(…でも、でもですよ。ほんの少しでも、ほんの少しだけでも、この気持ちが伝わってくれるのなら。)(─ソレを預かっていてください。そして、一緒に遊んでください。)>平山くん (6/11 01:05:37)
平山 平治>
「俺からは特に言うことはねーよ、お前が大体言ったろ。なぁ……質問とか面倒くせぇからやめろって」(答えてない、と言われても答えたとして意味のある言葉が出てくるとは思わなかった。頭が悪くても、お前が憎たらしいなんて言って良い気分にならないくらい理解できる。それに先程も話した通り、質問は面倒くさい。何を答えろというのだろう?学校の話?学校にはあまり行ってない。好きな食べ物とか些細なことを聞かれても肉とかくらいしか答えられないし……それを知ってどうなるわけでもないだろうに。知りたがりな貴女に呆れた目を向けていると、何かを差し出してきた。彼は無意識に、何も考えず首を傾げながら手を伸ばした)
「……おい、ちょっとまて、何とんでもないもん預けてんだッ!!何考えてんだテメェ!?」(じゃらりとした感触に訝しげな表情で手のひらを見る。そこには一個の腕時計、それがなんなのか理解に時間がかかる。そして理解すれば、怒りというよりは困惑の色が強い声を荒げて、そちらに顔を向き直す。すでに貴女はジェットコースターの傍、もうすでに乗る体制入っていた。馬鹿なのだろうか?これがないと困るのはそちらなのではないのか?自分の知る女性は皆自分を困らせる行動を起こす才能を持っているとでもいうのだろうか?思わず唸りながら無理矢理ポケットに突っ込む。壊れないだろうなと、ヒヤヒヤした思いで握り締めながら、急いで乗り込んだ。絶対こいつとは気が合わないし、さっさと乗って突き返して帰ってやろうと思いながら) (6/11 01:26:28)
緋染 陽>
─(ジェットコースターとは、スタートとゴールが基本的には一緒のものであり。それ即ち1周するまで終わらないものである。)「も、もう乗りませんん…!!」(少女はふらふらとした足取りでジェットコースターから降り、目を回していたことでしょう。実際に目は回っていないけれど、ちょっと少女にジェットコースターは早かったようです。)「はぁ。ジェットコースターが楽しいという人はきっと心臓が鋼で出来てます。少なくともわたしには耐えられそうにありません。あ、」(くるり。少女は貴方の方に振り向いて、それ、と貴方が先程ポケットに入れた時計を指さします。)「暫く預けておきます。返したかったらちゃんと授業に出てください。あと、わたしのこと知ってください。」(貴方は、今日少女に話しかけたことを後悔することでしょう。どう考えたって貴方と合わなくて、どこまでも真っ直ぐな少女は、ふふん、と得意げに語りだします。)「もちろん、今無理やり返してくれても構いませんよ?でもその場合は、サボってる時に探し出します。先生にチクります。たくさん人のいるところで平山くんの名前を叫びます。」(この短い間で、貴方の嫌がりそうなことはなんとなぁく分かりました。めんどくさいこと、目立つことが恐らく嫌い、もしくは苦手だと少女は検討をつけます。)「それが嫌なら!!」(ずいっ、と。)(少女は右手の小指を差し出しました。)「1週間のうち、どこかの…休憩時間でも、放課後でもいいです。どこかの時間で、わたしとお話してください。平山くんのことを教えてください。そして、同時にわたしのことを知ってください。…それで。」────「一緒に“ヒーロー”になりましょう?」(時計が貴方の手にある限り、少女はただの少女です。ディスコードの使えない、無力なヒーロー。少女が憧れたヒーローともかけ離れています。)(でもそれは、貴方も同じこと。つまりその時計が貴方の手にある限り、少女は一般人という括りになるわけです。)「先生には上手くいっておきますから。…ね?」>平山くん (6/11 01:44:56)
平山 平治>
