麻宮こはる

RH♡DANTHE

麻宮 こはる> 
( ” 課外授業 ” と言う名目の修学旅行で訪れた先は、中国。なんでも 月祭り というこの国では特別な行事の最中だから、と先生は言っていたっけ。どこもかしこも人で溢れていて、街を闊歩する人には中国風の装いをした人が多いように見受けられる。中国の面積は日本に比べ25倍ぐらい。だから遠方から中心街にたくさんの人が集まるんだろうね。ホテルの類はどこも満室で、学校の生徒を全員受け入れられるだけの施設はなく、そこで手を差し伸べたのが姉妹校、とでもいうべき、中国のコード高等専門学校だったとも。ともかく、無事に修学旅行が敢行されるという話に安堵したことはこはるの記憶に新しい。)( 修学旅行なんていうのは、こはるにとっては特別な行事だったから。)( 『家の都合』なんて誤魔化されちゃあいただろうけど、なにせこはるは研究所の生まれだから。監視の目の届きにくいところ、まさか国外だなんて、今までなら許されるわけもなくて。それもこれも、コード高等専門学校という、研究所とこれまた仲の良さそうな学校だから許されたことなんだろうね。)「 …………………、きれい、」( とくん。)( とくとく。)( 言葉や写真でしか見たことのない光景を肉眼で見るとき、こんなに人は感動するものなんだなあ。たった3文字のその言葉はほとんど無意識の中で零れ落ちた。初めての光景に胸は確かに高く鳴る。通り過ぎる人々は聞き馴染みのない言葉を話して、服装も日本の流行とは異なるものだから、寮の中にいる時は大した実感も持てずにいたけれど。五感で受け止める異国の情緒に圧倒されて、…………こはるは、ただひとり、呆然と立ち尽くすしかできなくて。一人で来たのは失敗、だったかなあ。)( セーラー服という、ジャージやブレザーが制服の主流だというこの国では異質な服装。また16歳にしては完成された容姿(【探索ライセンス:容姿端麗×3】)も相俟って、その少女は一際人目を引くだろう。)(──────────要は、浮いているわけだ。)( 外国は治安が悪いという。)( 近くには1人きりの少女に手をかけようというよからぬ輩がいるかもしれない。)( さて。)( 少女の纏ったセーラー服は君も日本のコード高等専門学校内では目にしたことあるだろうデザインだけれど。君は、『 スーパーダーリン 』は、どうする?)」   (7/9 21:39:54)


三緒 螢> 
【三緒螢は誰かを愛したい。】……その物語は、途中でおわりにされてしまったか、あるいはまだ開かれてすらいなかった。学校中を席巻する色とりどりのヒロイックでセンセーショナルな英雄譚の内訳が誰の何の話かも、修学旅行が敢行された経緯もよく解らないまま、しかしちゃっかりとお楽しみには乗っかる案外お気楽な一般生徒がこの三緒螢であった。人付き合いは苦手な方ではないつもりだけれど、やはりディスコードが使えない事が、多少なりとも引け目に近い距離感を産んでいるのかもしれない。有り体に言えば、螢も周りから浮いている――ここが異国じゃなくたって。きみだけじゃない。「……!!」噎せ返るような人波の中、観光客向けの華やかな赤い光に照らされたセーラー服の少女を見つけ、螢は目をみはった。人波に逆らって、駆け寄って近づいてゆく。迷子のお姫様をやっと見つけた王子様――物語はここからはじまる。……となれば、どんなにロマンチックだっただろうか。「ほはぁぁぁあ……日本人だぁぁぁああ……」そのときの螢の表情ときたら、まるでやっと飼い主を見つけたはぐれ犬。あれよあれよと押し売られた、ぱんぱんに膨らんだ甘栗の袋を片手に持ち、俯いたきみの制服の背中側の裾をつんとつまむと。「…………やぁ!」ぱっと顔を上げてとびきりの笑顔をきみに向けた。【ハンサムスマイル×3】「はぁっはぁっ、きみ、はぁ、同じ学校の子でしょ?班行動はしてないの?一人で困ってるんじゃないかい?……女の子が一人で出歩いたらあぶないよ。よくわからないうちに大量の甘栗を買わされる事になる」そういった後、片手に持ったまだ温かい甘栗の袋に目を向けて、ばつが悪そうににへっと笑った。「あ、これはその、自分で買ったんだよ。……た、たべる?」   (7/9 22:12:30)


