小室耕助

キャリコ

小室 耕助> (時刻は0時を過ぎて、尚街は賑わっている。歓楽街は酔っ払いや客寄せ、たまにまだ学生らしい顔つきの人もいる。休日の夜ではそう珍しい光景でもなく、人の往来を観察している自分もまた学生だった。そろそろ人間観察をやめ、帰路に着こうかと考えたその時。君の姿を見かけた。第一印象としては、単純に綺麗な人だなという所。美しさというのは良くも悪くも目を惹くもので、人が行き交う中でもその姿は目立っていた。)「……君、こんな時間に出歩いてどうしたんだい?ああ私はナンパとかじゃない、とは言えないか。こんな時間だからね、学生っぽい君が心配なのさ」(なんとなく、その姿を追ってみる事にした。興味を惹かれたというのもあるし、この時間の街中は一人では心配という気持ちもあった。はて、これはナンパみたいだな?と気づいたものの勢いのまま声をかける。表情は笑みを浮かべ警戒させないよう、なんて。逆に警戒させるだろうか?)   (5/9 00:30:38)


志賀 幸治> 
(  零時を過ぎた歓楽街は、 尚も眠らず、雑踏人混み人いきれ、アンダーグラウンドな匂いが立ちこめている。 客寄せに酔っ払い、露出の多い女にそれに話しかける男、 エトセトラ。 赤提灯と下卑た笑い声の響く居酒屋、 チカチカと光る風俗の看板。 路上に転がるアルコールの缶が、蹴られカラカラと音を立てているのが、 広告トラックの音楽に掻き消されている。 それら全てを見下して、 逍遥するそのひと。黒い髪に学生服は同化せず、浮いているといえば聞こえが悪いだろうが、確固たりアイデンティティじみた、 揺るぎなき清廉さを感じさせる。 言葉を掛けると彼はその歩みを留め、声の主の方を見遣る。 警戒心に、 やや声色はくぐもっていただろうが。 ) 「 …… 僕ですか? 塾の帰りなのですが、遅くなってしまって。 御心配ありがとうございます。 でも大丈夫ですよ、 普段のことなので。 ……それと、知り合いの方でしたか。 もしそうならすみません、 人の顔を覚えるのが苦手で。」(柔らかな微笑みは、その距離の縮まりをふらりとかわし、遠ざけているようにすら思う。 定型文じみた、無機質な言葉の並びだ。 うつくしい顔立ちに浮かぶアルカイックな微笑みが、それをより強調しているようにも思える。 繁華街での声掛け、ひいては学生服の青年に、など、不埒な誘いか私服警察と相場が決まっている。 警戒しない訳があるまい。 内心君のような人(ここでいう君のような、とは、繁華街で軽率に他人に声をかけてしまうような、浮ついた人物像である、)を軽蔑している彼だ。 普段ならば会話を終わらせ足早に立ち去ることだけれど、その顔立ちに一抹の既視感を覚え、 それからと、思い出したように疑問符を取り出した。声の後にできた、自然な沈黙。 ふと重なる視線。 君の瞳のくらやみが、 僕のものと重なるようで、 どうしようもなく不安になる、ような、 気が、して、いて。思わず視線を背けるのは、自然な防衛本能と言ったところだろう。)   (5/9 01:13:21)


小室 耕助> 
「そうかそうか、なるほどねぇ。……いや、私の記憶が正しければ君とは初対面だよ。もし知り合いなら君の名を呼んでるだろうからね。ただ、同じ学園の生徒ではあるかな?」(視線を合わせるならば君の心をどことなく見透かすように、或いはただ笑みを浮かべるように目が細めよう。実際のところ、君がこちらを警戒しているのを理解している。君から見た自分が不審者である、という所も。実際君とは知り合いではないが……その服装には覚えがある。恐らく、君は自分と同じ学園の生徒なのだろう。君の不安が少しでも紛れればいいなと思いながら、懐の学生証を見せる)「まぁ話しかけるまで正直気づかなかったよ。心配していたのは本当だけれどね……君が寮暮らしなら帰り道も同じだが、ご一緒して良いかな?」(最初は変なものを引き寄せないかという心配。そして今の君に対する感情は"興味"だ。綺麗だがどことなく人との距離を感じるその雰囲気。そして君の心の揺らぎ……思考をある程度読む知識はあれど具体的なことはわからない。不審者に対するものとはまた異なる、何か不安のようなもの。そして逃げればいいのに知り合いかというのを確認してきたという事は、こちらに何か感じるものがあるのかもしれない。良ければもう少し、話してみたい所だ)   (5/9 01:36:53)

小室 耕助> 
(自分は今困っている人を探している。それは暇を潰す趣味であり、自己満足だ。何かやる事を欲しているというだけの事。噴水付近を通り、人がいないか瞳をぐるりと回して確認していく、そこにあなたを見つけた。自分より背の高い、白いネクタイが特徴的なあなたの所にふらりと近づいていく)「こんばんは、静かな夜だね。調子はどうだい?もし良ければ私と話でもどうかな?」(あなたが困っているように見えたわけではない。別に困っていなくとも良いのだ。ただ、この何もない時間を潰せるのならなんであれ構わないと思っている。あなたさえ良ければ、この私の退屈しのぎに付き合ってもらえるだろうか?)   (5/9 20:33:48)


ジェントル> 
「(ちらり、ちらりと、月光を照り返す水面の鏡。白刃の輝き。そして、鋭い口の端。それはきっと、君の目からは隠れていたのだろう。)おや珍しいィ…こォンな夜更けに、ボク以外の人が来るなんてねェ。(かちり。)本当、静かでいいねえェ…調子はとてもいィよ、いつでもそォだけど。(刃は持ち手へ畳まれて、ただの何か手元に収まる、少し歪んだ長方形へと姿を変える。)今日はとても落ち着く、夜だもの。思い出すよ、夜というのは穏やかでねえェ…(それはくるりくるりと彼の指の上や間や、あらゆるところを転がっていく。指先は細く長く、指の筋肉が張った『器用』な手付きである。指が動く度、筋も浮き上がったり、皮膚の下に隠れたり。)いィよォ。話。ボクもちょおォど暇していたところだからねえェ…(ぱし。と、刃のないナイフを、手の内に納めて。)まずは自己紹介しなきゃねェ。ボクは『ジェントル』。紳士には『必要不可欠6』な名前さァ。(そして恭しく礼を。)キミはァ?(最後に、少し見上げながらも質問を。もはや、その一連の動きは彼を意味するようなものである。)」   (5/9 21:15:32)


小室 耕助> 
「ジェントル、なるほど紳士というわけだね。私は小室耕助、言うなれば探偵かな?」(それが本名であるのか偽名であるのか。どちらにせよ、あなたの恭しい礼など振る舞いは確かに"紳士"を思わせるようなものだった。こちらもそれなりの振る舞いを見せておこう。真似るように、こちらも恭しく礼を見せる。懐のハンカチで軽く手を拭いたら、ゆっくりとそちらに腕を伸ばした)「よろしくジェントル。このまま話し込むというのも良いけれど、友好の証として握手するというのはどう?」(人懐っこい笑みを浮かべて、あなたの反応を伺う。待っている間も瞳はあなたの姿を捉えて離さない。あなたのような人は正直何を考えているのか読みづらい所はある。ジェントルを名乗っていることから、紳士であることに固執しているのかもしれない……とは思うが。ともあれこの人と話すというのは面白そうだと感じている)   (5/9 21:41:49)


ジェントル> 
「(真似をするような仕草を受ければ、こちらもまた真似をするようにハンカチを取り出し紳士的な振る舞いを。)ああァ…小室くん。よろしくねえ。(万が一にでも汗ばんでいたり汚れていたりしていれば、それはかなりマナーを欠く。差し出された手を受けとろう。『振る舞える』ことは、満足するに値する。紳士たれることに喜びを感じている。)探偵。いィねえェ…(紳士あるいは奇術師、彼を救ったのは探偵だった。)探偵。とォっても懐かしィ…大好きな響きだよゥ。(感慨深いもので。人懐っこさとは対称な恐ろしいまでに満ち満ちた口角は上がることはないが、巡り合わせというのは奇妙だ。くるくると、刃のしまわれたナイフは手の内で回っている。)それで。何か聞き出したいことでもあるかなァ?(握られたり。)それともボクが依頼の目的だったり?もしかしてボクの依頼を聞きにきてくれたとかあァ?(ほうり投げられたり。)『ジェントルマンリー』なら、なんだって承ろおォう。(ともすれば、君の方へ突きつけたり。手元こそ忙しないが、彼の笑顔は一切歪むことはなかった。)」   (5/10 16:59:20)


ジェントル> 
「(真似をするような仕草を受ければ、こちらもまた真似をするようにハンカチを取り出し紳士的な振る舞いを。)ああァ…小室くん。よろしくねえ。(万が一にでも汗ばんでいたり汚れていたりしていれば、それはかなりマナーを欠く。差し出された手を受けとろう。『振る舞える』ことは、満足するに値する。紳士たれることに喜びを感じている。)探偵。いィねえェ…(紳士あるいは奇術師、彼を救ったのは探偵だった。)探偵。とォっても懐かしィ…大好きな響きだよゥ。(感慨深いもので。人懐っこさとは対称な恐ろしいまでに満ち満ちた口角は上がることはないが、巡り合わせというのは奇妙だ。くるくると、刃のしまわれたナイフは手の内で回っている。)それで。何か聞き出したいことでもあるかなァ?(握られたり。)それともボクが依頼の目的だったり?もしかしてボクの依頼を聞きにきてくれたとかあァ?(ほうり投げられたり。)『ジェントルマンリー』なら、なんだって承ろおォう。(ともすれば、君の方へ突きつけたり。手元こそ忙しないが、彼の笑顔は一切歪むことはなかった。)」   (5/10 16:59:20)

小室 耕助> 
(夜が私は好きだ。正確には、この季節のこの曜日のこの夜を好んでいる。暑すぎるわけでもなく、寒すぎるわけでもない。平日というのもあり、殆どの生徒はもうそろそろ就寝する頃合いだろう。こういう時こそは私は外に出るのだ。誰もいないのを見計らい、自らのディスコードを呼び出す。大きな親友の隣に座り、噴水の音を聴きながら空を見上げるのだ。カミの声を聞ける私も彼の声を聞いたことはない。私に喋ってくれないだけで、本当な話せるのもしれないしそもそも言語というものを持たないのかもしれない。君はどちらなのだろうと思いながら時を過ごしていた。するとどこからか人が歩いてくる音が聞こえる)「……こんな時間に人が来るのは、眠れなかったのかな?」(もしくは通りすがりなのかもしれないけど。もしこちらに来たら……その時はその時だ。現れた相手が眠くなるまで話でもしよう、なんて誘えばいい。通りすがりだったなら、悪戯でこっそり後ろから忍び寄るのも面白いかもしれないな)   (5/10 00:44:44)


七竈 八六> 
(──────────ローはいつだって貴方の傍に。)(威圧的なそれとは相対して、夜の帳が降り、星が散りばめられた夜に寄り添うように。水の粼、噴水にコインを投げ入れると願いが叶うだなんて夢物語を綴ったのは一体誰だったか。誰もいないからこそ安堵していたのか、誰かが来ないかと期待していたのか。いずれにせよ伽藍と静まり返った閑静さは、突如白紙にインクを落としたように終わってしまうものさ。)「…………アレッ、小室先輩っ??」(ぺったぺったぺった、とサンダルの音に交わるレジ袋の嵩張る音が、貴方の傍で止まった。次の瞬間。夜に垂らされた黄色の差し色は、貴方が誰だかに確信を得たと同時に、パァァァァッと、知ってる顔を見つけた犬の如く顔を輝かせることだろう。)「えェーーーーッッ!!!!!〝 小室先輩〟じゃねェーーーッすかァ~~~~~!!!!こんなとこで会うとかマジで偶然なんすケドッ!!!!なんすか、ひょっとして今〝ぼっち 〟っすか??」
(ペタペタペタ、と足早に近づいたかと思えば、ニヤニヤと笑いながら『1学年上の先輩』に対してやけに失礼なことを言うのはご愛嬌。無遠慮に隣に腰掛けるのも、「貴方なら許してくれそうだったから」 …だ、なんて。まるで普通。そう、「学生の日常」を切り取ったような会話だった。あまりにも、普通過ぎた。それもそのはず、彼の目には貴方が『独りぼっち』に見えているのだから。その由来はまだ彼が、『己の可能性』〝に気付いていないことに起因していた。きっと見えていたらあなたの隣の怪物に、手のひとつでも振ってやっていた筈なのに。)(彼は、レジ袋を漁りつつ眠れなかったのか〟その問いかけに、こう続けた。)「…………嗚呼、まあ眠れなかったのもあンだけどォ……………………」「…………所謂コンビニ帰りって奴?今日は夜更かししようなーーーッッ!!て言ってたのに、アイツ(友達)寝てやンの。ひでぇと思いません???暇だし腹も減っちゃったから肉まん買ってきちゃった。………………食う?先輩も。アンマンとね、肉まんがあんだケド。」 (〝 外出申請だしてねえから、せんせーにナイショね〟。 だなんてさ。まだ暖かなそれらを、彼は貴方に選ばせようとしてるみたい。)   (5/10 01:19:05)


小室 耕助> 
「ん、ああハチロク君じゃあないか!こんな所であうとは本当に奇遇だ。勿論"ぼっち"、君が来たことで変わったけどね」(現れた青年を見れば、私は先程までの悪巧みを忘れて笑みを浮かべる。多少失礼な事を言われた気もするが、ああそれは別に許せる事だ。私はこの青年を好んでいるのだから。……勿論それは変な意味ではなく、親愛と"勝手な期待"からだ。君がヒーローになれば、きっと君は誰も見捨てようとしないだろう。君の中ではそれは普通のことかもしれない、だが実際それができる人はそうそういない。君はきっと自分の信じるまま、強い精神性で突き進んでしまえる人である。だが反面……)「ははは、まぁ口約束というのは破られるものだからねえ。そうかそうか……美味しそうだね?仕方ない、あんまん一個で手を打とうじゃないか」(優しすぎる印象もある。もしトロッコ問題に直面したら、どちらも選ばずに身を挺してトロッコを止めようとするんじゃないかというような。勿論これは私の勝手なイメージの押し付けにすぎない。私の中の彼と実際の彼は違うのだ。だがしかし、そう感じてしまうから君にローが見えなくて本当に良かったと、君がこうして普通の高校生でいる事に安堵しているところもある。そう私が感じているのはおかしい話で、自らの価値観との矛盾は理解してはいるのだが……)   (5/10 01:43:43)