「俺はお前のせいで別の意味でヒヤヒヤさせられたぞ畜生……はぁ?お前、マジで何言ってんの?」(ジェットコースターというよりは、一回転するところでこの腕時計が真っ逆さまに落ちないかとか、落とさないように握りしめる際に壊れないかとか。別方向のドキドキと冷や汗で物凄く心臓に悪かった。今日ここで死ぬのでは?と錯覚を起こすくらいには心臓がバクバク音を鳴らしていて、二度と体験したくない体験を味合わされた。はやくこれを突き返したい、なんなら走って逃げてベッドにダイブしたい。そう思っているのに、『暫く預けておきます』と。本気で理解できないという感情、本気でそれは勘弁してくれという感情が合わさり、きっと今の彼はもう二度見られないレベルのひどい顔をしているだろう)
「いや、あークソッ……話もする!授業にも出る!!お前がする質問にも答えるし知るために色々聞く!!!だからこいつは持ってろ、お前以外の迷惑にもなんだろ」(貴女の条件は、二つ"一緒にヒーローになる"それと"しばらく時計を預かる"。それをのぞいたら、全部彼はのむと答える。それだけ無視したのは意図的か無意識か、とにかくそれ以外については望み通りにする気はあるようだ。だから持っておけと時計を突き返す。これを持っていたところで自分は得しない、勿論貴女も得することはない。貴女がいなければ救えるものも救えなくなるだろう。仮に、そう仮に何か察して貴女が同情心を向けていてそれを預けるというのなら。彼はそれを何より許さないだろう) (6/11 02:12:46)
緋染 陽>
─(最初にひとつ、訂正するとするなるば、少女は決して同情で貴方に時計を預けようとした訳ではありません。“時計が邪魔”で、“貴方と友達になれない”と判断したから預けようとしました。)(けれども、貴方の言うことは最もです。自分だけならまだしも、自分以外にも迷惑がかかってしまう。これは少女も望むところではありません。)(貴方と時計、2度、3度…そして4度。繰り返し視線をさ迷わせて、ようやく、渋々と貴方から時計を受け取ることでしょう。)
「…わたしの能力は、相手を標準化することです。」(─それは徐に。突然に。少女は少しずつ語りだします。)「パワーアップした人たちを元に戻します。逆に、弱体化した人たちを標準くらいまで引き上げることが出来ます。」(すり、と時計の表面を少女は撫でるでしょう。そして、そのパチリとした瞳で貴方を見るのです。)「覚えておいてください。わたしが、わたしがもしもパニックになったり、慌てたりして、ちゃんと使えなかった時。…平山くんが、使えると判断した時。その時、わたしのディスコードの名前を呼んでくださいね。」(それはきっと、貴方が口にするには少しだけ恥ずかしい名前。それでも、少女は貴方のことを信じているのです。万が一、億が一かもしれないそんな状況が訪れた時。)(─きっと、貴方はこの名前を呼んでくれると、信じています。)(──────“トゥルー・ラブ”)>平山くん (6/11 02:24:27)
平山 平治>
「……強ぇじゃねえか、なんだよ急に」(彼は現場に居合わせたことは殆どない、しかしネットを見ることは多いので、事件のことに関してはある程度情報を持っている。一番危うかった触手を操るカミサマの時は、自分も避難していたためその強大さはわかるだろう。それらの力を少しでも削げる、逆に弱った仲間を助ける事もできる。一人で扱うには難しいが、仲間がいるなら途方もなく強い能力だ。……で、なぜそれをいきなり自分に話すのか。自慢したいのか?と煽ってやろうかと思ったが、そんな雰囲気ではない。ぱちりとした貴女の目とは対照的に、彼の目は細くなり不機嫌そうなのが見て取れるだろう)
「はぁ、なんでお前が俺にそこまで言うのか全然理解できねえけどよぉ、覚えていたらやってやる。覚えていたらだがな!……今日はもう帰ろうぜ」(貴女の気持ち、何も理解できない。仲良くしたいなら生徒に他にもいる、真っ当にヒーローやってるやつらと一緒にいればいい。自分みたいな半端者に構う理由も頼み込む理由も、脅しまがいの事をしてまで誘うのも。何にもわからないから、覚えていたらという最低限の条件をつけて頷くしかない。疲れたというのを隠そうともせず、出口に親指を向けた。侵蝕は始まっている、長居は危ないのは理解できるだろう。どうせ帰りも質問攻めするのだろうし、今日は帰らないかと話す) (6/11 02:44:37)
緋染 陽>