麻宮 こはる> 
三緒さん>( ふうわりと。)( 鼻腔をつつく香辛料の類の香りに、空腹は誘われたみたいで。モヤのかかったみたいに鈍った思考が無理に晴らされる気配。くぅ、と間の抜けた音が小さく鳴って、ちょっぴり、恥ずかくなっちゃった、けど。同時に今からすることを見つけられたみたい。肩にかけたサッチェルバッグのベルトをきゅうと握りしめて、真正面、人の波を見据えた。………でも、やっぱり、ひとりで来たのは失敗だったみたい。右も左もわかんないや。)( ずっとここに居る訳には行かないから。一歩、踏み出そうと決めて踏み出しかけたその瞬間に。)( 『ほはぁぁぁあ……日本人だぁぁぁああ……』)( くい、と制服の裾を引かれる感覚。異国の地であるというのに、鼓膜を揺らしたのは聞き馴染みのある日本語で。同じ学校の人かなあ、なんて。呑気に振り向いては、貴方の素敵な笑顔─ハンサムスマイル─に負けぬよう、微笑みを浮かべた。)「 ………………、…………………………ああ、えと、………三緒、せんぱい。 」( 名前と、その笑顔と。記憶の糸を手繰って、手繰り寄せて、貴方の名前を呼んだ。)(というのも、16歳の女子高生には恋バナは美味しいお菓子のおともだから。どの部活の何とか先輩がカッコイイなんて話は勿論だけど、笑顔も、声も、身のこなしも、そのどれもが同性でさえ惹き付けるだけの魅力的な貴方の存在が話題に挙がらないはずはなく、こっそり、体育の授業中の貴方を見ていたこともあったもので。)( まさか、甘栗の押し売りをされて断れないような人であるとは、思ってもみなかったけれど。)「 オトモダチは、…………はい、色々と現地の買い物がしたいみたいで。繁華街は後日、と言っていたので。 せんぱいこそ、おひとりなんですか?」( 大量の甘栗に驚くようにぱちぱちと大袈裟に瞬きをして見せては、その後、貴方からの問い掛けには苦笑いを浮かべて応対を。)( 1人の方が何かと楽だったから、なんて。まさか、一方的に認知していたとはいえ対面こそ初めてな貴方には言えるはずもない。)( ” いただきます ” と両手を合わせてから、貴方に差し出された甘栗を受け取っては殻を開くべく筋に爪を差し込んだ。カパリ、綺麗に中身が顔を見せたなら。それを咀嚼しつつ、貴方にも問いかけを返した。)   (7/9 22:42:27)


三緒 螢> 
「あ、知ってくれてたんだ、自己紹介の手間が省けたね。悪いうわさ付きじゃなきゃいいけど」言いながら微笑むと自分も甘栗をひとつ手にとり、殻を割ってぽんっと口の中に入れ。「そうなんだね。うん、ほたるも一人だよ。なんかさ、びびっとくる良い出会いがあったとき、二人っきりのほうが都合いいだろ」ディスコードの件は周知というほどでもないけれど、特に隠しているわけでもない。きみが噂好きならあるいは知っているかもしれないが、知らなくてもそのうち知る事になるだろう。きみの返答はとくに目的があるような感じでもなかったし、勧められるままに甘栗を口にするくらいだから、話しながらなんとなく人波から避ける隅のほうへ招くのは簡単そうに思えた。ちょいちょいと手招きつつ、壁に背をつけ肩越しにきみを見下ろした。「それで。”予定はない”っていうふうに聞こえたんだけど、合ってるんなら名前でも教えてくれないかな?後輩ちゃん」 民族性ってやつなのだろうか、道行く人たちはみんな声が大きくて、少し怖いくらい賑やかだ。そんな中でも、螢の声はよく通るほうだ。もちろんきみの声だって取りこぼさない。「ちょっと冒険しに行かない?」余談であるが、この女、自己肯定感のかたまりである。だから”せっかくの修学旅行、仲の良い人と回りたいんじゃないかな~……”なんて遠慮は露ほども思わずに、きみが一人のほうが都合が良かろうと悪かろうと、もう既に、すっかりエスコート気分。――どうか悪く思わないでほしい。《良い出会い》ってのは、こっちにとっては死活問題なんだから。   (7/9 23:08:22)


麻宮 こはる> 
( 貴方に誘われて中央の人通りの最も盛んなところから、少し隔離されたような雰囲気のある片隅へと足を運んだ。それから徐にサッチェルバッグから半透明のポリ袋を1枚取り出しては、甘栗の皮をぱらぱらと零して空気を抜いて口を縛り。再び鞄のなかへ。スリにあっては困るから、バッグがカチャリと確実に閉じられたことを視覚と聴覚で以て確認を。一度鞄の方へ俯かせた瞳を持ち上げては、両手でバッグのベルトを握った状態で45度よりもう幾らか深く頭を提げて、謝罪の言葉を、貴方に。)「 ………失礼しました。こはるは、麻宮 こはる、と申します。 ” 良い ” 噂はかねがね。」( 名前を貴方に告げることに併せて、貴方はどうやら悪い噂が流れていないかと危惧しているらしく見られたから。安堵をもたらすよう、良い噂を頂いてることは謝罪のお詫び、ある種サービスとして貴方に伝えておくとしましょうか。)「 さて、自己紹介は済みましたから。」「 ──────エスコート、してくださりますか?」( ” 冒険を ” と誘ったのは貴方なのだから。そう言わんばかりに片手を貴方に向けて差し出した。忠誠の口付けなんていない。ただ貴方に掬われるために、その手は在る。)(『二人っきりのほうが都合いいだろ』)( 貴方の紡ぐ言葉が。人波を避けて招くだけのその仕草が。ひどく手慣れたようで、苦しかった。)( きっと貴方は、わたしの王子さまじゃあない。こはるには、そういうのってわかるのよ。(【探索ライセンス:女の勘】))( でも、もしかしたら。)( その手には、微かな希望も込められている。)   (7/9 23:33:25)