七竈 八六> 
「 へへッ………1+1は2になることぐらい俺にも分かっちまうっつうわけっすよ~~~~ッ……つか先輩も暇なら連絡くれりゃあいいのに。こんなとこで一体何してたんです???」 (ほらな、貴方は怒らなかった。隣に腰掛ける彼は そのまま離れる気配もなく、根本的な疑問符を投げかけることだろう。貴方がどうしてここにいたのか。口振りからして「誰かと待ち合わせ」というのは考えにくい。片手にコインも持っちゃいない。おつむが軟弱な彼じゃあ、貴方から見て取れる情報だけじゃ推理は困難を極めるんだ。その結果。心理戦じゃ叶う訳もなく単純明快、悪く言えば『嘘が付けずに騙されやすい』と、貴方にですら見透かされているのだけれど。それと同時に、…否、だからこそ彼は貴方を尊敬しているのだ。ほんのりとやや頼りないところはあるけれど、隣にあるはずの優しげな横顔が、なぜだかどこか、歳相応以上に時たま、大人に見えてしまうものだから。)「…………………ン゛ァ~~~ッ………まあァーーーー………………ちょい寂しいけど、寝不足で倒れられるよりかはマシだしィ……………そんぐらい気を許して貰ってるっつゥーーことで……」(『口約束は破られる』。そんな貴方の意見は最もだ。でも、それを仮に心得ていたとしても『楽しみしてててだからこそ、ちょっと寂しい』という感情が拭えるかと言われれば話は別じゃないか。彼はまだ、俗世を知らない子供に近しい。)『…美味しそうだね?仕方ない、あんまん一個で手を打とうじゃないか』「 さぁっっすが小室先輩分かってるゥ~~~ッ!!!!はい、こっちが先輩のねェ…………………ンンで、俺のがァーーー……………………こっち!!」 ( あどけなさの抜けきらない黄色が歯を見せ笑う。袋からアンマンを取り出せば、彼は貴方に差し出すだろう。)「……………………、……」「……………──────────ッ………あ゛ーーーーッ……………先輩ちょい待って!!!!」(…………嘘。嘘である。渡した手前、貴方が受け取ってくれていたらちょこっと無言で見つめてちゃった。そしてあろうことか、包装を剥がしてしまうその前に腕を軽く引っ張ろうとしてしまうかもしれない。)「…………それェ、やっぱ半分こしねえ?俺のとさ。」「………………………兄ちゃ……………………兄貴と食べる時はよく半分こしててェーー…………………そしたら色んな味、食えるし。……………とか、言ったらァ………………俺、やっぱがめつい?」 ( ホントはあんまんも食べてみたくなりました、だなんていかにも『子供じみた』理由。さすがのあなたも嫌かな、なんて。わがまま言った手前彼なりに少し気遣ってるのか、伺うような視線は外さずに。拒んだっていい。あんまんは貴方のものだ。)   (5/10 02:13:48)


小室 耕助> 
「君が起きていると思わなかったからね。それに私も一人の時間を過ごすこともあるさ、特に理由もなくね?」(君を騙すことはできるかもしれないが、わざわざ騙す理由もないしこの言葉に嘘はない。君が起きていると予想できないわけではないが、寝ている可能性も高かった。わざわざ起こすほど自分とて寂しがり屋というわけではない。理由だってそこまであるわけじゃなかった。ただ眠れなくて、特にやりたいことも今やるべきこともない。今日は過ごしやすそうだと感じたから、きっと誰もいないと考えていた。私のこの予想はある意味君が来たことで外れたのだが)「寂しいか。なら私が話し相手になってあげよう、暫く寝る予定はなかったしね。何でも屋としては見捨てておけない事態だ」(寂しいけどなんでこぼす君に揶揄うような口ぶりで語りかける。別にそれを子供っぽいとは思わなかった。からかったのは、いうなればパフォーマンス。ちょっとでも笑って、或いは怒ったその気持ちを忘れられるならば幸いだ)「じゃあもらおうか……ん?くっ、くく……半分こか。ああいや、それで構わないよ……たしかに半分こすれば色んな味を楽しめるな」(先程とは違い今は、多少子供っぽいなと感じてしまった。一才違いの後輩に言うべきではないが、こちらを伺いながら提案する姿は幼い子のように見えて……思わず笑ってしまった。ああこれは良くないな?急いで訂正をして、たら半分こにしておこうと提案を飲んだ)   (5/10 02:40:33)


七竈 八六> 
君が起きていると思わなかったからね。それに私も一人の時間を過ごすこともあるさ、特に理由もなくね?』「え゛ッ……………?!マジで????それってくっそ暇じゃね?ゲームも無し、話し相手もなし。空っぽの両手に豚さん乗せることになっちまうだろォ~~ッ………………」(〝 信じられない〟、と言わんばかりだった。特に理由もなく1人で時間を過ごすだなんて、正しく『手持ち無沙汰』と言うやつじゃないか。バスが中々来ないからと1人で待つ時間さえも鉛を引きずる様な感覚なのに、それを自分から望むだなんて考えたこともなかった。……それもそのはず、馬鹿ってのは『生きやすい』と同時に、『時間の使い方が下手くそ』なんだもの。)「……………………いやー………………あーー…………でも、そういうとこがやっぱちげえんだろうなァーーーー……………先輩って。………………………あんま上手くいえねえけど、…………〝 色々考えてそう〟だから。」
(だからこそ自分とは違う視点、何でも屋さん基『探偵』を名乗る志。 貴方に何があったかなんてのは知らないけれど、直観的にそう思わずには居られない。きっとかっこいいヒーローは1人で立てる筈だし、『寂しい』なんて思わない。今更ながらにほんのり滲む、なんとなしの羞恥心。半分こにしようか、と優しく応じてくれる貴方に対し、本来ならば『マジで?!?!?!』と喜ぶところだったのだけれど、お礼を述べたあとの彼の表情はどこか少し悩ましげだった。)「………………………なあ、やっぱ先輩ってマジ、余裕っつか、落ち着きっつか。…『大人』だよな。1歳しか違わねえのになァーーーー……………」「………なんかさ、俺。早く〝 大人 〟になりたいんだよね。皆見たくディスコードがある 訳でも、下手すりゃ他人のディスコードが見えない時だってある。だから適性がどうのとか言われても全然実感湧かねえし……………………………」(率直な考えだった。貴方にあって彼には無いもの。それはきっと冷静な判断力と客観視。確かに貴方はどこか抜けているところがあるかもしれない。ほんのりそれでも、それでもだ。聞かずには居られない『余裕』の秘訣。嫌な大人だっているけれど、自分の見てきた大人の中にはかっこいいヒーローだって確かに存在した。)「………………………………あ。」「やべ!………へへ、半分こ下手っぴになっちった。……はい、先輩これ。」 (話しながらやっていたからかもしれない。ふわりと指を軽く沈ませ、割いた肉まんは左手の方が大きくなってしまった。彼は左手の肉まんを差し出しつつ、とっとと残りの肉まんを咥えることだろう。お腹、空いてるもんだから。)   (5/10 03:17:25)


小室 耕助> 
「確かに暇だよ、何か話すわけでもなくぼんやりするだけだ。でも悪いものではないよ?……色々考えているねえ。どうだろうな、君はー……この世に正常なものがあると思うか?」(途中まで何も考えず笑っていた。でも色々考えていると言われたら、思わずそんな問いが漏れてしまう。正常、変わった所も悪いところもなく普通なこと。でも普通ってなんだ?誰が良い悪いを決める?そんなもの周りの人間がどう捉えるかによる。多数派がそう考えているから、というだけにすぎない。そして多くの人が同じ価値観を持った場合、誰もブレーキをかけず暴走する。それが当たり前の、正常な行いになるから。私は正常というものが嫌いだ……私はやはり君に期待してしまうのかもしれない。自分とは違う答えを、だが今話す事でもない。『今のは忘れてくれ』そう付け足した)「私は大人じゃないよ?悪戯好きだしな。……そういう話ではないか。まぁ余裕っぽく見せる事かな?私自身いつでも余裕ではないよ。まあ私の話は良いじゃないか、それに焦る事もない」(自分だって人の子、弱い部分もあるし怖いものもある。全く戦いを恐れないのか、死が怖くないのかと言われたら即答できないかもしれない。それを表に出してるかどうかの違いだろうと、考えを口にする。要は弱みを見せたくないだけなのだ。私はちょっと大きい半分の肉まんを口に含み、なんとなく雲を見上げた)   (5/10 03:52:37)


七竈 八六> 
『君はー……この世に正常なものがあると思うか?』「………………『正常』?」「………………あ゛ーーー……………すげえ難しいなァ、それ。………………馬鹿だからさ、あんま良く考えらんなくて………そういうの。………………でも、自分とちげえことしてんのが『異常』…皆と同じことしてるから『正常』だってのは、なんかそれも違うかなって。……あんま答えになってねェけど、………正常になりたいから、浮きたくねえから、皆がそうしてるからって、自分を潰して生きてくの。……………『正常』、『異常』以前に俺がめちゃくちゃ『嫌』なコト。」「…………100人中1人が犠牲になったり、置いてかれたりしてたら……………それはハッピーエンドじゃないっしょ。多分。」(彼は、ふ、と。投げかけられた問いかけに頭を悩ませながら、ぽつりぽつりと呟いた。まるで何も分かっちゃいない希望的観測だ。聞く人によっちゃあ偽善にすら聞こえるだろう。事実、これは彼のエゴで、我儘なんだから。トロッコ問題然り、『100人の中の1人を見捨てれば99人助かるよ』だなんて言われたら、きっと彼は1人を99人に投げ入れて自分が1人の舞台に立つんだろう。)(『忘れてくれ』と口にする横顔、貴方が何を見てきたのか。ルクレルク人の迫害、嗤う大人。『赦せない』という確かなエゴと正義感、『盲目的な正常』に『NO』と中指を立てるよう、貴方にゃ『ロー』が傍にいる。)「………………だから。」「…………………それがわかるようになったり………頑張ってる奴とか、我慢してる奴を〝 子供〟で居させることが出来るぐれえに早く大人になりてーーってのが、あるから………………」「…………………あ゛ーーー…………」「…………なァんかうまくまとまんねーわッ!!!!俺、やっぱこういうのめっちゃ苦手、ビシッとかっこよく答えられたらいいのに。…………………ねえ。先輩はさ、もしも──────────……………」「………………………、…………、…………ぇ、」(彼は、息を止めて居たように途中でぷはっ、と後ろに仰け反り、語彙の無さをほんのりと後悔した。やっぱこういうのって向かない。貴方ならなんて答えるんだろう。きっと自分とはもっと違ったことを、答えるんじゃないのか。彼は困ったような、どこか照れくさそうな笑みを浮かべて、彼の方を見やった。)「……………、………ぇ、……ッ…」(見やって、しまった。)(…………それは、ほんの一瞬。瞬きをするまでの刹那。質問を飲み込むには十分すぎるものが、視えた〟気がした。貴方の〝 不和〟。自分よりずっとずっとデカい、人ならざる者が蜃気楼のように、ぼんやりと。)「……………ッ゛ッ…………小室先輩なんかッそこに!!!!!!!!」(…彼は思わず立ち上がり、貴方の方を指さすことだろう。しかし、しかしだ。表記した通りそれは『瞬き』をするほんの一瞬だけ。そこにいるのは半分こした肉まんを手にもつ貴方が変わらず1人を。)「………………ッあ、あれぇ……………????い、いま……なんかすげえ、でけえのが見えてた気が、すんだけど……………」「…………………ッ……かしいなァ…………………」( 今のはきっと気のせいだった。…と、片付けるのがいいんだろう。〝ごめん先輩、忘れて 〟なんて。貴方のさっきの真似事じゃないけど。彼は貴方の隣に再び腰掛けたのならば、もす、と肉まんを頬張るのだった。)(………まだ彼は、自分の可能性に、気づいちゃいない。)〆   (5/10 13:24:12)

和枕 音子> 
( いまが、何月で何日なのか。一週の何曜日なのか。何時何分、何秒であるのか。そんな些事はぼくにとってどうでもいいことだった。朝か、夜か。どちらだって、ぼくの眠りを妨げることは出来やしない。瞼を下ろせば世界は暗がりに包まれてしまうし、そこにあるのは静寂ばかり。) ( ねむりのなかには、なにもない。ただどこまでも、遠く遠く、暗い地平線があるだけ。生命なんてひとつもなくって、ずっと、ずっと静かなままで____ ) 「 ____あぁ、 」( ふるり。間近で見なきゃ分からないくらい、僅かに瞼を震わせた。すぅっ……と、長い睫毛の幕が上がれば、奥から覗くのはトパーズ____いや、ヘリオドールのように煌めくいろ。『 高尚な精神 』だとか『 活気 』なんて言葉とは正反対に位置する、無気力で眠気に濁った情で瞳を揺らしては、ゆぅらりと、まるで札を貼られたキョンシーみたいな動きで頭を起こした。 ) ( ぴぴぴぴと軽快な電子音を奏でるちいさな目覚まし時計を叩くようにして止め、辺りを見回す。) 「 …………おなかがすいた、なぁ。」( 放課後の食堂には人気がなかった。奥のキッチン側には人が動く気配があったけれど、生徒の姿は疎ら。今が昼休みだったら大喧騒、動物も虫もカミサマだってしっぽを巻いて逃げ出すくらいなのに。空腹を訴える薄いお腹を撫で、どうしたものかと首を傾ける。机に突っ伏していたせいで乱れた灰がかった桃色が、肩から滑り落ちて膝の上に着地した。 ) > 小室さん   (5/11 22:31:32)


小室 耕助> 
「……ん、こんにちは。珍しいねぇ、こんな時間に食堂に来る人がいるとは」(その珍しい人間は勿論自身も含まれている。というのも皆昼食はとっているだろうし、ここにいる人も大半は椅子に座って駄弁るだけといった所だろう。君は、そういうわけではなさそうに見える。友達を連れてやってきたわけではないし、待ち合わせという様子にも見えない。多分一人なのだろうか?私は手に持った小さいサンドイッチの乗った皿を適当なテーブルに置いて、君に声をかけて見ることにした。)「放課後だから対したものは置いてないと思うけど、こういったものなら作ってもらえるかもしれないね。君がもし一人なら、良ければ私と話しながら一緒に軽食でもどうかな?」(何故?と言われたら返答に困ってしまうが、何か食べるなら一人よりは二人の方を私は好む。人と何かしらの会話をするのが私の趣味だからだ。勿論断ってくれて構わないが、どうだろうか?)   (5/11 22:48:55)