「ふふん、わかりませんか?」(まだまだですねぇ、と煽らんばかりの口調で少女は語り出す。)「いいですか?……わたし、多分現場に居合わせたらパニックになります。それこそ、ジェットコースターに乗った時みたいに。最初は意気込んで行くんですよ、やってやるぞ〜!って。…でもその後、動けなかったら、ただのお荷物じゃあないですか。」(それだったら、最初からいない方がいいんです。その方が楽だから。その方が、ヒーローたちにとっても有益だから。)「…でもそんな時に、自分を冷静にさせてくれる人がいたら…って考えたんです。そこで!平山くんに頼んだわけですね。」(まぁ全然、胸を張って言えることではないですけれど。)(ヒーローたるもの、覚悟は出来ていたはず。夢物語でないことも、もう子供でないから知っています。) 「…まっ、そうですね。覚えてたら、お願いします。」(少女は無理強いはしません。覚えるとか、約束だとか。そういうのが意外と大変なのはよぉく知っているからです。)「コンビニ寄って、好きなアイスについて語りながら帰るなら、帰ってあげないこともないです。」(わがままだと、めんどくさいやつだと思われても良いです。と言うかこれくらい図太くないとやっていけません。)「…帰りましょうか、平山くん。」>平山くん (6/11 02:57:52)
緋染 陽>
─(少女の見目は特に可愛いだとか綺麗だとか…いえ、確かに可愛くはあるでしょう。だけれど【容姿端麗】ではありません。)(ライセンス【魅了】。それは花が蝶や蜂を引きつけるように、少女には放っておけない何かがあるのです。)(そんな少女がしょんぼりと大きな瞳を伏しがちに落ち込んでいるのです。だから周りの人たちもそわそわ。お前いけよ、なんて声がすこぉしだけ聞こえるかもしれません。)(──ですが、少女は貴女を見つければ、その瞳をぱっと見開いて、そしてパタパタと駆け寄るのです。)「ッ…っ、……ぇ、エレナさぁんんんん…」(そして、せき止められていた水が決壊するように。貴女の元までくれば、ぽろぽろとその瞳から涙をこぼすことでしょう。)「わ、わたし、大丈夫だとか、へいきとか、いって、たすけられなくて、っえれ、えれなさん、たすけようとしてくれたのに、!」(少女は憂いていました。先日の任務のことを。)(少女はあの子を助ける気でいたのに、それは叶いませんでした。目の前で消えてしまったあの子のことを、どうして忘れられるというのでしょう。)(────だから、あの時あの子のそばにいた貴女を見て、思い出して、耐えていたものが壊れてしまったのです。) (7/3 20:25:09)
エレナ>
心配して来てみたその通り、泣きじゃくっている女の子が居た。自分が悪いとかそういう話じゃないだろうに、この子は私は助けようとしていた、私ならどうにかなったかもしれないところを邪魔してしまったかのように口にするのだ。『……違う。』もうどうしたらいいか多分分かっていない女の子には、優しく抱きしめてやるしかない。真綿のように緩く渡した両手に反して、毅然に、切りつけるようにそうじゃない、と口にした。『私が居たからって、私の言う通りにしたからって、どうにかなったかなんて分からなないし、貴様より私が酷い結果を導いたかもしれない。』その逆も然り。確かに、その時出来なかったことは出来なかったこととして責任もあるし罪悪もある。だとしても『でも、……いや、だからこそ。亡くしたものを、自分の選択を、後悔だけはしちゃいけない。確かに失敗したかもしれなくても、貴様があの日本気で頑張ったことは、貴様が大事にしてやらないでどうする。』『……悩んでもいいし、泣いても甘えても構わない。だから、あの時誰かを助けたかった自分だけは大事にしてやれ。』 (7/3 20:35:42)
緋染 陽>
「ぅ〜…!!でも、でもぉ、」(貴女が何を言ったところで、少女の心が慰められても──それでも、今はただ、感情的に泣くことしか出来ないのです。)(『でも』『だって』『もしかしたら』)(そんな未来がある限り、少女の後悔は晴れません。いつの日か、その後悔が晴れる時が来たときは、その時は少女が大人になった時でしょう。)(─けれど、少女はまだ17歳の、少女なのです。)(だから、真綿のように包んで抱きしめてくれる、貴女に甘えるしか、縋るしかないのです。)「どうしたら、たすけられたのかなぁ、」(どうしたら生きてくれたのでしょうか?少女の疑問はずぅっと続きます。そしてそれに答えを返せるあの子はいません。)(ぎゅう、と。)(貴女を抱きしめて、その小さな身体を埋めて、泣いて、甘えるのです。)(──貴女がそれを、許してくれました。)「──ヒーローに、なりたかったんだけど、なぁ」(少女はあの子のヒーローになれませんでした。…それを悔やんでも悔やみきれないほど、後悔だらけなのです。) (7/3 20:47:12)