三緒 螢> 
ひとまずナンパ成功!とはあまりに幸先良く、螢は一瞬ぽけっと表情を緩めた。「……あ、ああ。もちろん!へぇ、こはるちゃんね。ほたるとこはるか……なんか似てるね。そうだなぁ、じゃあ、はるって呼んでいい?」と思えば次の瞬間には引き締めて、差し出された手をとる。きみが螢のディスコード事情を知っているかどうかは定かではなかったけれど、そうでなくともそのやけに甘い声のトーンは、秋波を送られている事くらい悟らせるには経験であったはずだった。そして相手の反応は、今までのパターンで言えば以下の通り。①そもそも鈍感でナンパされている事に気づいていない――きみの雰囲気からして、なんとなくこれは除外できそうだ。②同性だからと本気にしていない、ほんのロールプレイの一種だと思っている――これはありえる。だけどそう思ってもらっていた事でかえって有利に事を運べた経験もあるから、焦らず適当に探りを入れておこう。③気づいた上で一線を引く――だとすれば、そのサインがもうすでにあるはずだ。無いってことは、たぶん”ナシ”じゃない。なんせほたるはハンサムだし。④気づいた上で、試されている。――…… (うん、この線が濃厚だな) 社交辞令を真に受けるばかになりたくないとか、もっと強引でドラマチックでなくてはいやだとか、女心は実に複雑だ。推理なんてすればするほど裏目に出て、拗れる事も思い知ってる。スーパーダーリンなんてヒーロー名にしたのは、そんなのぜんぶ受け止めてとことんばかにだってなってやるって覚悟だ。相手がきみかどうかは神様にだってわからないだろうけど。試されてるなら、望むところだ。螢は口の端をにっと上げ、歩きながら繋いだ手をぐいっと引っ張ってきみともっと近づいた。「どこに連れて行かれるかわからないのに承諾するなんて、けっこう肝が座ってるね。どうする?ホテルでも行く?」くつくつ喉を鳴らして、決して小さくはない声で。「優しくしてあげるよ、あ。優しくないのがお望みならそっちも大歓迎」まるで周りに聞かせるみたいに言い放って、いたずらっぽい顔でくしゃっと笑った。「大丈夫。日本語で喋ってるんだ、どうせわかりやしないよ」……とまあ、このくらいはジャブだ。もう攻略対象の一人としてロックオンしたからには、愛し合うかの殺し合うか試してみるくらいじゃなきゃはじまらない。まずはそっちのスタンスを明らかにしてもらおうじゃあないか。冗談にしたけりゃそれも一興だ。はらわた引き摺り出してやる。   (7/10 00:15:04)


麻宮 こはる.> 
「 呼び方なんて、お好きにどうぞ。こはるの方が後輩、ですし。何より親しい感じがするでしょう?特別な呼び方、って。」( こはるの名前は、別に意味を持って付けられたものではないので。16年経った今でも愛着が湧くことはなく、彼女が 麻宮こはる という名前とは全く別の名前をこはるに与えたとしても、同じ言葉を返すつもりだった。こういう時、 ” 後輩 ” の立場は免罪符になり得るもの。後輩じゃなくたって、貴方とこはるの距離が縮まった証だと話せば。そうしたら、誰も理由には触れてこない。そういう風に、奥底の本質的な部分には触れさせないように逃げて、こはるは他者との関わりを築いてきた。)( それからは成すがまま。繋がれた手に導かれて、貴方の背を追っていれば。)( 不意に貴方との距離がぎゅうと縮まった。)( 振り子、みたいね。)  ( 嘆息をひとつ。)( ホテルへのお誘いには、静かに首を横に振った。)「 ………… ね、せんぱい。」( 貴方は別に、こはるじゃなくたっていいんじゃない。)( ” 日本人 ” なら、誰でもよかったの? それとも、 ” コード高等専門学校の生徒 ” なら、誰でもよかったの?)( 苦い。)( レモンや梅を見た時、酸っぱいと感じて唾液が分泌される時に似た感覚。)( 一途に愛せないひと。試すようなまねをする人。)( 恋物語─ラブロマンス─の中じゃあそんなのって絶対に有り得ない。)( 喉がやけに水分を求めてる。心がざらざらに乾燥して、ヒビ割れちゃう。)( だって王子さまは、そんなことってしないッッ!!! )( なあんて。どんな感情も飲み込んだ。今どれだけ苦しくたって、胃酸で溶かしちゃえば、もう明日には気にならない。)「 ──────こはる、知ってるんですよ。」( 良い噂、なんてさっきは言ったけど。それはあくまでも恋愛的なお話。学校のカリスマを決めるような、憧れにも似た話。まさか恋バナの好きな女子高生が、噂話だけ好きでないなんて、誰が思うんでしょう?)「 ディスコードが使えないらしいですね? 」   (7/10 00:55:29)