和枕 音子> 
( 近くのテーブルに座った男子生徒は、見知らぬひとであった。そもそもクラスメイトの顔すらまともに覚えていないのだから、彼がどれだけ学園で有名な生徒であったとしても、名前や素性が浮かぶことはないのだけれど。) 「 ………………どうも、こんにちは? 」「 めずらしいと言うのなら、きみだってそうだろう。『 こんな時間に食堂に来る人 』は、きみも同じなんだから。」( 寝起き特有のぼんやりとした声音で言葉を返す。『 良ければ私と話しながら一緒に軽食でもどうかな? 』 青年は人懐っこい様子でそう言う。なぜ、彼にとっても知らぬ存在であるはずのぼくを誘うのだろうか。見知らぬからと言って、一も二もなく無碍に誘いを断ったりはしない。しないが、他人の吐いた台詞をまずは疑いと共に詮索してしまうのは、自身の悪癖だと理解している。何の得があって? 何が目的なのだろうか? ) 「 ____ふむ。」( 徐に席を立つ。すい、と歩いていく後ろ姿を見たであろう男子生徒は、振られてしまったと思ったかもしれない。しかし、 )「 あの、おにぎりとかってありますか。」「 そうです、ちいさいのでいいんですけど…………あ、どうもです。」 ( 向かった先はキッチン側。エプロンを着込んだおばさまに聞けば、すぐに目当てのものを皿に並べてくれた。そうして元いた席へ取って返せば、声をかけてきた白いパーカーのきみの、正面____ではなく、斜め前に腰を下ろす。 ) ( おにぎりはみっつ。右から梅干し、おかか、塩。じっとそれらを見つめ、どれから食べようかなんて指をさ迷わせつつ、ぼくは口を開いた。) 「 ぼくはだいたいひとりきりだよ。誰かといっしょにいるの、性に合わないんだ。」「 まぁでも、これを食べる間だったら。 」「 和枕音子。和む枕、音の子供……で、なまくらねいこ、だ。学年は二年。」( ぼそぼそと呟かれた言の葉に、きみがどんな顔を見せたのか。白いご飯しか視界に入っていないぼくには、到底分かりえないのである。 ) > 小室さん   (5/11 23:18:44)


小室 耕助> 
「恥ずかしながら昼食を食べそびれてしまって。誰か誘おうとは考えたんだけど、流石に私しか食事をしないのに誘うのもね。だから一人で食べようと思っていたところ、君が来たというわけだ」(これでも探偵を名乗る身、君がこちらに疑心を向けているのはなんとなく察する事ができた。私だって別に誘おうと思えば誘える相手はいるとも。これは強がりというわけではない、ただ時間も半端だ。無理に付き合わせるのも申し訳がない。そこにちょうど、一人で来て自分同様食事をとりにきたらしい君を見かけたので誘ってみようと考えた。その事を君に伝えるが、気づけば君は席を立っているじゃないか。流石に急すぎたか?私は今回のことを反省しながらサンドイッチを一つ手に取って、口に運ぶ。ゆっくりと咀嚼して、水を手に取ろうとした瞬間コトっという軽い音を聴いた。)「なんだ、断られたかと思ったよ。ふむ、なるほど君は一人の方が好きなのか。なら悪いことをしたかな?……そうかい、ではお互い食べ終わるまで話そう。私は小室耕助、小さい室、耕す助けと書く。学年は三年、私は一年先輩というわけだ」(音のした方には君がいた。どうやら、断られたわけではなかったらしい。彼女はどうやら、おにぎりを頼んだらしい。テーブルに置かれた皿、それから君の表情に視線を移す。こちらを見る事はなく、おにぎりを選んでいるようだ。あまりマジマジと見つめていると怒られるだろうか?と思いつつも君の様子から目線を外さない。手に取ろうとしていた水を持ち上げ、私は喉を潤してから君に自己紹介を返すとしよう)   (5/11 23:39:45)


和枕 音子> 
( 今時の若い男性にしては、驚くほどに綺麗な言葉使いをする。荒い音が含まれない、丁寧な____例えば、地位の高い家の生まれのような。例えば、ミステリー小説に出てくる探偵のような。) 「 わるいこと? そこに善悪なんて存在しないだろうけど、強いて言うなら悪ではないんじゃあないかな。不快ではないし、ぼくは。」「 ……ふぅん、きみ、せんぱいだったんだ。小室せんぱい。あぁ、敬語をつかったほうがいいのかな………………別にいいか、次に出会ったときに覚えていたら畏まるよ。それとも、せんぱいはそういうのを気にするたち? 」( だったら最初からやり直すけど、と半分くらい自己完結で結論を出した調子で、斜め前を一瞬だけ見遣る。) ( 敬語は苦手だ。思ってもいない尊敬を、無理くり身体中から絞り出して見せねばならないから。でも、このせんぱいが随分とスマートだから、こちらもそうしなければならないのではないかなんて。らしくもない発想を浮かばせて。)( 当のせんぱい本人は、何やらじっとりと視線の雨をぼくに降り注いでいるのだが。おにぎり、食べたいのかな。サンドイッチじゃあ足りない? 18歳とは言えまだ育ち盛り、いっぱい食べたいお年頃であってもおかしくはないだろう。警戒心レベルを勝手に上げる。とりあえず、取られる前に梅干しおにぎりを手に取った。眠気覚ましに酸っぱいものを、だ。ひとくち。血の気のあまりない唇で白いお米を食み、しっかりと咀嚼し、静かに嚥下する。ちょうどいい塩気だ、満足感を隠すことなく頬を緩ませた。) 「 ………………せんぱいも、見てないで食べたら? サンドイッチ。かぴかぴになっちゃう、よ。」> 小室さん   (5/12 00:02:36)


小室 耕助> 
「そうかい?君が悪いことではないと思うのなら、あまり気にしないでおくよ。いや?気にしないかな……普通はそうするから自分も同じことをしなきゃいけない、というのは疲れるだろう?好きにしてくれて構わないよ」(普通や常識を誰かに強要するのはあまり好みではない。また私自身こだわりというものをあまり持たない。別にタメ口だろうと敬語だろうとそこまで差はないと考えている。結局上っ面での接し方というだけで、内心どう感じているかは変わらないのだから。だから、君の好きなように接してくれて構わない。)「ああすまない。話すのに夢中になると、どうしても手が止まってしまうね。……ん、そういえば君はおにぎりが好きなのか?」(食べないのか、と聞かれて私自身手が止まっている事に気がついた。確かに時間が経つと美味しくなくなってしまう、こちらもそろそろ手をつけなければ。また一個手に取り、軽く口の中に運んでいく。少し硬くなったパンと、具材のレタスの食感を味わって喉を鳴らす。疎らにいる他生徒の話し声や笑い声をBGMに、食事は進んでいく。私がふと視線を戻せば、そちらもおにぎりを食べ進めているだろう。それを見て、所謂世間話を試みた)   (5/12 00:26:01)


和枕 音子> 
( ふたくち、さんくち。ゆっくりと食べ進めてようやく到達した梅干しは大変に、非常に酸っぱかった。思わずきゅっと眉を寄せ、目をきつくきつく瞑ってしまうくらいには。やっぱりはちみつ漬けのふんわり甘い梅干しも良いけれど、ご飯に合うのは酸味の効いたものだろう。未だ残る眠気に揺れていた思考もしゃっきりと背筋を伸ばすような、そんなものが好ましい。どうやら律儀にも種は取り除いて握ってくれたみたいだから、妨害者を気にすることなく齧りつける。半分ほど無言のままに同じ動作を繰り返し、) 「 ねこは、話すこと自体はきらいじゃあないから。気にされる方が面倒だと思う、かな。」「 『 普通 』は、たしかに窮屈だ。みんなみたいに普通にしなさいって、ぼくも何度叱られたことか。せんぱいがそう言う類じゃあなくて良かった。」( 『 普通になるためにがんばる 』とか、ぼくきらいだから。所詮は一歳差、一年ちょっぴりの人生差で、いったい何が変わるというのだろう? 年齢が上だから、お前より生きている時間が長いからって従順にすることを求める人間は、努力の次の次くらいにきらいだった。食べかけの断面に視線を落としながら、彼の意見に頷きと同意を。) 「 おにぎりがーって言うか、ぼくは『 たべること 』がすきなんだよね。何だっておいしく食べるし、アレルギーも特にない。今日の気分がおにぎりだったって、いうだけ。」「 ものを食べることは、頑張らなくてもいいから。誰かと努力を比べられたりしないから。ほら、だいたいのひとは、ご飯を咀嚼することをわざわざ努力して行ったりしないでしょう? 」( さて。今の話が、出会ったばかりのきみに理解出来たであろうか。いや。理解できなくとも、きっと紳士的なきみは頷いてくれるんじゃあないか。こんな壁だらけの女に、わざわざ世間話をしてくれるような青年だ。たぶん、きっと否定したりはしないだろう。ひとつめのおにぎりを跡形もなく食べ終えて、すぐさまおかかの混ぜこまれた方に手を伸ばす。)「 ……せんぱいは、サンドイッチがすきなの? 何サンドか……は分からないけど。」( 食欲を刺激する香ばしい匂いに口を開け、ひとくちめ____の前に、こちらも申し訳程度の質問を投げてみる。世間話ってこんな感じかな。 ) >小室さん   (5/12 00:59:47)


小室 耕助> 
「なら、偶に見かけたら話しかけさせてもらおうかな?……普通ってなんなんだろうねえ」(普通になる事を求めるということは、"お前は普通じゃない"と言っているようなものだ。自分の中ではどんなに正常に振る舞っているつもりでも、異常だと言われる事もある。そもそも求める側が普通ではないという事もある。結局のところ、普通というものはないのだろう。……まあそれは今はどうでもいい話だ。食事中に議論するものでもない、この考えは胸の内に秘めておこう) 「なるほどね、確かに食べるぞと意識する事はあまりない。目の前に出されたものを口に入れる、それを噛んで飲み込む。一連の動作は無意識に行うものだ。……私は全体で考えたらサンドイッチは普通だな、でもレタスサンドはよく食べるよ。多分食感が好きなんだ」(そうでもない人もいるだろうが、確かに自分は今から食事をするぞ!と気合を込めたりはしないしそこに努力というものもない。特に意識せずに、無意識に自分は目の前のものに手をつける。君の言い分も理解できるものだと納得した。私が最後の一つを手にかけた時、今度は君の方から話題を振られた。好き嫌い、というのはあまり考えた事はない。が、なんとなく食べるもので考えればレタスサンドなんかはよく食べる。パンはもちもちしていてレタスはシャキっとしてる方が好みだ、多分食感を楽しんでいるのだと思う)「……ごちそうさま。今日は楽しかったよ、良ければまた食事をしよう。ああ困ったことがあったら呼んでくれ。こう見えて学園の何でも屋だからね」(君より先に食べていた分、先に食べ終わるのは私の方だろう。私は空になった皿を持ち上げて、軽く頭を下げた。君にとってはわからないが、思ったより楽しい時間だった。良ければまた会おうと一方的に告げる。勿論何かやって欲しいことがあった場合でも構わないと言っておこう。そのまま返事を待たずに、食器返却口の方に私は足を向けた)   (5/12 01:30:40)

小室 耕助> 
(水の落ちる音がぽつりぽつり。それに混じってプシュー、ガタンと扉の開閉音が耳に飛び込んでくる。それから楽しそうに水溜りを踏む子供の笑い、雨にうんざりしたような男性のうめき声、傘がバサッと広がる音。色々な音が聞こえてくる……顔をあげてもそこには何もない。ただ、ここには放棄された廃バスと寂れたバス停があるだけだ。私は再び視線を下げる。水溜りには廃バスと似ているバスが乗客を降ろし、また開閉音を鳴らして扉を閉ざしていた。私はこの光景をずっと見つめている。またそう時間を経たずして、バス停に残された時刻表通りに水溜りの中のバスは戻ってくるだろう。それが同じ日の光景なのかは、自分にはわからないが) 「……やあ、こんにちは。君も雨宿りついでに水溜りの中のバスを見ていかないか?」(バス停の椅子に腰掛ける。随分と使われてないだろうその場所は腐った木の匂いを発しぎしっという音を鳴らすものの、椅子と雨を弾く屋根はまだまだ現役だと教えてくれる。次のバスを待っていると、そこにおとなしそうな少女が歩いてくるのを見つけた。私はそちらに軽く頭を下げ、にこやかに空いているスペースに掌を向けた。私はただこの時間は良いものだと思い誘っているだけ、一緒に腰掛けるも断るも無視するも好きにして構わない。ただ聞こえるだろう、遠くからバスが走ってくる音が)   (5/13 19:47:05)


蕪木 千歳> 
( 午前中に降っていた雨は昼前に止み、放課後にまた降りだしていた。傘を持ってきていないことを嘆くクラスメイトの声を聞きながら、天気予報を見た母から持っていくように言われていた私はばっちり傘を持ってきていて、それが誇らしくも、何故だか寂しくもあった。持ってきてるから一緒に帰る?…なんて、言えるわけもなく、しとしと降りの雨を塞ぐ傘の中は広い。なんとなく落ち着かなくて普段より早く教室を出たものの、乗るバスの予定時刻にはまだ余裕があって、じっとりと横入りした雨と湿気が無意味に服を湿らしていく。こんなことなら、いつも通りの時間に出るべきだったと、天候と同じ曇天模様な気分になった。水の弾かれる姿が見える、お気に入りのビニル傘を、傘と何もない所の境界線をガラス越しにぼんやりと眺めながらくるりと回す。ブロロロロ────────。不意に耳に届いた、古いバスが排気を吐き出す唸り声にはっとして振り返る。けれど、振り返った先、バスは居なかった。本当に少しだけ歩いた先の廃れたバス停。そこに居た知らない男の先輩の隣に座ってしまったのは。普段なら怖くて断るのに、今日ばかりは惹かれたのは、そんなバスがきっかけだった。『 ……先輩?は、詳しいんですか?…水溜まりの中のバス停に。……私さっき、音がしたなって思ったのに何もないから、びっくりしちゃいました。 』畳んだ傘から滴った水滴が、廃バス停のコンクリートを初めて濡らす。小さく会釈した後、近くも遠くもない距離感で浅く椅子に腰を下ろして、そんな風に声をかけた。えへ、と少しだけ照れたようにはにかんで、湿気でぺたつく頬をかく。猫背気味に貴方の顔を覗き込んだ。)   (5/13 20:13:34)


小室 耕助> 
「詳しい……と言えるほどでもないよ。調べたら一定の区域内で色々目撃されているカミサマみたいだけど」(隣に座った君に少し目線を移し、その疑問に答える。人類とカミサマがある程度共存するようになって、そう時間も立たないうちにこの現象についての情報が飛び交ったらしい。調べればある程度当時の噂話を拾えるだろう。どうやらこの現象に危険性は一切ないらしく、こうして放置されているようだ。おかげで私達はこの音を聞く事ができるし、当時の光景に思いを馳せる事が出来る)「付近の廃バスが走っていた頃の光景なんだって言われているらしい。当時の停車する時間に音はやってきて……今みたいにバス停で停車する。顔を上げれば見えないのに、水溜りに目を向ければ見える」(水溜りに波紋が広がって、その中にまだ走り回っているバスの姿が映し出される。自分達の前、ちょうどバス停のある場所に止まった。雨音に混ざって扉の開閉音が響く、それを聞きながら付近で雨ざらしになっている廃バスを見つめた。実際はどうなのかわからない、でも今の光景はなんとなく心を落ち着かせてくれる。少なくとも私はこれが好きだ。君はどうだろう?面白いと思ってくれているかな?私の顔を覗き込む君に、問いかけるように首をかしげて見せる)   (5/13 20:43:02)