エレナ>
『そう泣くな。可愛い顔が台無しだ』困ってしまって、それと同時になんだか誇らしいような、擽ったいような感情が湧いて。背中を優しく撫でながらあまり泣くなよと口にした『ヒーローになれたか、か。』君はヒーローにはなれなかったのかい?と、語りかけてやることは多分出来るだろう。それでも君はヒーローだと肯定してやることも簡単だ。けれど、彼女に口にするのはまた別の話。_____より虚しく、惨い話だ。『私も、ヒーローのなり方なんてものは、正直よく分からないんだ。私の場合、ヒーローになった理由は、罪悪感だったんだ。強盗が小さい頃に私の家に入って、偶然来ていた私の友達が、代わりに刺されてしまったことがある。友達を見捨てた。すぐ隣の部屋で、助けてくれと呻く声に手を伸ばさなかった。』私にもよく分からないなと呟いた。ヒーローにどうなるのかなんて、今でもさっぱりだ。だから『脅迫観念みたいに強くなって、強くならなくて良い人にも嫉妬したし、自分の手を借りなくても大丈夫な人ばかりになるのだって怖かった。』『いや、過去形なんかじゃなく、未だに正直、こういう気持ちは捨てられてなんてない。』『でも、それでも。』『ヒーローを目ざしたのは、呪い(ねがい)だったんだと思う。あんな惨い状況を覆したい、誰かに手を今度こそ差し伸べたい。だから、それを繰り返してたら___感謝されたりすることも増えるようになった。』『だからきっと、誰かを助けるヒーローになるためには、自分が助かるための理由が必要なんだ。貴様だって、心の___原点になるものはあるんじゃないか?』 (7/3 21:10:35)
緋染 陽>
「呪い(ねがい)、」(貴女の語る言葉を、ぽろぽろと静かに泣きながら、それでも真剣に聞いていたことでしょう。)(心の、原点。)(──少女は考えます。自分の原点は、一体何でしたでしょうか?)「わたし、わたしは、」(─ゆっくり、言葉を紡ぎます。どうしてヒーローを目指したんでしょうか?どうして、なりたいと思ったのでしょうか?)「……私は、真実を愛しています。」「うそは、きらいです」(だから、救いたかった。救うと決めた自分の心に嘘をついてしまったようで、悲しくて悲しくてたまらなかった。)「──たすけてくれたヒーローが、怪我をして、それを隠して…」(それから。)「……倒れてしまった、から」(少しだけ、苦くて暗い、思い出したくない、でも、覚えておかなきゃいけない記憶。)(あの日、あの悪夢の7日間でたすけてくれたヒーローは、少女を助けてくれた時についた傷が起因で死んでしまいました。)(でもヒーローは、笑顔で大丈夫だからと嘘を付いたのです。)(……だから、うそは嫌いなんです。嘘をつかないでほしいんです。真実を、話して欲しいんです。)(────だから、貴女の過去を聞いて、ぐしぐしと、涙を拭きます。)「ッ私は、たった今!えれなさんに助けられました!」(ぎゅっ、と貴女の手を握ります。)(それはまるで、この前のあの子の手を握る時のように。)「私の、助けて欲しいという声に、応えてくれました。」「だから、ありがとうございます。」(──もう、泣くのはやめにしましょう。あの子の為に、この後何ができるかまだ分からないし、後悔は引きずっているけれど。)「─────エレナさん。」「助けてくれて、ありがとうございます。」(─少しでも、貴女の罪悪感が、感謝で埋まりますように。)(そう、願いましょう。) (7/3 21:25:04)
エレナ>