三緒 螢> 
呼び方『なんて』?『お好きにどうぞ』? 螢にとって、名前に愛着があるかないかなどといちいち取りざたする場面には思えなくて、なんだかつれない言い方だなと思った。だからこそ、親しい感じがするとか、特別だとか、いう言葉がかえって取ってつけたように感じて目を細める。誘いに対しても、ばかじゃないのと笑うでもなく、憤るでもなく。苦笑い、ため息、言外の拒絶。察してくれと言わんばかりの仕草のオンパレードは引っ掛かりを産む。せめて試されているんだと思う事が、今の所この状況楽しむ唯一の手段だ。となれば。「……つれないねぇ」こっちの攻めがまだまだ弱かったってことだ。悪いけど、質問は先のばしにさせてもらって、ターン続行だ。「ちぇっ、照れもしないなんて言われ慣れてんだ?可愛いもんね。手ごわいなぁ。 あ、勘違いしないでね、こういう時わかりやすく照れてくれる都合のいい子がタイプって言ってるんじゃないから。むしろ張り手の一つでもくらう覚悟はあったんだけど。」足取りが人気のない道までくれば、繋いでいた腕を上に引っ張って、壁際にきみを追い詰める。そのまま抵抗がなければきみの頭の上に片手を押さえつけようとし、少し屈んで目線を合わせた。「察してくれってのは無理だよ。ほたるのディスコードの事知ってるんならなおさらだ。そのとおり、ほたるはディスコードが使えない。だから、愛させてくれる誰かを探してる。……ね、お見合いだと思ってさあ、友達からはじめてみない?」最後の一言は言葉尻だけとれば紳士的なようだけれど、甘く掠れた中性的な声は、きみの手首を押さえつける片手は曖昧な態度を許そうとしない。「きみがほたるを好きになってくれるかどうかは二の次……って言えたらいいんだけどなぁ。もし好きになっちゃったらそうもいかないかも。ごめんね。……でも、会ったばかりだしこっちもわからないんだ。ねえ、きみの事教えてほしいな。……このディスコードの宿主になったのは、ほたるの意思じゃない。だったら神様がくれたチャンスにすがるしかないでしょ、もしかしたら、次に会った子が運命かもしれないって。……いけないこと?」   (7/10 01:29:39)


麻宮 こはる.> 
( 口を閉ざしたまま。しばらく言葉を発することはしなかった。口角は上がっているわりにグレイの瞳は確かに貴方を据えていて、それが安く見られたもんだ、なんて悲哀や憤怒ではないことは確かだ。けれど、その瞳の奥から尻尾を振る感情の正体そのものは読み取れやしないだろう。【探索ライセンス:演技×2】)( 言われ慣れているかといえば答えは至極曖昧だけど、可愛いなんてとっくに知ってること。外面をいくら取り繕ったって、人の容姿が第一印象の殆どを占めるって統計的に示されている以上、そうでもなければ猫なんて被れない。さして貴方の言葉を気に留めることもしないまま、ただ、貴方の背を追っている。)「 あは、……………三緒せんぱい、こわあい。」( こはるはヒーローの卵を集めたばっかりの学校にありながら珍しく、戦闘的な面では凡才しか持ち得なくて。その上身長も平均かそれ以下なら体重だっていっそ不健康なほど。まさか貴方に抵抗できるような力なんて、とても。無抵抗に抑えつけられた手。視線がかち合って。貴方の瞳の奥に閉じられた心を覗くみたいに目を眇めては、上記の通りに、軽薄に、言葉を紡いでみせた。)( 暫く貴方が話し終えるのを待って。それからゆっくりと薄紅色に染めた唇を開いた。)「 オトモダチ、だけでしたら。喜んで。」( お見合い、というのは。それはたいていの場合親が決めた相手と顔を合わせる行為。幾度かの逢瀬を重ねて、自分と相手との相性を確かめる一種の儀式的なもの。友人から始めて相性が良ければお付き合いをしましょう、なんて。愛になり得るわけがない。友人の段階で感じる相性の良さは、あくまでも ” 友人 ” という距離感であるからこそ成り立つもの。それが、こはるの持論だから。友人のその先には期待しないことを、暗に口にした。)「 ええ、…………ええ、いいと思いますよ!次に会った子が運命かもしれないって、期待したくなりますよねッッ。こはるもそうですから!もちろんその気持ちはわかります。」( 幾度か首を上下に揺らし、同意の意を、併せてその強い共感を言葉の読み方で貴方に伝えようと試みましょうか。)「   でも   」「 愛させてくれるってなんですか? 」「 愛すって行為は、誰かに許可をもらわなきゃしちゃあいけないんですか?どうしてですか?誰かのことを好きになって、見かける度、声を聞く度にドキドキして、好きが溢れちゃって、その気持ちが昇華されたものが愛ってものじゃあ、ないんですか?」( 一転。声色を酷く落ち着いて、ワントーン下げて。貴方からの質問に答えたから、次は貴方がこはるの質問に答える番だと。大きく、ゆっくりと首を傾げる。)


「 ────────────────────誰かに許されなきゃ抱けない愛なんて、そんなの、愛じゃあ、ないでしょう。」

( 掴み損ねていた彼女の瞳の奥に見え隠れする感情は────────憐 憫 )   (7/10 02:12:52)