蕪木 千歳> 
へぇ…………、…カミサマって、こういうのもあるんですね。( 危ないものばかりな印象があったのは、きっとテレビで報道されがちなカミサマはヒーローと戦っているものであったからな様に思う。だからこそ、無害、ただ昔をおもんばかるようなカミサマの正体に、驚きでぱちりと瞳を瞬かせた。雨宿りの屋根の先の水溜まりには次のバスが映り込み、足元だけが映された乗客が乗っていく。静けさの満ちた雨の中、発車するバスの音はよく響いて、顔を上げても、発車したバスの後ろ姿は現実にはない。『 ……行っちゃった。 』『 ノスタルジーって、えと、いうんでしたっけ、不思議なカミサマで、昔あのバスに乗ってた人が見たら喜びそうだなって、思います。 』膝の上で掌がきゅうと丸まった。首を傾げる姿に心臓がどぎまぎして、じんわりと肌を濡らしたのは汗と湿気のどちらだろう。
たどたどしい言葉使いで紡がれた言葉は定型文、或いは無理矢理書いた読書感想文のようで、とはいえ他に言いようがなくて心臓の痛みが強まった気がした。クラスメイトよりも縁遠くて、他人というには些か近い。先輩というのはそういった存在で、けれども目上の人で、だからこそ問い掛けが痛かった。気分を害したらどうしたものかと。無邪気な子の方が人に好かれやすいというのは、よく知っている。と、と椅子から足を踏み出して、雨で濡れた地面の縁にたった。へらりと笑ってしたのは、夢のような小さな提案。『 …あのバスに私達って乗れちゃったり、しないんですかね。や、水溜まりの中にあるやつですけど、……水溜まりの中に入って、そのまま乗ったり、とか、出来ないかなーって思っちゃって。 』   (5/13 21:12:10)


小室 耕助> 
「そうかもね。私ならどう思うかわからないけど、当時の記憶や記録のようなものが残っているというのは案外嬉しいのかもしれない」(君の返答は、なんとなく違和感を感じる。それは緊張、不安、迷い……ひょっとして問いかけられるのは苦手な子だったのだろうか?この手の話に正解というものは存在しないのだから、もう少し肩の力を抜いてくれて構わないのだが。しかし、下手に"無理しなくて大丈夫だよ"と言っても逆効果になる事もある。無理に落ち着かせようとするよりは、気づかない様子を見せてあげる事で安心させられるかもしれない。私は君の様子に気づいてないふりをして、返答を返すことにした)
「……どうだろうね、試したという話は聞いた事ないな。もしかしたら水溜りに足を踏み込めば乗れるかもしれない」(私は乗れる可能性は0ではないと考えている。あくまで一方的に、当時の状況が映し出されるのみだと話を聞いた事はあるが……年月を経てカミサマの性質がもし変化していたら?私は君の話に頷いてみせて、水溜りの方にゆっくりと歩いてみせる。結論としては、何もおこらなかった。やはり映し出す特製のようだ。私は口元を緩めて、ダメだったよと肩をすくめた)   (5/13 21:30:41)


蕪木 千歳> 
( 不快にさせることはなく、とはいえテンポが良いとは言えない会話に水面が揺らぐ。そう感じるのは気持ちの問題もままあって、傍目に見ればゆったりとした会話のようでもあるかもしれない。けれど、ほっとすると共に気を使わせてしまうのが申し訳なくもあった。風変わりなバスさえなければ、こんなことにはならなかった。だからちょっとだけ恨めしい。バスだけで見れば、寂れた雰囲気が好みであるのもまた憎らしかった。『 まあ、試して本当に行けちゃったら、ちょっぴり危ないですもんね……、…………へ、え、…せ、せんぱい? 』試したことがない、そんな報告は残念でもあり、行ける可能性の残した夢のある話。とはいっても、帰り方は分からない、バスの行き先も分からない。となると度胸試しでもしない限り、そんな馬鹿なことをする人は居ないのだろう。………そう、それは馬鹿なこと。廃れたバス停から貴方が出ていくものだから、私は些か狼狽する。戸惑いから手は上に上がるけれど、服を掴んで引き留めるようなことは出来はしない。水面に足を踏み入れて、────にゅるん。…………そんな風に吸い込まれてしまうことはなく、先輩は変わらず其処に居た。『 ──────。 』唖然、呆然、焦燥感と微かな、怒り?提案しておきながら。『 …濡れちゃいますよ、バス停から出たら。それに、…それに、ほ、本当に乗れちゃったら、どうするつもりだったんですか。…………………あぶないこと、しないでください。 』ぱしゃんと水面が跳ねて、靴下に張り付いたような気がした。小さな雨粒がパーカーに着地し吸われていく。黒と反対の白いパーカーの先を震える指先で摘まんで、バス停の方へと弱く引っ張る。胃の奥が重たい。笑い話で済ませれば良いのに、本気で怖いと感じていた。自分が入り込めてしまえたら、そんな空想は夢見たくせに。)   (5/13 22:12:12)


小室 耕助> 
「あ、ああすまない!いや、本当に乗れたら貴重な情報を得られると、思ったんだが……本当に申し訳ない、その……」(この時の私はきっと、いつになく動揺していた。可能性を考えながらもこんなことをしたのは、乗れたとしてもその情報を君が持ち帰ってくれると、考えていたからだ。危険性が僅かにでもあると知れたら大きい前進であり、無事ならばそれはそれで笑い話の一つにでもなるだろうと。私は服の裾を摘まれて引っ張られるまで、君の気持ちを頭の中に入れてなかったことを知った。それはそうだ、自らの提案或いは軽口で本当に消えてしまったら心臓に悪いじゃないか。自分の興味を優先したことを、頭の中で後悔しながら慌ててバス停に戻る。その背中で、バスの出発する音が鳴っていた)
「濡れてないかい?えっと、そうだな……ごめん。……もう少し雨宿りするかい?」(本当に怒らせるようなつもりではなかった、誓ってそれは本当だ。このゆったりとした時間を誰かと共有できれば、と思っていた。本当にそれだけだったとも。こういう時、どうすればいいだろうか?タオルは、鞄にあるかもしれないが自らのタオルを女性に渡すのはどうなのだろう?他で埋め合わせようにも、そういえば君の名前すら知らないのだった。私にできるのは謝ることと、もう少し聴いていくかという質問だけだった)   (5/13 22:41:32)


蕪木 千歳> 
( 自分に掛けられた言葉をまるで他人事みたいに聞きながら、胃に押し込まれた異物の放つ冷気を感じた。確かにヒーローなら、率先して動くべきだ。研究すべきだ。程度はあるが専門校に通う学生としても、それはなんら間違いない。でも、先輩がそんなことしなくて良いって、言いたくなった。『 …私も、軽率でした。ごめんなさい。眼鏡がちょっと濡れちゃいましたけど、それ以外は全然。……先輩こそ大丈夫ですか?ハンカチ使います? ………あのカミサマに、気力とか色々抜かれたりしてません? 』怒られてまごまごしているのが面白いみたいにふ、と笑って、肩の力を抜いてみせる。バスが発車する音、雨音がちょっと遠くになる。ぱっと手を離して、微かに湿ったパーカーの袖をレンズ部分に押し当てて水分を取れば、曇った世界が少しだけ見えやすくなった。ハンカチは持っているけれど、自分に使うほどでもない。ただ貴方は自分より長く外に出たものだから、要るかもしれないと少しだけ悩む。心配半分、冗談半分の問い掛けは場を和ませるためのもので、本当に抜かれていたら洒落にならない。あーぁとしゃがみこんでしまいたい気分を誤魔化して、さっきより深く椅子に座った。『 …あと1,2回だけ見たら、帰りのバス来ちゃうので帰ります。 』多少濡れても壊れない腕時計。便利だけれど今では標準機能なのだろうか。そんな時計の時間を確認して、先輩は?と問うように首を傾げた。)   (5/13 23:04:04)


小室 耕助> 
「そうか、そんなに濡れてないならほっとした。大丈夫、出ていたのは数秒くらいだろうしね。……はは、この通り元気そのものさ」(まずは君がそこまで濡れてなくて一安心。加えて、笑ったのをみてこちらは肩の力を抜いた。流石にハンカチを借りるのは申し訳ないというのもあるが、実際長く外に出ていたようで、時間で考えれば数分経つか経たないかくらいの僅かなものだった。なので問題はなく、気力を抜かれたのではないかと問われれば、その心配はいらないとにっこり笑ってみせた。流石にこれ以上揶揄うような態度を取るのも誠実さに欠けるというもの。軽口で返そうかという考えを頭の奥に引っ込ませて、君が座ったのを確認してから自分も腰掛ける)「そうか。私はーー……君さえ良ければ、帰るのを見届けてから帰路に着くよ。私はそこまで遠くもないしね」(時間で考えて残り数十分後、それを見てから帰っでも良いだろう。君を引き止めてしまった手前、ついて行かなくとも帰るところ位は見守るべきなのではと考えた。勿論一人でこの空間を味わいたいというならば、それも構わない)   (5/13 23:24:42)


蕪木 千歳> 
………それなら、良かったです。( もしこれでお互い油断していて、翌日二人して風邪を引きました、なんてことになったら。学年が違うのだから知る術なんてないだろうけれど、それを考えると滑稽で可笑しく思えた。そんなこと、滅多にありはしないだろうけれど。隣に座った順番が初めとは逆で、それがなんだか近い気がして身を縮こませて距離を取る。態々移動しては失礼だから、バレないことを願って。縮めても近い気のする距離が、なんだか落ち着かない。さっきまで怖かったバスの発車音が、今はいい気晴らしだった。『 …優しいんですね、先輩って。………………先輩が自分の傘持ってたら、ですけど、…バス停まで、お願いしても良いですか? 』送ってくれる行為は何処と無く紳士的、よりはっきりと言ってしまえば男性的で、そういうつもりはないだろうにちょっとだけ気分が浮わついた。そんな自分に呆れながら、口元に手を当て、冗談めかした笑みを作る。断るか、受け入れるか、数順の迷い。その末の結末はどっち付かず。でも流石に、バス停の先まで送ってもらうのは気が引けるし、そこまでくれば殆んど帰ったようなものだ。ただ分かれた後の帰りだけ、傘がなければ近くとも貴方はまた濡れてしまうものだから。そこだけ1つ条件だった。)   (5/13 23:41:36)


小室 耕助> 
(君が身を縮こませるのでやはり濡れていて寒いのだろうかと思考する。本人が平気だというのだから、それはきっと自分の気にしすぎなのだろうが。それでも気にしてしまうので、露骨すぎない程度に君の表情を伺って、唇の色や震えなどがないかを確認する。そこからはあまり見つめないようにそれとなく視線を背けた)「優しいとは、少し違うな。私のはただの自己満足だよ。……良いのかい?それならば、バス停まで君を送っていこう」(私が優しいというのは、素直には受け取れない。どこまでも自分勝手でしかないのだ。君をなんとなくで引き止め、そのくせ時間が遅いからと紳士ぶって君を心配しているんだから。だから、君の提案は正直予想外だ。バス停まで一緒に歩いて構わないという。嫌われてなさそうでホッとするべきか、心配するべきなのか判断に悩むが……その提案をのもう。鞄に入った折りたたみ傘を取り出しておき、いつでもいいと君に伝えよう)   (5/14 00:01:13)


蕪木 千歳> 
………私からすれば、それが優しいになってるんですよ。…有難う御座います。( そうは言っても、貴方は納得しないだろうけれど。人は人にした親切をあっさり忘れてしまうという。受けた恩は忘れないのに、だ。だから、恩を受けた私はこの事は忘れてしまうまでは覚え続けているだろうし、それまで優しかったと自分の中で証明し続けられたら良いなと淡く願う。息苦しくって落ち着かない、寒いのも熱いのも心地好くはなく、…互いの名前すら知らない。…………それくらいが、どうせちょうどいい。行きましょうか、と、ぱっと微笑んで、閉じていた傘を開いた。透明な傘越しの水溜まりに、到着したばかりのバスが移る。そんな水溜まりをえいやっと踏んづけて、移る景色を揺るがした。雨音が傘を跳ねて、直接自分の中に響く。その賑やかさは、近すぎた距離が戻ったようで。雨音に書き消されないように、声を張り上げるために吸い込んだ空気が心地好かった。)『 ……もし先輩が良かったら、ですけど、………また一緒に雨宿りしてくれたら、…その、…嬉しいです。 』   (5/14 00:15:16)

小室 耕助> 
(食堂は今日も盛況。賑やかで大変結構、と言いたいところだが私が座れそうな席が見当たらない。こうなると困ってしまう、ら簡単な軽食を頼んで外に出て食べるということもできるが、今日は椅子に落ち着いて座って食べたい気分だ。そうなると、自分にとれる選択肢というのは友人を探して混ぜてもらうか、少人数或いは一人だけで食事をとっている人物に相席をお願いするしかない。正直友人をこの中から探すのは面倒くさい、なので見ず知らずの人に相席させてもらう方向で行こう)「……ちょっと良いかな?生憎と座るところが見つからなくてね。良ければ相席させてもらいたいんだけど、大丈夫かな?」(偶然にも私が立っている場所に近い席に空きを見つけた。私はゆっくりと近づいて、君に恭しく礼をする。周りの喧騒を軽く見渡し、多少困った笑みを浮かべて私は君の表情を伺った。正直席を探すだけで食事する時間がなくなってしまいそうだ、相席させてもらえるのなら本当にありがたい)   (5/14 20:57:09)


雪原 傘音> 
「……!」(もぐもぐ、もぐもぐと焼き豚丼を咀嚼する。うんまい。でも出来るだけ音を立てないようにする。いつもの事だから問題ない。今日はとてもとても賑やかな食堂。他の人たちは座る場所が無いのか立ち往生したり、相席させてもらったり。私の前もひとつ空いてる。もし困ってたら座らせてあげようかな〜と思っていると短い黒髪が印象的な男の子に声を掛けられた。どうやら座れなかったらしい。やっぱりなって思ったのでスケッチブックを取り出して書き書き)『全然大丈夫!!座って座って〜!』(相手に書いたものを見せる。そして片手で対面の席を手で指した。そしてペらりと1枚捲って、またカキカキ)『今日はいつにも増して混んでるから大変だったでしょ。普段はこんなに混まないんだけどね〜日替わりのメニューがこれだったからかな?』(食べかけの焼き豚丼を示し、マフラーから口をのぞかせて箸を運ぶ。じゅわっと肉汁が口いっぱいに広がる。これでお手頃価格なのだからありがたい。学生の強い味方だなぁ)『あ、そうだ。ここで会ったのも何かの縁だよね!私は雪原傘音!2年生!君の名前を聞いてもいいかな?』(折角相席になったのだし、仲良しになれたら楽しそうだから名前を聞いてみる。もし良かったら教えてくれるといいな〜)   (5/14 21:11:08)