『……そうか。』黙って話を聞いた。確かに、ヒーローなんて連中は強がりだし無鉄砲だ。だから、大丈夫大丈夫なんて言っておいて死んだり、心配ないよと言って心を壊したりする。そんな存在だと、身に染みてわかる。だって私も_____言ってしまえばそんな感じの人間だから。『私が、そうか。貴様を助けられたんだな。』手を握られて、私は貴方に助けられたのだと少女は口にした。ありがとうございました、と、繰り返し言った。……どうしてだろう。いつもたくさん貰っているはずの「ありがとう」が、いつもたくさん傷ついて貰えるはずの「ありがとう」が。こんなにも簡単に、こんなにも真っ直ぐに私に向けられている。「こんな私にゴメン」と、感じている。謝りたいような気持ちになる。これを感謝というのだろう、これを救いというのだろう。 『なんだか、救われた。ほら、人に自分の悪い部分を話すのって、難しいし、勇気が居ることじゃないか。』嘘をつかないで欲しいと、そう彼女は言った。信頼とか仲良しとかそういうものであればあるだけ強がってしまう私は、本当は『本当は、痛いのだって、戦うのだって怖い日もある。別に私が頑張ったからって誰かのためになんてならないんじゃないか、とか。色々悩むことも、本当はあるんだ。』そんな言葉が1番欲しかったんだ。『……でも、そういうのを中々口に、できなかった。不安がったらダメだって、弱いところを見せたらダメだって、思ってた。』 『……へへ、なのに、なのに、さ。ありがとうって、言ってもらっちゃったァ……。』ぐずるように笑った顔は、不格好で、なんだかしまらなくって。いつもとキャラも違かった。でも、それでも______ (7/3 21:45:14)
緋染 陽>
「はい、たすけられましたよ。」(ぎゅう、と、少女からしたら強く、貴女からしたらきっと弱いその力は、少女なりの精一杯。貴女にこの温もりが、気持ちが、伝わりますようにと願いを込めて、優しく強く握ります。)「───ヒーローだって、救われるべきなんです。」(これは、少女の持論です。そんなことないと否定する人もいるかもしれません。理解できない人もいるかもしれません。)(でも、そんなものは関係ないのです。だってこれは、少女が考えて考えて、たった今見つけた、少女なりの【成りたいヒーロー像】なのですから。…誰に否定されようと、1度決めたのだから目指してやりましょう。)「不安がっていいんです、弱い所を見せたっていいんです。怖がっても、────泣いても、いいんです。」「…私、今決めました。ヒーローを救えるヒーローになりたいです。」(少女に一般市民を救うほどの力があるでしょうか?…それは、否、かもしれません。)(すぐれた知識もありません。特出した力もありません。ディスコードだった、みんなの力をトントンにするものです。)(それでも、心は寄り添えます。…そう、信じています。)「無茶をするヒーローに、我慢をするヒーローに、ストップを掛けられるような、」「─────大丈夫じゃない時に、大丈夫じゃない、って言ってもらえるような、ヒーローになりたい、です。」(───だから、続けます。目の前にいる強がりなヒーローを救うために。)(もう、一番最初の泣きじゃくっていた小さな少女はいません。今ここにいるのは、──────────────。) (7/3 21:57:18)
ヴェリテ>
「今まで、沢山たーくさん、色んな人を救ってくれて、ありがとうございます。」「今、少しだけでもいいです。強がらないでください、嘘をつかないでください。……ヒーロー、《バーバ・ヤーガ》、」 「───少しだけ、おやすみ、しませんか?」(太陽を思わせるような、きらきらと輝く瞳が、貴女を真っ直ぐと見つめることでしょう。) (7/3 21:57:56)
エレナ>
『ああ。きっと、なれるさ。貴様なら……望んだ数だけ、誰かのヒーローを助けられると思う。』微笑。誰かが自分の歩く道を見つけられたことを嬉しく思う気持ちと、きっと彼女は真っ直ぐに歩いて行けるんだろうという少し寂しい気持ちと。誰かに私も助けられていいんだって喜び。ああ、そうだ____君を支えると、自分も力になると、たくさん言ってもらっていたのに。なんだって今の今まで、それは「ダメなこと」なんだって自分から蓋をしていたんだろう。『ヒーローをやることが辛いわけでもさ、嫌なことだって訳でもないんだ。誰かを助けられたら嬉しいし、誰かのためになれたらっていう夢は____きっと、嘘なんかじゃないと思ってる。』『色んな人に、私も一緒に頑張るからって約束もしたし、これからきっと頑張って歩いていかなきゃとかも思ってる。