三緒 螢

螢はきみがなにか言っている間、じっと顔を見つめて真剣に耳を傾けていた。どうやら言いたい事を言い終わったらしいと判断すると、ぱっと手を離し、両手をあげて敵意のないことを表した。「……うん、解った!こりゃ脈なしだ!」眉尻を下げて微笑み、けだるそうに俯けばぱさりを前髪が顔にかかった。「会ったばかりなのにごめんね、きみがいやことはしないなんて傷つくのを恐れてちゃ、なんにも進まない気がしてさ。……ほたるがどこまで強引になれるのか試されてると思ったんだ。もしそうだとすれば、少しでもそんな気持ちがあるんだったら、そのくらいの望みいくらでも叶えてあげようって思ってさ。……好きな人や恋人がいるなら、手をつながせてくれないだろうと思ったし。それに……話を聞いてくれる子、珍しいから」傷ついた顔を見せて、心を痛めてほしいわけじゃない。ちょっとしょげてるくらいに思ってくれればいい。ぷうっと吐いた息を前髪にかけ、空を見上げて首をまわして螢は続けた。   (7/10 02:44:51)


三緒 螢> 
「えっと……それから、誤解してるみたいだけど。愛させてくれるって、許可がどうこうって話じゃないよ。ほたるが好きになれる子探してるって意味。好きになるには相手の事知らないといけないでしょ。きみは……はるは、すっごくきれいで可愛いよ、可愛いけど、ひとめぼれなんてもの信じられる程自分を信用してないだけ。だから一緒に食事したり、遊びに行ったりしてみたかったし……そのためには、ほたるに興味持ってもらいたくてカッコつけちゃった、あはは」脈がないと解ったからって、突然興味を失ったように振る舞えるわけではないけれど。もしもきみから逸らされた目が気に食わなければ、そちらから意思表示をお願いしたいものだ。「がつがつしてると思われて、警戒されちゃったのかなぁ。でも、何が目的かわかんないまま煮え切らない距離の詰め方されるよりいいでしょ」「まあ、そんな感じ」ポケットに片手を突っ込んで、小首をかしげ。「帰ろ。送ってこっか?」一歩近寄って差し伸べた手。特技のハンサムスマイルは誰かを恋に落とすためよりも、こういう時にカッコつけるためにあると思う。脈がないって解った時こそ、相手の前くらい気持ちのいい人でありたい。「甘えてよ、オトモダチなんでしょ?」   (7/10 02:45:17)


麻宮 こはる.> 
( 何も、不快だったわけじゃない。人の価値観なんてそれぞれで、ひとめぼれが信用出来ない人間だって当たり前にいるだろうことぐらい、こはるにだってわかってる。)( こはるはそのままのこはるを受け入れてくれる人が好きだから。ひとめぼれだろうとなんだろうとその人の趣味嗜好なんて関係なくて。ただ一途に、こはるだけにめいっぱい愛の言葉をくれる人。だから、せんぱいとは価値観が合わなかった。本当に、ただそれだけのこと。)「 ………では、お言葉に甘えて。」( 貴方とは恋愛的な一面ではわかりあえないのかもしれないけど。オトモダチとしてなら、はっきりと物事を口にする貴方の性格は嫌いじゃあないから。)( 差し出された手を取って。)「 修学旅行は長いですから。今度はお食事でも、ゆっくり行きましょうね。」( 曇りのない笑みを湛えて、帰り道、貴方のエスコートを受け入れた。)( もし今後せんぱいとの間に何かあったら、その時は、今日のことを盾にするだけ。「人気の無い路地に連れていかれて抵抗できないのをいいことに乱暴されました」……なあんて風に。信頼されるかはさておいて、悪い噂が流れるのは貴方にとっても好ましい事態ではないでしょう?)( 最も、人間は第一印象が良く第二印象が悪い場合よりも、第一印象が悪く第二印象が良い場合の方が相手に対してより好感を抱くらしいので。こはるはオトモダチとして、悪い噂を撒く必要のない程度には、貴方と良好な関係が築けることを望みます。)〆   (7/10 03:06:29)


彎蜿 一/わんわん> 
「───…あれ、人がいる。」(カラリと開けた視聴覚室の扉は君の1人の時間に終わりを告げる。)(【洞察】君を仮面越しに見つめた。君の一挙一動を見逃さないように、じっ、と。)(【演技】表情は仮面によって分からないけれども、彼は確かに優しそうな声色で君に話しかけるだろう。)「え、と、…初めまして。僕の名前ははじめ。…君の名前を聞いてもいいかな?」(コツン。)(足音がひとつ響いて、それから君に1歩近づいた。怯えるならそこまで。怯えないなら君のそばまで。)「…僕は先生に頼まれて、ここの鍵を閉めに来たのだけれど…何か用事でもあった?それならまだ開けておくよ。」(──【愛情】初めまして。君はいったいどんな子かな?)   (7/11 20:15:23)