小室 耕助> 
「ふむ……ありがとう、ならここに座らせてもらおう」(話しかけた銀髪とおおきいマフラーの少女は、スケッチブックに文字を書いてこちらに見せてきた。この子は喋れない、或いは声を出したくない事情があるという事か。ならば、それについて必要以上に触れない方が良いだろう。なぜ筆談なのかは聞かず、君の文字に対しその都度リアクションを返していく。会話のリズムがいつもと違い、また文章を待つ時間がある為にいつもの調子だと冷たい印象を持たれるかもしれない。いつもより身振りは大きく、表情を意識して笑顔を浮かべてみる。)「なるほど、豚丼ならみんな食べたがるわけだ。……うん、私は小室耕助。年齢は18、学年でいえば3年生になる。あぁごめん、ちょっと待ってほしい。すぐに戻ってくるよ」(君が見せてくれた豚丼は、油がよく乗っておりタレが良い感じにご飯に絡んでいた。なるほど、私もあまり肉を食べないがこれは食べてみたくなる。自己紹介を終えたあたりで少しストップをかけて、椅子に適当な荷物をおいていく。待たせないように、なるべく早歩きで私も焼き豚丼を持って席に戻っていく)   (5/14 21:29:47)


雪原 傘音> 
(お互い自己紹介を済ませてコムロ先輩─漢字が分からないからカタカナで─が豚丼を買ってきた)『あ、焼き豚丼!むふー、私の見て食べたくなったんだね!おいしそーに見えるでしょ?おいしーんだな〜これが!食べてみて食べてみて!』(胸をちょっと張りながら、どやぁと言ったようにスケッチブックを見せる。私がこれを食べた時、学食で色々食べてみたけど、今まで食べた中でもトップレベルで美味しかった。1番美味しい、というか私個人が好きなのを除いたら、もしかしたらこれが1番かもしれないくらいに。だからその美味しさを共有出来たらいいと思っていたので、同じものを買ってきてくれたコムロ先輩には感謝である。と言った所で私は相手が自分よりも上の学年で、年上なことを思い出した。さささ〜っとスケッチブックに鉛筆を走らせる)『あ、ごめんなさい。ちゃんと先輩って言わないといけないですよね。私ったら初対面なのに敬語忘れちゃってました〜たはは』(いけないいけない。敬語は苦手だけど、角は立てちゃいけないからね。おっちょこちょいな自分に思わず苦笑する。反省してこれから気をつけなきゃ)   (5/14 21:40:54)


小室 耕助>
 「ああすまない。漢字がわからなかったね、小学校の小に室内の室で小室だよ。そうそう、美味しそうに見えたから食べてみたくてね。じゃあ、いただきます」(はやく買ってきた方がいいと考えていたため、漢字の書き方を教えてない事をすっかり失念しているのに気づいた。別にカタカナでもひらがなでも良いのだが、一応教えておいた方が良いか。君に書き方を伝えてから、早速頼んだ焼き豚丼に手をつけていく。噛めば肉汁が溢れ、甘辛い濃いめのタレが肉と白米によく合っている。一緒に頼んでいたサラダとも相性が良い。脂っこくなった口内を野菜がさっぱりさせてくれる。うん、これは美味しい。)「いや、私に敬語は不要だよ。勿論敬語が良いならそれでも良いけど……好きに呼んでくれて構わない。気を使わないでくれた方が、嬉しいからねえ」(水を一口飲んで、敬語を忘れていたという君に首を横に振る。もとからそういうのはあまり気に留めない。使わないほうが楽なら、そっちの方がいいだろう?敬語を使うのも使わないのも君の自由だ。好きにしてほしい)   (5/14 21:56:09)


雪原 傘音> 
(敬語が不要だと言ってくれたので)『わかった!じゃあ普通に話すね!敬語苦手だから助かったよ〜』(と、見せる。よかった、心の広い人で。狭い人は敬語使わないと怒ったりするし、大人の人とか特に。いやまあ苦手な私が悪いんだけども。いつかはしっかり使えるようになろう。そして丁寧にコムロ先輩は名前の漢字を教えてくれた。小室と言うらしい。良かった、難しい漢字じゃなくて。それだとちょっと書くのが大変だった)『ところで小室先輩はいつも学食で食べてるの?私はお料理下手くそだからお弁当作れなくて。いつも学食で食べてるんだ〜自分、不器用ですから…なんてね。学食はお値段もお財布に優しいしお腹いっぱい食べれるから、私みたいにお料理苦手な人にはありがたいんだよね〜』(眉間に皺を寄せて、できる限り渋い顔をしてみせる。多分なんか違う気がするけど…スケッチブックを横に立てて、焼き豚丼を口に含んでもぐもぐする。もぐもぐ。美味しい。これ日替わりなの勿体ないなぁ〜なんで日替わりなんだろうなぁ〜材料費高いのかなぁ〜。あ、喉乾いた。水飲も。ごくっごくっぷはぁ!今日も水が美味い!水の味分からないけど!)   (5/14 22:09:14)


小室 耕助> 
「うんそれで良いよ。敬語というのは大変だよね、私も1年の頃は多少苦労したとも。こう見えて礼儀正しく、というのは苦手でね……本当だよ?」(基本的に年功序列というものをあまり気にしない。それ故にあまり敬語で話すということもなく、1年の頃は先輩に生意気な後輩だなんて言われたこともある。冗談っぽく笑ってみせるが、実際ちゃんとした礼儀正しい行いというのは苦手だ。やれる自信はあるがやろうとは思わない、話しやすい喋り方で良いじゃないか)「私か、料理は多少はできるけど早起きが面倒でね。いつも夜遅くまで起きていたり街を彷徨うせいでもあるんだが、結構ギリギリなんだ。それに食材を買って毎日作るよりは、学食の方が安い気がしてね。君は早起きは得意かい?」(夜の街並みや空が好きというのもあるが、結構な頻度で私は街に出る。流石にカミサマに襲われたり変な人間に絡まれたりする可能性もあるため、なるべく早めに切り上げたりはするが……それでも、人よりは就寝時間が遅い方だと思う。なので朝は少し、弱い。君はどうだろう、早起きはできる?朝は好きかな?)   (5/14 22:26:17)


雪原 傘音> 
(真っ先に深夜徘徊の人だ!と思ったのを許して欲しい。礼儀正しくするのが苦手、らしい。本人曰く。いやー礼儀正しいだろうなぁ私よりは。私を比較対象に出すのもアレだけども)『そうなの?仲間〜!!!堅苦しいのってどうにも苦手なんだよね〜こう、きっちりかっちりやろうと思えば出来なくはないんだけど、動きたくなってくるって言うか、じっとしてられないって言うか…こうして黙ってる間にも色んなことが出来るのにな〜って思ったり?』(もぐもぐしながらささっとペンをスケッチブックに走らせて相手に見せる。じっとしてる、大人しくしてるというのは性分じゃない。小さい頃からお母さんにはじっとしてない子だったって言われてる。だって黙ってるのもったいないじゃん!世界はこんなに広いのに!なんてね。そして早起きが得意か聞かれたので少し考える。実は私も苦手だ。寝る時間が遅いから。まあ原因は夜に歌を歌ってるからなんだけど。それはあまり言いたくない。だって恥ずかしいから)『私も早起き苦手〜だから目覚ましは3回鳴らすよ!1回目で意識起こして、2回目で2度寝の抵抗。3回目で観念して起き上がる〜ってしてるかな。…思ったよりも私寝起き悪いね』(同室に誰もいなくてよかった。そうじゃなかったら今頃目覚まし関連で苦情がでてただろうしね。寮だからこそ、騒音で怒られないように気をつけないと。もぐっ)   (5/14 22:39:05)


小室 耕助> 
「なるほどねぇ。私も結構先に体を動かしてしまうタイプかな。考え込む時間も必要ではあるのは理解しているんだけど、気になったことはすぐに知りたくなってしまう。そのせいで怒られてしまうことまぁ、たまにあるのだけど」(面白い子だなぁと。器用に合間合間で食事を進めながらも、スケッチブックに文字を書いていく君を見て微笑む。帰ってきた文章を見つめ、ご飯を口に含んでから少し考える。私もじっとするよりは動きたくなってしまうタイプだ。興味がある事柄に関してはついつい首を突っ込んでしまう。気になるものに関してはすぐに知りたいと思う、面白そうな事柄に関して自分は後先考えずに行動する。そのせいで怒られてしまうのだが……自分のことながら苦笑いが浮かぶ。君とはまた違うタイプなのだろうとは思うが、動きたくなる気持ちは多少理解できるのではないかと考えている)「今出会ったばかりの私の、勝手なイメージで申し訳ないのだけど。君はなんとなく朝に強い気がしていたから少し意外だな」(見た目はどちらかと言うならクールなのだが、こうして接してみて話をすると結構やんちゃな印象を受ける。今日出会ったばかりの私の勝手なイメージではあるのだが、朝でも元気に活動していそうというか、テキパキと動いてそうだ。なので、早起きは苦手というのは意外に感じた。)   (5/14 23:01:24)


雪原 傘音> 
『ふむふむ、私もそういう事あるかな〜怒られちゃうのもある。やっぱ人間足動かして、手を動かしてなんぼよ!頭と体が勿体ない!』(左の人差し指を立てて、もぐ!とご飯を頬張りながらスケッチブックをかざす。頭と体が勿体ないというのは完全に私の持論。異論は認める。でも私はそう思って今まで色んなことに挑戦してきたし、これからもそうしていくだろう。行動しないと変わらないからね。そして朝が強そうというイメージを持たれていたことに少し驚いた。私、他の人から見るとそう見えるのか。なるほど。これはちょっとした発見だ。他の人から自分がどう見えるか、というのはあまり気にしたことがなかったので、こういう機会に言って貰えると、私は他者からどう見られてるのか分かるから助かる。変人…とは思われたくないけど、こうやって会話してるあたり変人に思われてそうな自覚はある。仕方ないんだこれも全てディスコードがあるからなんだ…!そろそろ無くなりそうだなぁとぼんやり少なくなった丼の中身をチラ見して、鉛筆を走らせる) 『そんな事ないよ。私も朝弱いんだ〜。趣味でやってる事を夢中になって夜遅くまでずっとそれをしちゃってる。で、気付いたら深夜で慌てて布団に潜ったりしてるから、朝はそんなに強くないんだよね。いやまぁ、早く寝なよって話だけどさ〜楽しいんだ〜趣味』(思わず口角が上がる。きっとマフラーで小室先輩には見えてないけど、眉が下がるから笑ってるのがバレてるかな。私は歌うことが元々好きだから、本来ならずっと歌ってたかったけど、私がそれを選ばなかった。後悔はないし、あの時を繰り返してもまた同じ選択をするって思ってる。そんな大層な瞬間でも無いけどね)   (5/14 23:19:22)


小室 耕助> 
「君の行動力、少し見習うべきなのかもしれないな。ふぅ……気がついたらもう丼が空になりそうだね、私は結構気に入ったよ」(考えることは必要ない、とは言わないが考えすぎるのも良くない。例えるならわからない、理解できない物事に直面したとする。そんな時、それを理解しようと考えてもわからないモノはわからない。何か行動をする事で道を切り拓けることもあるだろう。君のその考えと行動力は自分も為になるものがある、かもしれない。少し息を吐いて、気づけば結構時間が経っている。先に食べていた君の丼も、もう残り少ないのが見てとれた。いつも日替わりなどは頼まないのだが、今日は君のおかげで美味しい料理に出会うことができた。私としては満足している)「趣味か。月並みなことを言うけど、そういうものがあるのは良いことだね。何か楽しめるものがある、やりたいことがあるというのは大事なことだと思う」(眉の感じからして、君が笑っているのがわかる。楽しめることがあるというのは、良いことだ。特にこの学校では、ストレスが比較的に溜まりやすい環境だと私は考えている。というのも、カミサマと接する機会が多く命をかけなければならない事態も起こり得ることだ。だから、一つはそうやって笑みを浮かべられる趣味を持っている方が精神的にも安定できるだろう。)   (5/14 23:36:50)


雪原 傘音> 
『むふ、だよね〜趣味、大事』(もぐ、あら。空になっちゃった。お話に夢中になっちゃっていつの間にかパクパク食べ進めてたみたい。お腹も膨れて満足満足。さてと)『気に入ってくれたみたいで私も嬉しい!また日替わり丼食べれたら一緒に食べようね!お話も楽しかったし〜』(ご飯を食べ終わったので周りを見渡せば大分人が空いてきている。みんなもいい感じに食べ終わる時間だろう。となれば私達もここで話をしている訳にも行かない。時間が許すならまだ話してたいんだけどね〜。そういう訳にもいかないから)『私はこれ片付けるよ。お話の相手になってくれてありがとうね〜また会えたらお話しようね、せーんぱい!』(そう書いてビリッとスケッチブックの1ページを破る。それを小室先輩に差し出して私は席を立った。そして小さく胸元の辺りでふりふりと手を振って、空になった丼を片付けに向かった)   (5/15 00:22:05)

小室 耕助> 
(先程何もできなかった昔の夢をみた。思い出せば口の中が酸っぱく感じて、喉の奥がカラカラに乾いてる。これは、もう一度寝る気分ではないな。休日を惰眠を貪って過ごすのはここらでやめにしておこう。最低限身嗜みを整え、外に出た。正午を少し過ぎ、日差しは真上で自分を照らしている。眩しさに目を細め、日差しから逃げるようにパーカーを羽織って当てもなく彷徨う。流石に日曜の学園内は人気があまりなく、誰もいないなとぼんやり辺りを見渡した)「……ん?えっと、君はひょっとしてカミサマかな?」(視界に移る、細長い耳とシルクハット。それがゆっくりと移動していて、自分の前を横切っていく。……ウサギだ、それもただのウサギではない。二足歩行し人のように服を着ている。カミサマ、シキガミか?少なくとも一般的に考えられるウサギではないことは確かだ。自分は声を聞くことができる。君が人語を解するかどうかわからないが、なんとなく後を追いかけて声をかけて見ることにした)   (5/16 00:50:06)