だから……私自身、大した嘘なんてこれまでもついてはないと思うんだが。』それは悲しい話をするようではなく、子供の時、いたずらをした思い出を語るように軽やかに。『何回も、大丈夫って言っちゃったし、私が助ける側なんだ、助けられてちゃダメだからって、私を助けようとする人に出会う度に考えてた。』""「君が救われないなんて"ダメなんだ"。」「俺を救った君が、君以外の誰にも救われないなんて俺が許せない」"" あんなにかっこよく言ってくれた誰かさんもいたっけな。『______秘密やら、強がりやら、着飾る必要なんて別にもうないか。』『あーあ、山落ち、最初から馬っ鹿みたいだな。私は強くあろうとする私が大好きだし、可愛い子や甘えてくれる子だって大好きだし、あれこれチヤホヤされんのも好き。KOも大好き。それに、悲しい理由一々付けてんのはダルいだけだ。もっと気楽で、簡単で。しんどい時には寄りかかってればいい』『隠し事が美人を作るなら、もうとっくに一番欲しい彼(の)は手に入れてるし、そもそも私最高に美人だっつってんだよ、バーーーーカ!』ケラケラと笑いながら、遠くに向かって悪態をついた。どこか遠くの空に、抱えてきた鬱屈が消え去るように。『……なんて、オフレコにしろよな。』 (7/3 22:31:58)
ヴェリテ>
─(真剣に、時折釣られるように微笑を浮かべながら…少女は、貴女の言葉を全部受け止めて、抱きしめたことでしょう。)「エレナさんが、大丈夫なら私はそれを後ろから見守っています。でも、もしも辛いなら、」「…寄りかかってください。」(上手に言葉は選べているでしょうか?伝わっているでしょうか?)(ほんの少しの不安を抱きながら、それでも、それでも助けると決めたのだから…ヒーロー『ヴェリテ』は続けます。)「最初から、エレナさんはとぉっても美人さんですよ!……それに、どこか吹っ切れたみたいで、もっともーーっと、美人さんになったように見えます。」(えへ、と。)(恥ずかしそうにしながら、それでも言葉を濁さずに伝えましょう。出会った時から、貴女は美しい。)(─それは、もちろん見目だけの話ではありません。強くあろうとする心、強くあろうとする努力。その全てが、美しくあります。悪態をついたって、それは変わりません。)(何せ貴女は、最初から最後まで、貴女のままなのだから。)「────はい、秘密ですよ。」(嘘はつきません。)(真実を愛する者につくディスコード『トゥルー・ラブ』に誓って守りましょう。) (7/3 22:44:52)
エレナ>
『……ああ。なら、遠慮なくそうする。ただ、私はあまり自分からアレコレ説明するのが得意な人間なんかではないからな。いきなりブツっと電池が切れたり、急にベタベタしっぱなしになるから。その辺りご理解いただけますように』なら遠慮なく、と答えた。泡の立つ瀬がないような気も、ある意味こう、もう彼氏だから寧ろ安心してぞんざいにしている気もして、複雑だけれども。……結構充実しているのは私が嫌な奴だからか。『ふふ、嬉しいことを言ってくれる。』『そんな可愛いこと言われたら、なんだか帰したく無くなってきたな……。』冗談、と言ってくす、と笑んだ。自分に厳しいにしろ厳しくしかたはあるだろうし、悲しむにしろ悔しいと思うにしろやり方はひとつじゃない。全部が全部、毎日引きずらなきゃならない理屈なんてないし。少なくとも、あの子は私ががんじがらめになるために死んだんじゃない『ね、今日この後空いてたら……映画見ようよ。できたらご飯食べた後にナイターで、スッカスカの映画館でさ。今話題の泣ける恋!みたいな、スッカスカの映画見ようぜ。あー、後、こう、何?』私は私なんだと、ヒーローになりたい私も、強くありたい私も、めんどくさい私も私でしかないんだと、呆気なく、あるいは潔く少女は笑った。『女の子っぽい遊び、色々教えて貰えるか。私は、私の好きな物やなりたいモノに嘘つくのだけは、もう辞める予定だからな。』少女は、失敗を呪っている。ならば無論、1度しかない人生、嫌なことやらつまらないことに構っている暇はないんだと_____さあ、遅ればせながら合図は鳴った。なら、私は私に向かって走り出さなくちゃ。 (7/3 23:19:16)