麻宮 こはる> 
( チクタク。)( 時を刻む音だけが、この部屋には在る。)( 恋愛話に咲いた花も、こそこそと噂話をする錆びた声もない部屋は、冷房のついていない点を抜きにすればこはるには至極快適な空間で。ああ、でも。普段使いされない部屋はどことなく埃っぽいような気配もある。)( カツン。短く整えた指先を情報端末の上にすべらせた。消費するだけの作業はひどく退屈で、溜め息が漏れる。じわりと額に汗が滲み、零れ落ちていく感覚。でも、もう少しだけ。帰りたくない理由が、あるの。)( —————————カラリ。 )( 訪問者を知らせる音。咄嗟に顔をあげて、音の鳴るところ。仮面をしたらしく、表情の読めない貴方をグレイの瞳に閉じ込めた。学園内で仮面をしている人は珍しいから、同学年なら間違いなく記憶に残っているだろうし、他学年でも噂のひとつやふたつ聞いてもおかしくないはず、で。)( 『え、と、…初めまして。僕の名前ははじめ。…君の名前を聞いてもいいかな?』)( はじめ、と名乗る貴方にはひとつの覚えもなくって。はじめましてなんだから、そりゃあ、本来当たり前なんだけど。不思議さはどうも拭えない。)「 ああ、もう、そんな時間なんですね。気づかなくて、すみません。」( 携帯を開けっ放しにしたままだったサッチェルバッグの隅へ押し込んで、大袈裟に音を立てながら規律をした。45度、きれいに腰を曲げて貴方にまずは謝罪を。)( それから。)( 一度視線を時計の方へ寄せて、確認をひとつ。帰宅にはまだ少し、時間が早いから。)「 こはるは、麻宮こはる、と申します。………あの、ご迷惑でなければ、もう暫く、ここを使わせてもらっても大丈夫ですか?」( 僅かに首を傾げて、貴方に許可を求めた。)「 ………はじめ、さん。お時間があるのでしたら、よければ、お話でもどうでしょう。」( でも、碌な理由もなく使用を延長するのは後々面倒だから。)( 施錠に来たという貴方を巻き込んでしまえば。共犯者に、してしまえば。)( 貴方にお誘いひとつ。)( 此処に訪れてから幾らか時間は過ぎていて、消費するためのコンテンツさえ底を尽きかけていた。暇を潰すにも、丁度いい。)( 貴方は誘いを、受け取ってくださいますか?)   (7/11 21:00:46)


彎蜿 一/わんわん> 
「…うん、まだ使ってても大丈夫だよ。」(君の申し出に、彼は小さく微笑んで承諾した。)(─【内緒】そもそも頼まれて来たのは嘘だ。ホントは、自ら申し出て鍵を閉めにきただけ。先生は喜んで任せてくれた。まァ、視聴覚室まで来るのちょっとめんどくさいもんね。)「時間もあるから大丈夫。お話しよっか?」(カタン。)(視聴覚室特有の椅子が引かれて、彼は君の目の前に座った。こてりと軽く傾げられた首は、何を話す?、と問いかけているようにも見えただろうか。)(もしも君が話題に迷っているようなら、彼は仮面越しにその唇を開くのだ。)「───────……ねぇ、良かったらこはるのこと教えて?」(──こはる。)(君の名前を彼は愛おしそうに呼んだ。まるで宝物のように。それは甘ったるくて、蜂蜜をグツグツと煮詰めて更にお砂糖をぶち込んで、仕上げに粉糖をトッピングしたような。)(【愛情】彼は君のことを知りたいのだ。愛しているものの全てを把握したいというのは、彼にとって“当たり前”のことなのだ。愛しているのだ。愛している、愛している。──────彼は【君(ニンゲン)】を【愛している】。)   (7/11 21:11:09)


麻宮 こはる> 
はじめくん>( 理由も伝えていないから、もう少し渋られるかと思ったけど。貴方を共犯者にすることには成功したみたいで、あまりの呆気なさにぱちぱちと瞬きを2度。貴方が目の前の椅子に腰をかけるのに合わせて先程まで使用していた椅子にこちらも落ち着けて。椅子に自らの体温が残っていることが、どことなくむず痒いような、不快なような。勿論、貴方には察されないように心の内に秘めるけれど。)( 『───────……ねぇ、良かったらこはるのこと教えて?』)( こはるのことなんて、どれもこれもつまらない。けれど、名前以上のことを何も知らない貴方に話題を持ち出すことはできないし、なにより。)「 それなら、……こはるがはじめさんにひとつ質問をして、答えたら次ははじめさんの質問にこはるが答えるって、そういうふうにしましょうよ。」( 貴方の声色の甘さに、ぐずぐずに溶かされちゃいそう。貴方のその声は、確かに愛の類が混じってるような、気がしたから。期待をするの。貴方が王子さまなのかもしれないって。そうなればこはるには貴方を知る必要がある。貴方がこはるを、一途に愛してくれるのか。こはるだけを、………愛して、くれるのか。だからこそ、貴方には上記の通り、提案を。)「 はじめさんって、何年生、なんですか?こはると同じ一年ではない、というのはわかるんですけど………。」( 元々、断らせるつもりなんてなくって。提案の直後、こはるは貴方に、ひとつめの質問を。)( 偶然、先生に施錠を頼まれた貴方が王子さまだった、なんてことになれば。とっても素敵なお話。)   (7/11 21:28:14)