Walter=Von=Neumann> 
「ふふ、良くそう云われます。…が、事実そうではない、初めまして、ヴァルター・フォン・ノイマンと申します。哺乳綱ウサギ目ウサギ科アナウサギ属、正真正銘混じりけないただのウサギですよ。ただ、少しばかり諸君らより賢いだけのね。」(かつ、かつ、と杖を付きながら歩いていた彼はまるで聞き慣れたように笑い、そして良い慣れたように応えるだろう。君が見た夢が過去視に近い夢なので在れば、或いは想像できるかもしれない、本物のシキガミ達がどんな目を向けられていたか、そして、君が問うたように、彼にもその目が人知れず向けられていたかもしれないという事に。)「それで……君は?首から下の有るインボルバーであってますか?なんせ初めて見るものですからいやはや珍しい、ところで言語は通じていますか?折角ですし記念写真でも撮りましょうか?丁度今から中庭でティータイムなんです。」(彼はカツン、と杖を一際強く地面について、立ち止まれば君の方を振り向くだろう。確かにその声は彼から発されていた。その、皮肉が交じりに混じったその言葉は、紛れも無く君に向けての言葉の様だ。)   (5/16 02:08:41)


小室 耕助>
 「混じりっけのないアナウサギか。はは、よくわからないが、確かに私より賢そうだね」(世間的なカミサマとシキガミに対する扱いがどうなのかは想像にかたくない。君はそれらとは違う存在のようだが、先程までの私と同じように同一視するものもいるだろう。……ひょっとしたらそれで怒らせてしまったのかもしれないし、もしかしたら彼の元々の性格が"そういうもの"なのかもしれない)「実はそうなんだ、ああでも大丈夫!この通り会話はできているし撮りたいならいくらでも撮ってくれて構わないさ。お茶会か、いいねぇ……子供用の椅子は必要かな?お茶のお供に野草でも持っていこうか?」(彼なりの会話の仕方なのかもしれない。ここは君の会話のノリに一応乗ってみながら、私はしゃがみ込んで君の目を覗き込む。にっこりと笑みを浮かべ、君に習って君の背の低さとウサギであることに対しての皮肉も添えた。と言ってもあまり言わないことなので君のようなキレや面白さはないかもしれない。しかし私より頭が良いのだから、これくらいの軽口は取り合わずに聞き流してくれるだろう?)   (5/16 02:37:29)


Walter=Von=Neumann> 
「なるほど、カミサマと云うだけあって人間の死骸から構築されていても人間よりは随分話せるらしい。」(ふん、なんて鼻を鳴らせばまたカツカツと杖を鳴らしながら君を中庭へと誘い出す。それから、数秒歩いた後に “ 嗚呼、それと、社交辞令ですからお気になさらず ” なんて言葉も付け加える“紳士らしさ”も忘れない。生憎ながら今はカメラなんて持っていない、子供用スマホくらいなら持っているかもしれないが、どうも彼の手では扱うのが難しい様だ。彼は中庭に辿り着けばマントの中から組み立て式のガーデンテーブル一式を慣れた手つきで組み立て始める。用意されたそれらはとても小さなおままごとセットの様なものだが、どうやら装飾にはかなり凝っているようだ。)「耐荷重は75kgまでですが、……ベンチの側に移る必要はありませんよね?」(彼はそれらを組み立て終えてはちょこんと収まりよくその椅子の片方に座って紅茶を淹れ始める。今回の紅茶のお供は人型のジンジャークッキ、紅茶セットもクッキーも成長期の少年少女には少々小振りだが彼が拘り抜いて選んだそれらで作り上げられたティータイムが美味しく優雅で有意義である事はきっと間違いないだろう。)   (5/16 02:56:41)


小室 耕助> 
「まぁ仲良くしてくれ。ああ勿論これは他意のない本心だよ?」(鼻を鳴らす仕草は失礼ながら可愛らしく口元が緩む。これでは皮肉を返してきた上ににやけてくる、相当性格の悪い奴になってしまうじゃないか。しかし君が愛らしい、というのも君とっては皮肉や侮蔑になるだろう。ここは必要以上に言葉を重ねることはやめて、仲良くしようという気持ちだけ伝えておこう。そこからは大人しくついていき、君の準備を待つ。出来上がったお茶会の場はその小ささからおままごとのセットのようでもあり、凝った美しい装飾達を見ていると古い童話の中に迷い込んだような、少しワクワクするような気持ちにさせてくれる)「そうだね、私は結構痩せ気味だし座れると思うよ。いただいても?」(椅子にゆっくりと腰掛け、慣れた手つきで紅茶を淹れる姿を眺める。やはりというか少々小さくはあるものの、淹れられた紅茶は良い香りがする。手を伸ばそうと、思ったが君は礼儀やマナーに厳しそうな印象を受ける。がっつくというなは品がないだろう。手のひらを返して紅茶の方に向けながら、私は君に飲んで構わないかと確認した)   (5/16 03:12:32)

紅花 巳鈴> 
「夜の廊下は人が居ないから走りやすいな〜。(本来廊下とは走るべきでは無いと教えられ、昼間は生徒が話したりと交流の場ともなる場所だ。そんな廊下で聞き慣れない車輪が動く音を鳴らし紅い髪を揺らしながら彼女はそれなりの速さで移動している。スケボーに乗っている彼女は廊下のカーブも難なく曲がり移動を続けている)昼間に乗ったら教師共がわちゃわちゃ文句言うからな…どう考えてもこっちの方が楽なのによ(昼間にも彼女は何回かこれで移動して毎回注意されている為もしかしたらその姿を見たことがあるかもしれない。愚痴を言いながら彼女が止まった場所は自販機コーナーで)さ・て・と、今日の私は何の気分かな〜(と自販機の前でウロウロしながら夜に飲む飲み物を決めようとしている。いつも缶やペットボトルのラベルを見てその日の気分で決めているがたまには他の決め方でも良いな…とそこで視界に入ったのは)ん?あいつ見たことあるな…ちょっとこっち来てくれよ!(と視界に入った君を手招きして呼ぶ。同じ18歳同士なので互いに見たことはある筈だ。君がしっかりとした性格ならば名前まで知っていてもおかしくはない。」〉小室さん   (5/17 21:46:46)


小室 耕助> 
「おや君はー……確か紅花さんだったかな?こんばんは」(誰もいない廊下、空の教室を横目に見つつ足音をコツコツと鳴らして歩く。喉の渇きをおぼえて自販機の方に向かうと、そこには先客がいた。確か同じ学年の……紅花巳鈴だったか。何度か校内でスケボーに乗って走り、先生に怒られている姿を目にした記憶がある。なので印象に残りやすく、すぐに呼んだ相手が君であることを察した。スケボーを持っていることからまた廊下を走り抜けたのだろうとは思うが、まあ少し冷たいことを言えばその件に関して私は関係がない。本人が良いと思えば良いのではないだろうか?特に私から怒るつもりはなく、普段と同じ調子で君の元に向かおう)「君も飲み物を買いに?……それで、私を呼んでどうしたのかな?」(それにしても、私が彼女に呼ばれる理由などあっただろうか?学園の何でも屋、探偵を名乗る身として頼み事であれば話を聞くが、何を言われるのか想像もつかない。ひょっとしてただ私がいたから、なんとなく呼んだのだろうか?とりあえず、自販機の前で足を止めて君の話しを聞いてみることにする)   (5/17 22:02:13)


紅花 巳鈴> 
「さんなんて付けなくていいよ同学年だからな、紅花でも巳鈴でも好きに呼んでくれ(さん付けで呼ばれると彼女はあまり堅苦しいのは嫌いなのか呼び捨てで構わないと言うだろう。)そうそう、私はいつも夜にここの自販機から飲み物を一本買うんだが大体は気分で選ぶんだ。だけどやっぱり好みとかあるからある程度偏ってくる、そこで新しい風を取り入れようと思ってな。そこで偶然お前が目に入ったってわけだ!だから私の今日の一本を決めてくれよ(そうして君を呼んだ訳を話す。中々に横暴ではあるがこんな夜中なので君以外に周りに人は居らず特に断るような事でもないだろうと思い聞いていて)まぁタダとは言わない、選んでくれたら逆にお前の飲み物を私が選んでやろうじゃないか(ふふーん、とまるで対等な取引のように言う彼女は自信満々に君の飲み物を選ぼうと自販機の商品の品定めを始めて」〉小室さん   (5/17 22:12:59)


小室 耕助> 
「そうかい?じゃあ次からは呼び捨てにさせてもらおうかな。私も堅苦しいのは苦手でね。……急に無茶振りをしてくるな、私が飲んでるようなものでも良いか?」(呼び捨てで良いなら遠慮はしない。それは別に良いのだが、急に飲むものを決めてくれというのは言われても反応に困る。普段自分が飲んでいるのは食感が気に入ってたナタデココ入りジュース、あとは無難に緑茶や紅茶等、水くらいだ。君が飲めないものがあるかわからないが……か)「なら、このジュースとかいいんじゃないか?ああ、私は特に好き嫌いはないから好きに選んでくれ」(君はなんとなく普通の選択より珍しいものの方が好きそうな気がする。この中でまだ珍しい方なのはジュースだろうと指を刺した。さて、こちらは選んだが君は何を選ぶのだろうか。好きにしろ、とはいっても物によってはキツいものもあるだろう。願わくば飲める物にしてほしい所だ)


紅花 巳鈴> 
「私は全然気にしないからな、全く問題ない!勿論だ、新しい風になってもらわないとだからなそれで頼む。(普段飲んでいるもので良いかと聞かれれば寧ろそちらの方がありがたいと言うだろう。なんてたって今回は新規開拓が目的なのだ。普段飲んでいるというのならばそれなりに美味しいものであるのだろうと)ふむふむ、じゃあ私は……これにしよう!(君が選んだジュースは確かに飲んだことはない。これは期待が出来るぞと思いながらこちらも君の飲んでもらう飲み物に指をさす。それはパックのいちごミルクだろう。)これは訓練の後に飲むと丁度いい甘さなんだ。お前は如何にも頭を使いそうだからな糖分は大事と言うことだ(少しアホそうに見えるものの彼女はライセンスとして探索:観察力を持っている。君の体付きから戦闘タイプでないのは明白である為そのようなことを言ったのだろう」〉小室さん   (5/17 22:38:15)


小室 耕助> 
「そういうものなのか。だったらもう少し肩の力を抜いて選べばよかったかな?……いちごミルクか、あまり飲んだことはないね」(君が選んだのはいちごミルクだった。普段はあまり飲まないタイプの飲料だ。別に嫌い、というわけではないが特別好んで選ぶものでもない。こちらとしても新規開拓になるかもしれないなと、遠慮なく君が選んだものを買ってみることにする)「そうだねぇ……どちらかというと私はすぐに動くほうが好きなんだけどね。でも能力の性質上戦うのはディスコードに任せて私は考える方が良さそうなんだ」(君の観察力は間違っていない。というのも、自らの能力の性質上使いこなすにはまずよく考えなければいけない。なので思考するのは自分、戦うのはディスコードの担当と分けている。一応護身術を覚えてはいるが、やはり君のような自ら前に出るタイプとは体付きに差があるだろう)   (5/17 22:55:34)


紅花 巳鈴> 
「いいや、普段お前が飲んでるものの方が信憑性があるだろ?だからこれで問題ないさ。普通のいちごミルクだけどな、私は中々に気に入ってるんだ(そうして自分も選んでもらったジュースを飲み始める。ナタデココは初体験であり最初は飲み物を飲んでいるのに噛める感触があり違和感があったが少し飲めばすぐに慣れ、美味しいと言いながら飲み進めるだろう。)お前もそういうタイプなんだな。多いよな、ここの人。あの怪物みたいなので戦うタイプが、まぁそれが普通なんだろうけどな(君の話を聞けばそんな感想を言うだろう。殆どディスコードは何かしらの生物や人型など生命を感じるものや意思・自律行動をすることが多いためそちらに戦わせるといったタイプが多いのだろうと彼女は思っていて)まぁ良いとは思うけどな、結局もしこの力を封じられたらと思うとお前みたいにある程度護身術が使える方が賢いよな。(これは彼女の意見ではあるが、この力は発明された品によって覚醒されたものだ。触媒が無ければ発動はしないのだろう。相手がもしそれを知ってるなら真っ先にこれの無力化を図ってくる筈だ。無力化された状態で何もできませんでは話にならないと」〉小室さん   (5/17 23:06:58)


小室 耕助> 
「なるほどね。ふむ……結構美味しいな、君は甘いものが好きなのか?」(君の言葉に納得し、頷きながらいちごミルクを拾い上げる。一口飲んでみればいちごの風味と独特の甘さ。少しだけどろりとした舌触りと喉越し。初めてだがなかなか美味しいと感じる。素直な感想をこぼしつつ、気に入っているという君に対して疑問を投げかける)「意図的なのかわからないが多いな。でも自立して戦闘するタイプは合理的ではある。元々闘いなどしたことない生徒が大半だろう?自ら戦うよりは、使役して扱う方が楽だ」(ディスコードたる彼らが作られるさい、意図して設計されたのかはわからない。しかし肉体の訓練を必要とはしない、自ら動いて戦ってくれるのは学園の生徒には合っているだろう。英雄の子供などの、一部例外を除けば元々一般人。訓練するにも時間がかかるものだ)「……そうだな、使えなくなる可能性はある。大体半年前のカミサマによる襲撃があった時の話だが、続けて構わないかな?」(能力の無効化、少し心当たりはある。というのもそれは半年前の事件の時の話だ。その時に見たものの話になる。しかし人によっては本当に、忘れられない心の傷になっていておかしくない事件だった。なのでこのまま話すかは、君の反応による)   (5/17 23:29:09)


紅花 巳鈴> 
「いいや?そういうわけじゃないが、訓練の後は無性に飲みたくなる事がある。多分頭を使うというのが勉学じゃなくてそっちで大きく使ってるんだろうな!私は俗に言う硝子の駒らしいからな。しっかりと鍛えとかないとすぐに死んじまうから必死なんだろ(ハハッと笑いながら彼女は言うだろう。体付きから見ても日頃の訓練は欠かさないのだろう。硝子の駒と言われれば思い浮かぶのは神聖血統。つまり彼女は現場に出れば命を落としやすい存在であり生きるためにと必死に訓練しているからこそ脳をよく使うのだろう)まぁそれは同意だな。私だってここに来るまで武器なんて振り回したことはあんまり無いからな…即戦力という意味では当たり前か。(君の考察は的を得ていると素直に感じられる。先の事件のせいで深刻な人手不足となっている。もし作ったものが指定を出来るのならばそちらの方が都合が良いのだろう)優しいやつだな。問題ないぞ、私はあの件に関してはそこまで深くは傷を負っていないからな(まだ年齢的には歳上組だが自分よりも下の子は多くいる。このような配慮ができる君は優しい人なのだろうと」〉小室さん   (5/17 23:38:10)