彎蜿 一/わんわん> 
「いいよ、ひとつずつ質問、だね?」(君の提案に、彼は君の否定することなくこくりと頷いた。)「僕は3年だね。こはるがもしも僕のことを無いなら、3年のクラスとかにはあんまり来ない感じかな?」(こんな見目だしね、と若干自虐気味に言う彼の左袖は風に揺れる。そこには何も無い、……否。空白が、そこにはあった。)「それじゃあ、僕からの質問。」「こはるの好きな食べ物は?」(もしも君が【愛してほしい】のならば彼はうってつけの人間だろう。何せ彼は人間を愛している。それはそれは、心の底から。愛しているからこそ、甘くも苦くも、色んな愛を与えて、それから、─────。)(けれどももしも【自分だけ】を愛してほしいのなら、………それは、彼からの愛情を知り、その全て受け入れる覚悟ができた時、伝えるといい。どうなるかの保証なんて、ないけれど。)「僕は最近、サラダが好きかな。あれは手軽に取れていいね。」(彼の少しズレた回答は、あんまり食に興味がないことが見て取れる。)   (7/11 21:41:33)


麻宮 こはる> 
はじめくん>「 3年生、……そういえば、此処へ来たのも先生からの頼まれごとだと、仰ってましたね。信頼、されているんですね。」( 貴方から。想定の範囲内の回答には特段驚くような要素もなく、納得したように頷いては、視線はふと貴方の左袖に向く。空白。此処が普通に場所なら、多少なり驚いたり、気味悪がったりするものなんだろうな、と他人事のように思考。)( そもそもこの場所に普通なんて存在しない。こはるみたいな存在も在れば、本物のカミサマ(シキガミ)だっている。生徒だって、ただ平和を享受するだけではなくて、たいていの人は自らでその平和を成そうとしているぐらいだし。)( でも、こはるが何とも思わない理由は別のところにある。貴方がその空白を持ち合わせていなかったら、ここにいなかったかもしれないから。それは嫌悪の対象などでなく、いっそ、愛されるべきもの。貴方がこはるに一途であるなら、自虐的な様子からしてコンプレックスのようにも思われる空白ごと、貴方を愛してあげられるのに。なんてね。)「 んと、好きな食べ物、………こはるは、チョコレートが好きです!」( 質問を受けては、カバンの中から取り出したひとつのパッケージ。シュガーコーティングのなされたマーブルチョコレートの入った筒を、貴方とこはるを隔てる机の上に弄ぶようカラカラと転がして。)「 よければどうぞ。」( その仮面の下を見せてくれれば。そんな下心を模範のような微笑みの奥に見え隠れさせながら、あなたの方へと筒を滑らせた。)「 サラダが好きなら、………そうだなあ、ドレッシングは何がお好きですか?」( 貴方のサラダが好き、という発言に併せて、次の質問も忘れずに伝えておくとしよう。まだ2問目。踏み込むにはまだ、早すぎる。)   (7/11 22:04:51)


彎蜿 一/わんわん> 
「…信頼、か、どうかは分からないけし…面倒事を押し付けられただけかもしれないけど、…そうだね、そうだといいな。」(【演技】仮面越しの演技は、きっと君には伝わらない。君に嘘がバレないように、上手いこと話を繋ぎ合わせてするりとその話を流せば、君からチョコレートを受け取った。)(シュガーコーティングのされたそれは、食べたことの無いもので、話からしてチョコレートなのだろうということは検討が付くが、はてさて甘さは如何程か。)(【洞察】───…仮面の下を見たいのならば。)(カタン。)(椅子が少しだけ引かれる音と、彼が立ち上がった音。それから、服の布が擦れる音がして、)「───────へんたい。」(君の耳元で、不意に。)(彼はそう囁いて、ほんの少しだけ仮面をズラしてチョコレートを口にした。)(もしも君がそのまま彼の方を向かないのならば、シュガーコーティングの噛み砕かれる音が耳元ですることだろう。)>こはちゃん   (7/11 22:19:23)


麻宮 こはる> 
( 貴方がチョコレートを手にして、次にその仮面に手をかける様子を期待していれば。貴方は席を立って。)( 『───────へんたい。』)( 刹那、あまい声でもたらされた囁き。)「 ヘッ………………ッッ!?」( まるで言われたことのない言葉。こはるとは最も縁遠い場所にいるのに、この場でそのレッテルを貼られるのは想定外も想定外。しかも、耳元で。さしものこはるでも演技で誤魔化しの効く範疇は超えてしまって、貴方の吐息が触れた耳を手のひらで覆い隠して、その場に俯いた。)( 貴方を知りたかっただけなのに。その過程に興味が混じったことは否定しようもない事実であるけれど、まさかそんなふうに取られてしまうなんて。)( そもそも見られたくないのなら、わざわざこはるのところまで来なくたって目を瞑るでもなんでも、理由をつけて要求すればよかったのに。)( ──────なんて、人のせいにするのは ” 麻宮 こはる ” らしくない。)( 貴方が隠したいのなら、と。振り返ろうとはしなかった。深呼吸をひとつ。吸って、吐いて。俯かせた顔をあげて、貴方が元いた席に視線の焦点を合わせた。)( お返し代わりに少しの意地悪。これぐらいは、許される?)「 質問の、…………ッふたつめ。はじめさんが顔を見られたくない理由、なんてどうでしょう?」( 本当はまだ踏み込むつもりじゃなかったのに。)>はじめくん   (7/11 22:43:56)


彎蜿 一/わんわん> 
「ふふ、」(俯いてしまった君を見て、彼は満足気に笑う。甘ーいチョコレートはごくんと飲み込んで、席に戻ればそこにあるのは先程までと変わらない仮面を付けた姿。)(それから、君からされた質問に、ほんの少しの間を置いて、そうだね、とゆっくり言葉を選ぶように語った。)「──引く人が多いから、かな。」(嘘は言っていない。…が、本当のことも言っていない。)(仮面を取ると周りはみんな、大抵怖がって離れていくのだ。それが、見た目のせいか、それとも【愛情】のせいかは分からない、けれど。)「…だから、相手の人がある程度僕のことを知りたいって思ってくれてて、勇気があって、────……」「………見ても後悔しないって、…【全て】を【受け入れる】覚悟がある人だけ、…仮面を【取らせてる】、よ」>こはちゃん   (7/11 22:53:06)


麻宮 こはる> 
はじめくん>( 『 …仮面を【取らせてる】、よ』)( 貴方の言葉。最後の選択はこはるや、こはるのように貴方の素顔を見たがった人にさせているということ。怖いもの見たさで触れたら痛い目を見る。触れるべきか、否か。貴方がはっきりとこはるを愛してくれるってわかったなら。躊躇いなく仮面を取り去って、全部全部、愛すのに。2問目じゃあ、貴方のことがまだなぁんにも視えなくて、ちょっと躊躇っちゃう。)( ………こはるには、わかるから。本当のことを知ったときに離れていく人たちの表情も、手の震え方も、吐き捨てる…言葉も。感じ方は人それぞれだけれど、こはるは、酷くそれが苦しかった。喜ぶ人なんてそう居ない。あんな経験はもう御免。咽び泣くには充分すぎたいつかの日を思い出して。貴方とこはるを重ねて合わせて。勝手に、苦しくなってる。)( きっと貴方の素顔を見ても、嫌悪することなんかないって言いきれる。貴方より、こはるの方がよっぽど醜い。)( でも、貴方の『全てを受け入れる』だけの覚悟は、今のこはるにはなくって。)「 そう、…なんですね。………それじゃあ次の質問に移りましょうか? 」( 貴方の言葉を受けて数度頷いた後、それに深く言及することなく、貴方に次の質問を求める。貴方の回答を受け流そうと一瞬詰まった言葉に、貴方が気付かないでいてくれることを願いながら。すっかり苦くなってしまった口の中に、貴方がつい先程口にしたマーブルチョコレートを数粒放り込んだ。)   (7/11 23:16:27)


彎蜿 一/わんわん> 
「うん。」(君の言葉に、さらに肯定するように返せば、次の質問ではなく、君にひとつ約束を。)「──…もしも、こはるが見たいって思う日が来たら、」(かたん。)(また、先程と同じように音が鳴った。)(でも今度は彼は、君の手を取って、君の指先に───画面越しのキスをひとつ、送ろうか。)「──その時は、ちゃんと僕に見たいって言ってくれるって…自らこの仮面を外してくれる、って、」───「約束、してくれる?」(【愛情】彼は【君(ニンゲン)】を愛している。)(例えそれが周りから見て歪んでいたとしても、【愛】に変わりはない。これは彼なりの【愛の形】だ。)(なに、仮面をとってすぐに関係が変わってしまうだとか、そんなことはないのだ。……ただただ、これは彼からの【テスト】なのだ。)(────これ以上、僕とまだ関わってくれるのか、という、ひとつの。)>こはちゃん   (7/11 23:40:06)


麻宮 こはる> 
はじめくん>( バリバリ )( ごくん )( 胸焼けのしそうな甘さのチョコレートを飲み下して。瞳の色も、唇の形も知らない貴方を仮面越しに見据えた。)( 貴方の仮面にこはるが手をかける時は、その時は。)( こはるが貴方の全てを受け入れると決めた日。)( 貴方は仮面を外されることにそれ以上の特別な感情は持っていないらしいけど、それはつまり。貴方がこはるの王子さまだって、確信が持てた日。)( 貴方がこはるの秘密を知ろうとするまで。知るまで。この約束はスタートラインにすら立っていない。)「 …………その日がきたら、ぜひ。こはるに、はじめさんの素顔を見せてくださいね。 」( 目をすうと細めて、口角をあげて。牡丹の花が開くように、ゆったりとした間と柔らかな輪郭で、微笑みを湛えた。言葉で、表情で。肯定の証を、貴方に。)( ──────どうか貴方が、こはるの運命でありますように。)( 祈りにも似た願い。神様に、届くかな。)   (7/12 00:10:13)