小室 耕助> 
「疲れていると甘いものが欲しくなる、というやつかな?……ああなるほど。君は、その体と精神を大事にしてくれ」(この学園には潜在的な特性を持ったものがいる。自分のようにカミサマの声を聴くことができ、影響を受けにくいもの。それとは逆に協力な力はあるが影響を受けやすいものや、少しでも攻撃されてしまうと命を落としてしまうものもいると聞いた事がある。君もそういうタイプだったのだろうと察する事ができた。大きなお世話かもしれないが、あまり無理はしないように伝えておく)「ああ、強力だからこそ危うさもあるだろうがね。なら続けるが、あの日私は一人のヒーローを見た。彼は初老の男ながらも鵺に対抗していた……しかしあるタイミングで、不意に能力らしきものが"消えた"」(強力だからこそ使い方を間違えるわけにはいかない、そして強力だからこそ頼りきりではいけないのかもしれない。あの日見たヒーローは、とても力強かった。歴戦の猛者、修羅場には慣れている印象があった。……生徒を助ける際、おそらく何かしらの力が消えた。助けてくれたヒーローは命を落とした。鵺を前にしたあのタイミングで普通能力を捨てるだろうか?彼のような人が油断するだろうか?自分にはわからないが、少し気になる)   (5/18 00:00:46)


紅花 巳鈴> 
「そういうやつだろうな、体が無性に欲するみたいなものか?心配ありがとうな、私は私の目的があるからな。その目的を達成するまでは生きなきゃならねぇ。それまでは意地でも死なねぇよ(心配はされるだろう。まだ若い18という歳でこの現場で、死にやすい体質というのはとんでもない枷だ。噂によれば怪物になる場合もあるらしい。それこそ半年前のあいつらのような。幸い自分の力自体はそこまで強い能力ではない。ならば怪物化しても誰かが討伐してくれるはずだ。そこだけは安心というべきか…)…噂で聞いたことがある。前の世代の人達…つまりお前があった男もそうだと思うが私達とは力の種類が違う。私も専門家じゃないが…年のせいってのも考えられるが。何かしらあったのは事実だろうな、今じゃ確認のしようがないが(事件は半年前のことだ。確かめる方法も無いので今は全く検討がつかない。が緊迫した場面で自ら力を手放すことはない。ならば何かしらの外的要因から力を失ったと考えるのが妥当)だが、それを考えるはあまりに情報が少ないからな。深く考えることないだろう。少なくても今はな?(余計な考えは思考を鈍らせる。今現時点では大きな問題としてなっていないのならばそれは頭の片隅にでも入れておこう」〉小室さん   (5/18 00:09:36)


小室 耕助> 
「それならば良いが。ふふ、まあ私の方が案外先に亡くなるかもしれないしね。未来でどうなるかなんて、考えても疲れるだけだろうな」(君の目的や考えは自分にはわからない。それでも無事なのを祈っている。まあ明日死ぬかもしれないというのは皆共通している事だ。これはこの学園にいるから、というわけでもない。事故に遭うかもしれない、何の前触れもなく殺人鬼に襲われるかもしれない。可能性を考えたらキリがない話だ。お互い、何か起こるまでは青春というのを謳歌して生きれば良いさ)「……そうだな、これもまた今考えても仕方のない話だ。あくまで妄想の域をでないから、これ以上はやめておこう。すまない」(君の話す通り、年齢によるものかもしれない。能力にも使用期限や回数があった可能性もある。長年使い続けたパソコンがある日急に壊れるような、賞味期限が切れて腐るみたいな。そういうものかもしれない。推理というのは事実を元に他の事を推し量るもの。証拠を元にした未来の予想、或いは過去の推測。証拠は今の話にはない、ただ私が疑問に感じてるだけ。外的要因がある、というのは現段階で妄想に過ぎない)   (5/18 00:28:53)


紅花 巳鈴> 
「違いないな。ただお前は物事をかなり冷静に見れるやつと見た。そういうやつは大丈夫だと思うぞ。私はすぐに感情的になっちまうからな(と彼女なりの考えを述べるだろう。どんな場面でも冷静な物は物事を大きく見ることができ本質を見抜く力がある。それはとても大事なことなのだと。逆)気にするな、心配することは何も悪いことじゃない。いつかその心配が役に立つ事もあるさ。一人でもそういうやつが居るってのは前で戦う人からすればありがたいってものだ!(そういえばジュースの缶をゴミ箱に捨てるだろう)さて、もう夜も更けてきたな。そろそろ部屋に戻るとするか(窓の外を見ればすっかり夜は更けており星もいくつか綺麗に見えるほどになっているだろう)中々いい体験が出来た、ありがとうな。それじゃあまた明日!(そう言うと彼女はスケボーに乗り手を降れば寮の方へて走らせて向かっていく。今回の件で明日からは毎回教室で挨拶をされることだろう」〉小室さん〆   (5/18 00:39:32)

彎蜿 一/わんわん> ─(君がどうしてそこに居るかは、彼からすれば知らない話。ただ、たまたま。ふらりと通りかかった噴水の前に、君がいたから。)「…すみません…湿布とか、持ってませんか?」(仮面を付けた、不気味な雰囲気をした、片腕のない彼は、君にそっと声をかけた。もしも君が彼の姿を【洞察】するのならば、彼は少しだけ足を引きずっているようにも見えるだろう。)「……先程、少し足を挫いてしまって。こんな身なりなので困ってまして。…手助けして貰えたら、…その、嬉しいかな、って。」(片腕しかない彼は、保健室に行ったところで湿布をひとりで貼れやしないのだ。片腕しかない彼は、───君に【困っている】と、助けを求めた。)>小室くん   (5/20 18:46:55)


小室 耕助> 
(今日は何もない1日だった。何か事件があるわけでもなければ、やらなければならない事もない。偶には人を誘うかどうするか。予定を考えているものの、その考えている時間で一日が終わっていく。これでは時間の無駄だ、部屋に帰って眠ろうかと腰を上げた時だ。仮面をつけて片腕がなく、足を引きずった……おそらく青年だろうか?彼はどうやら、私に助けを求めているらしかった)「君、大丈夫かい?もし良ければ担いでいくが」(肩をかそうにも片腕片足ではバランスが取りづらく、かえって動きづらいだろう。担ぎ上げて保健室まで連れて行った方が早いと思うが……いきなり持ち上げるわけにもいかないだろう。驚かせて暴れられては落としてしまいかねない。君さえ良ければ、という事で提案しておき、君の返事が来るまでは肩を貸して自分の方に体重をかけさせておく)   (5/20 18:59:35)


彎蜿 一/わんわん> 
「…ふふ、そう言って貰えたのは初めてだよ。でも大丈夫、遅くはあるけれど、歩けはするから。君さえ良ければ…そうだね、このまま肩を貸してもらって、湿布を貼って欲しい。」(なんで、なのかは聞かずとも理由は明白だろう。)(【思考】君は優しい人間だ。こんな、不気味な雰囲気をした男が急に助けを求めて、あっさり快諾するなんて。)(【洞察】ところで君のことをどこかで見たようなことがある、気がする。あんまり思い出せないから、きっと廊下ですれ違う程度なのだろうけれど、それならば多分同学年、で。)「……君は、3年かい?」(噴水から保健室までの間。ずっと黙りなのも気まずいかと思って、彼から話を振るだろうか。)>小室くん   (5/20 19:08:05)


小室 耕助> 
「そうかい?君が歩けるというなら構わないがね。じゃあ保健室まで行こうか、ああ痛かったらいつでも言ってくれ。ゆっくり行こう」(君が何を考えているのかは、正直読みづらい。仮面をつけているのもあって表情や目線などからこう考えるだろうというのを読み取れないからだ。痛みを覚えているかどうか、声などの少ない情報から判断しなければならないし、変な歩かせ方をして痛みを悪化させないかは正直不安だ。痛かったら少し休憩しようと君に伝えておこう)「そうだね、3年だ。君も恐らく3年なんじゃないかな?すれ違った記憶はあるよ。会話した事はおそらくなかったと思うけれどね」(任務の際に顔を隠す生徒はいた、自分もその中の一人だ。しかし普段から仮面をつけているのは数少なく、すれ違った程度だとしても印象に残っている。教室付近の廊下で見かける事があったので、おそらく君も三年生だろうと予想しているがどうなのだろうか。もしかしたら三年に友達がいる後輩なのかもしれないので断言はできないけれど)   (5/20 19:23:05)


彎蜿 一/わんわん> 
「まぁ…普段から仮面をつけてる人は少ないからね。皆それぞれがそれぞれの理由で付けているだろうけれど、少なくとも僕は自衛も兼ねているから。」(不健康な程に真っ白な肌に、近くで見て初めて分かるであろう、長袖からチラリと覗く縫い目のようなもの。彼がどんな扱いを受けていたのかなんて、ほんの少しの想像力があれば容易いことかもしれない。)(─ただし、それが本当に真実であるかは分からないけれど。)「そうだね、こう見えても僕は会話した人は忘れないから……話したことは無い。それと、僕も3年生だよ。名前ははじめ、君の名前は?」(ズキリ、と。痛む脚を引きずって君の名前を問いかける。)(─この痛みは代償である。)(【偶然?】階段から“うっかり“足を滑らせてしまって、“たまたま”噴水の前を通って、“丁度”、“よく噴水の近くにいる”、“君”、に。)(───出会うための。)>小室くん   (5/20 19:34:28)


小室 耕助> 
「……そうだね、理由や事情はあるだろう。自衛か、良ければどういう事なのか聞いても?」(君の縫い目ややけに真っ白な肌から君がどんな扱いをされていたのかを想像する事は簡単だろう。しかし推理というのは結局真実がわかるまではただの予想や妄想だ。間違える事もあるし、まだ知らないことがあるかもしれない。……気にならないというと嘘になる。君のこと、君の過去の話を聞いてみたくはあった。興味は抑えられず、聞いても良いだろうかと、自然と口は君に語りかけていた)「私は小室耕助、よろしく頼むよ。それにしても、会話した相手のことを忘れないというのは凄いな。それは君の特技かい?」(ゆっくりゆっくり、足は進んでいく。足の動きと同じくらいに時間の経過も遅く感じていた。その分長く会話できる、とも取れるかもしれない。私は君の様子を気遣いつつ、君の口から出る言葉を待っている)   (5/20 19:54:29)


彎蜿 一/わんわん> 
「…構わないよ。…と言っても、簡単な話だけどね。片腕がなくて、それでいて、顔にも“ナニカ”あったら…まず一般人は避ける。…この学園に来てから、それは少ないけれど。それでもこれを付けていると心が安らぐから。」(─嘘は、付いていない。付いていないけれど、全てを話してもいない。彼はこれ以上“自衛”について語ることは無い。あとは君の豊かな想像力と推理力にかかっていると言っても過言ではないだろう。)「覚えてる…に関しては、絶対とはちょっと、言いきれないけれど。それでも、僕は“人間”が好きだから。…避けられてしまうことが多いけれどね。」(そう言った彼の声色は─【本心】─少しだけ悲しそうな色を含んでいたように感じられただろうか。)(────彼は人間を愛している。)(だから避けられるのは悲しい。だって僕はこんなにも愛しているのに。)(こんな見た目でなかったらもっとみんなと話せたのだろうか、近づけたのだろうか。けれどもこうなってしまったのだから仕方ない。嘆く時間があれば近づく手段を考えるのだ。)(───そう、今この時間を作り出した時のように。)(【洞察】─彼は、君を仮面越しに見つめている。その一挙一動を見逃さないように。)>小室くん   (5/20 20:04:33)


小室 耕助> 
「なるほど、そういうものか。その仮面は君にとって必要なものなんだな……なぁ、君さえ良ければなんだが君の素顔。私に見せてほしいと言ったら、君は嫌がるかな?」(君に対して何も違和感を感じてないと言えば嘘になる。どこか私の知るタイプの人ではないような、しかし具体的にどこがと言われたら言葉にできない感じ。この感覚がなんなのか少しでもヒントを得られるとしたら、仮面のその下にある一般人に見せるようなものではない何かなのか。失礼な事と知りながらも、君に素顔を見せてほしいと言ってみる。見たいと感じたのは勿論、君に抱いている言いようのない違和感を取り除きたいのもある。それとは別に、避けられてしまうという、少し悲しそうな声色を聞いたからというのもあった。実際見るまではわからないが、一般人が君を避けるとして、私は君を避けないという自信はある。勿論これは根拠のない自信だ、これが本当なのか嘘になるかは、君が見せてくれるかどうかで変わるだろう)   (5/20 20:22:03)


彎蜿 一/わんわん> 
「…。」(【驚嘆】仮面越しではあったが、間違いなく彼が驚いたことはきっと、触れ合っている君には伝わることだろう。初めてだった。初めて言われた。大抵の人間はここまで言えば気まずそうにするか、気にしないと言うか、はたまた話を逸らしたり、と。仮面に触れることは、素顔に触れることはないのだ。誰だって怖いものには触れたくないだろう。)(─ピタリ、と。不意に歩みが止まる。ゆっくりと歩いてた為か、保健室までの距離はまだある。)(彼は、少しの間を置いて─それは長い沈黙にも感じ取れたかもしれないけれど─口を開く。)「───本当に見たいのかい?」(【愛情】それはまるで、愛の言葉を口にするかのような、甘ったるさ。)(【愛情】見ればきっと違和感の正体はわかる。)(【愛情】けれども、元にも戻れない。)(────なんて言ったって彼は。)「─耕助が見たいなら、その手で、外して。自らの手で選択をして?」(──────【人間(キミ)】を、【愛している】。)>小室くん   (5/20 20:36:12)


小室 耕助> 
「ーー……私には愛情を受け入れられてもきっと返せない、やめておくよ。少なくとも今はね」(手を伸ばせば届く距離、邪魔をするものはなく君自身も抵抗はない。これは奇妙な確信だが、きっとそれを取れば私の疑問は解消されるのだろう。しかし私は手を伸ばすことをやめた。それは君に対してマイナスの感情があったからでも触れたくないからというわけでもない。今の君の声に"愛"を感じたからだ。君は人間が好きだと言っていた。きっとそれは私という狭い範囲ではない、もっと広い範囲……君は人でありながら人という種全てを愛しているのではないか?自分は君の言葉からそう感じとった。それを否定せず、また恐れず。君の"愛"を受け入れることは難しいかもしれないが、決して不可能ではないと考える。しかしそれに報いる事は、私にはできないと思う。少なくともこの場で好奇心だけで仮面を引き剥がしてしまうようなら、一生かけたとして無理だろう。なので、私は手を伸ばすのはやめた。例えこれが君の素顔に触れる最初で最後の機会かもしれないとしても。)   (5/20 20:58:51)


彎蜿 一/わんわん> 
「───返せなくとも、僕は気にしないのに。」(残念。彼はそう言った。その声は、その言葉だけは先程まで君の感じていた違和感はきっとない。彼は本当に、心から、残念だと思ったのだ。)(【疑問】君はどうして僕の素顔を見たいと思った?どうしてやめてしまった?返せない以外に理由は?)(【好奇心】逆に、僕から君に触れてみたら君はどんな反応をするのだろうか。驚く?怯える?それともまた別の感情を顕にする?)(【興味】──“小室 耕助”という“人間”は、いったいどんな人物だろうか?)(伸ばすのをやめてしまった君の手を彼はとる。冷たい、低い体温が君に伝わる。)(【愛情】彼は待っている。)「君が、いちばん最初に言ったから。」(【愛情】何時までも。)「だから、“トクベツ”だよ。」(【愛情】君のその手が、いつか。)「───待っているよ、耕助。」(──【愛情】“真実”を暴いてくれる日を。)>小室くん   (5/20 21:12:28)


小室 耕助> 
(重ねられた手は冷たい。彼は私がやめても変わらず、愛情を向けてきているのだと理解できた。君の考える愛は少なくとも一般的に考えられるそれとは違うものなのだろう。それでも、その愛に寄り添おうとする者も現れる日が来るはずだ。それは未来の私なのか、或いはまた違う人間なのかは定かではないが。いつかは君の素顔を見る人、受け止められる人が現われる。いや、もしくは……)「……ああ、わかった。気長に待っていてくれ」(周りではなく君自身が変わる日が来るのかもしれない。ずっと同じものなんてこの世にはないのだ。色々な人と触れ合い、話し、考えていく。君の中に良くも悪くも変化する事があるかもしれない。未来はまだ確定していない。君がどうなっていくのか、君は変わるのか変わらないのか、思いを馳せながら今は君に微笑みを浮かべるだけにとどめておこう)   (5/20 21:40:34)


彎蜿 一/わんわん> 
「─…いつまでも。」(【約束】君が約束を果たしてくれるのならば、彼はいくらでも待つことだろう。その仮面を自ら外さずに、他でもない君の手で外される日を。)(例えそれが─いちばん最初に彼の素顔を見るのが君ではなくても、君が外す日を待っている。)「…だいぶ、話が逸れてしまったね。ふふ、見てみたいと言われたのは初めてだったから、ちょっと楽しくなっちゃった。ごめんね。」(【違和感】先程までの違和感のない声はまた跡形もなく消えて。また現れたのは違和感。くすくすと楽しそうに笑う彼は確かに楽しそうだけれど。)(【演技】───それは、本当に“楽しそう”なのだろうか。)「…保健室に行って、湿布を貼ったら、寂しいけれどまたねの時間になりそうだね。」>小室くん   (5/20 21:52:49)


小室 耕助> 
「まぁ、許可はすでに得ているんだ。そう遠くはないかもしれないね」(私は人に踏み込む事はあれど、踏み込まれるのは苦手だ。自分から関わっておいて、一歩だけ心の距離を空けようとしてしまう。一対一で話す時、滅多に人の名前を呼ばない。自分の昔や幼い頃の話もあまりしたいとは思わない。踏み込まれるのが怖い、というのとは違うと思う。多分、どうしたらいいのかわからないのだ。君に対しても恐らくは同じだ。受け止められたとしてどう返せばいい?返さなくてもいいと君は言った。それは本心か、それとも建前なのか。外さないという選択、これもある種の拒絶なのだろうか?わからない。しかしまた現れた違和感をから、君はきっと本当に待っているのだろうと察する事はできる)「そうかもしれないな、でも学年が同じならまた話せるさ。そうだろう?」(先程は長い目で見るつもり、だったが君が待っているなら、早いうちに君の素顔を見ようとするだろう。ただその時は、君の愛情とやらに何も返せないとしても気に留めないでほしい。私はそういう自分勝手な人間なのだ。この思いや考えを君に見透かされているかはわからないが、今はその時に備えるため、ここまでだ)   (5/20 22:12:25)


彎蜿 一/わんわん> 
「そうだね、きっとそうだ。」(【洞察】彼は君を見つめている。君が自分勝手な人間であろうと、彼の愛情に何かを返すことが出来ずとも。それすらも彼は丸ごと全て【愛して】しまうのだろう。)(【異常】あぁ、もう、君の推理力ならば気づいているだろう。その愛が異常であることだなんて。それでも敵意や悪意は感じられない。ただ純粋に、彼は人間を愛している。)(─それが良いか悪いかは、未来視でもない限り分からないけれど。)(【好奇心】返さなくても良い感情を抱いて、君の好奇心ひとつで取ることの出来る仮面。その仮面さえ外せば、違和感の正体も、彼の素顔も、君の感じている疑問が全て解ける。その代わり、きっともう、こんな穏やかな時間は過ごせない、と。─君の学んできた心理学は、君にそう告げていることだろう。)(それでも君が仮面を手にしたのならば、取るという選択をいつの日かするのならば。)(────盛大な、愛で君を出迎えよう。)>小室くん   (5/20 23:30:55)

小室 耕助> 
「……」(約束を交わしている訳ではない。彼から何か言われたわけでもない。それでも私は噴水の水音を聴きながら待っていた。彼とは連絡先は交換してない、だから改めて話すならば、初めて会った場所で待つのが一番可能性が高い。それとは別に、今日わざわざ待っているのは彼がくるような予感を感じていたのもあるだろう。……さて本当に来たらどうしようか?実は何も考えてはいない、というよりは考えて意味のあるものではなく。彼の行動が読めない以上はその場その場で話をするほかない。仮面を外すか、やめておくか。1人考えながら私は校舎の方に目を向けていた)   (5/25 21:43:38)


彎蜿 一/わんわん> 
「耕助」(【隠密】それはまるで、君の心を読んだかのように。そんなタイミングで彼は君の後ろから驚かすように声をかけるのだ。)「…校舎を見つめてどうしたの?悩み事?」(ゆるりと首を傾げて問いかける彼はこの前よりも何だか機嫌が特段良さそうに見えただろうか。何があったか聞けば彼はきっと、答えてくれるだろうけれど、それを本当に聞くかは君次第ではあるけれど。)「……それとも、僕のこと考えててくれてた?」(─なぁんて、冗談めいた口調で言うのだ。)>小室くん   (5/25 21:55:33)


小室 耕助> 
「おっと、そっちから来るとは思わなかった」(一瞬だけ目を丸くするが、おそらくすぐにいつもの調子に戻す。正直なところ驚いている。緩みきっていたのは確かではあるが、完全に背後に回り込まれるとは思わなかった。次からはもう少し校内でも気を張った方が良いだろうか?……今はそんなこと考えなくてもいいか。ともあれ待ち人はこうして自分の元に現れたのだ)「今日は機嫌が良さそうだね?いや、気のせいなら良いのだけど。……そうだね、考えていたし君を待っていたよ。君を待たせるのも申し訳ないし」(君はなんだから機嫌が良さそうに見える。見えるだけで、実際のところは仮面に覆われてわからないのだが。機嫌が良いのであれば、ちょうどいいのかもしれない。考えていたと肯定して、私はゆっくりと体をそちらに向けた。実際に待たせているのは私の方、それを理解しているからこそ、長い目で見るのはやめにして結論を早める。ゆっくりと腕を伸ばして指で仮面に軽く触れて、首を傾げて見せた)   (5/25 22:13:34)


彎蜿 一/わんわん> 
「ん?うん、そうだね。僕にとっていい事が最近多いからご機嫌。」(今にも鼻歌を歌い出しそうな彼は、相当いい事があったのだろう。─まぁ、あくまでもそれは彼にとって、ではあるけれど。)「……そ、う。そう、そっか。ふふ、うん、そっかぁ。ありがとう、耕助にまさかそう言われるとは思わなかったな。僕のこと考えててくれたんだ?嬉しいなぁ。」(パチリ。赤い瞳が仮面の隙間から瞬いた。そして君の言った言葉を理解すれば、また楽しそうに笑って、心底嬉しそうにするのだ。そこに前までの違和感はなくて、本当に嬉しいのだと、君は感じることができるだろうか。)(─けれど。)「…耕助?」(君の手がゆっくりと此方に伸びてきて、仮面にその手が触れたのなら。)「───なぁに、答えを出してくれたの?」(【刹那】雰囲気がぐるりと変わる。まるで二重人格だと言われてもおかしくないくらいに、一瞬で、楽しそうな雰囲気から、どこか君を呑み込もうとするような、そんな雰囲気だった。)「いいよ、耕助が望むなら。耕助がソレを選ぶなら、───」(【愛情】だって、もっとずっと、待つものだと思っていたから。返せなくたっていいよ。)「──僕はソレを受け入れるよ。」(───【問掛】君は、外すのだろうか。)>小室くん   (5/25 22:29:56)


小室 耕助> 
「ああ、もう決めた事だしね」(表情は変えないようにしているが、自分のこれまで生きてきた経験と感は危険だと警告している。おそらく、君は気軽に触れてはいけないような、そんな人だ。だからこそ私は自らに対する警告は無視した。なんの躊躇もなく、余韻もなく当たり前のように仮面を奪う。恐れはない、君がもしも本当に私を飲み込もうとするならばその時はその時。事は起こさなければ何事も好転などしないものだ)「……」(さて、仮面の下はどうなっているのだろうか?何が変わるのだろうか?君は何をするのだろうか?それを問うように、黒い瞳で逸らす事なく真っ直ぐに君を見つめる。君がこちらの感情を読み取る事ができるのなら、きっとその瞳には好奇心が宿っていて、君の心を見透かそうと君の瞳をを覗き込んでいる事だろう)   (5/25 22:47:37)


彎蜿 一/わんわん> 
「──、」(君が仮面に手をかけ、躊躇いもせずに──まるで、最初からそうであったかのように取れば、パチリ、と。まず最初に奪われるのはきっと、真っ赤な瞳だ。)(赤い瞳は君を見つめていた。─どろりとした【愛情】を孕んでいた。)(唇の端には赤い糸が縫われていた。首からチラリと見える縫い跡は不気味な程に綺麗なのに、口元のそれはまるで壊れたぬいぐるみを子供が直した時のように歪に縫われていた。──《首元は誰かに縫われて、唇の端は自分で縫った?》)(不気味な程に白い肌は、栄養不足なのではないかと心配になるくらい。──《仮面を常に付けている彼は、一体いつ食事をしている?》)(君は様々な思考を巡らせる事だろう。聡明な推理力で彼の背景を想像しているかもしれない。彼に君の心までは読めない、けれど。)「─どう?違和感は、解けた?」(───違和感の正体。)(【愛情】優しさの正体は間違いなく君を愛しているからこその優しさであった。けれどもそれは、決してまっすぐで綺麗な純愛ではない。)(【愛情】彼は“人間(キミ)”を愛している。)───(【愛情】─彼の愛情は歪だった。どろりとした赤い瞳は君を捉えていて離さない。いつも仮面越しにずっと、こうやって見ていたのだろう。いや、もしかしたら君の見えないところでも見ていたのかもしれない。彼の紡ぐ言葉は甘い毒を孕んでいた。君の脳の奥まで、忘れられない愛の言葉を紡ぐのだ。そう、今だって。)「─僕は、耕助を愛しているよ。もっと色んな表情を見たいと思う、もっと色んな感情を見たいと思う。……どうやったら、もっと沢山の表情が見れるかな?」(素顔を見たのは実は君が初めてではない、けれど。でも“見たい”と言ってくれたのは君だった。いや、あの子は決して見たいとは言ってなかったな、そういえば。なんて今そんなことを思い出したって意味は無い。だって、2人きりなのに他の子のことを考えるなんて、そんな無粋なこと。)(──君に、失礼だから。)「そう、耕助が初めてだったんだよ。僕の素顔が見たいって言ってくれたのは。それがたとえ、好奇心を満たすためだったとしても、僕はそれが嬉しかった。だからこうやって自らの手で選んでくれて、僕は、」(──深呼吸。)「とても、歓喜に満ちている。」(──深呼吸。)「愛は返せなくたっていいよ、初めにそう言ってたもんね?僕は約束はきちんと守るから。ほんの少しだけ寂しくはあるけれど、それでもそれには慣れているから大丈夫──なんて、僕のことはいいんだ。」(──一息。)「──ただ、返せなくてもいいから、これだけ。」────「  逃  げ  な  い  で  ね  ?  」(───逃げたら、どうなるか、なんて。言わずとも君の推理力さえあれば、分かるだろう?)>小室くん   (5/25 23:20:42)


小室 耕助> 
「そう、だな。とりあえず私から話せるのは……君はちゃんとご飯を食べるべきだな」(最初に感じたのはやはり愛情。それも自分を押しつぶそうとしているかのような、どこまでも重い感情。それを隠そうともせず、少なくとも今この瞬間は自分に降り注いでいる。次に視覚的な情報、そこから浮かんでは消えていく様々な推測だった。少し口元に手を置き、目を閉じる。これは一度思考を切り替えねばならない。次に目を開けば、変わらず君の瞳を覗き込んだ状態で笑みを浮かべる。この言葉が冗談なのか本心からくる心配なのかは、君の想像に任せておこう)「どうだろうねぇ。こうして話していたり、一緒に過ごせば色々見れるかもしれないよ。焦らなくてもね」(君の愛は私1人に向けられたものではない、私を含んだ全ての人達に向けられたものだ。これは勝手な君に対する評だが、君はきっと個人に対してそこまでの思い入れはない。君の愛は個体差はあれど、最後には全てに与えられるもの。裏を返せば、そう、誰でもいいとも言える。私がたまたま最初の人間だった、というのが恐らく君が私に注目する理由なのだろう。だとしても、私は否定しない)「……大丈夫、逃げたりはしない。ただ、私の行きたい道と君の望む道は異なる日が来るかもしれない。その時は、君は見送ってくれるかな?」(一般論がいつも正しい訳ではない。君の見て感じている世界が異なるだけで、君にとってその愛は正しいものなのだろう。……私は正直自分の考える愛さえ持っていない。私は君を間違いなく受け入れる、だがそれは君の感じ求める愛ではない。君が私に愛情を向けるほどにズレは大きくなって、恐らくはいつか道を違える日もくる。君は私がある日離れていくとしても、それを逃げではないと理解し尊重する心構えはあるかな?)   (5/25 23:53:04)


彎蜿 一/わんわん> 
─(食事に誘ったのは、どちらかだったか。ただ何となく、話しているうちに今度一緒にご飯でも食べよう、みたいな流れになって、それから今に至るわけだが。)(2人きりの時以外に仮面を取るのは恥ずかしいから、という彼のワガママのもと、集合したのは個室のある食事処。予約したのはきっと、というか絶対に君であるわけで、出迎えてくれた店員に“2名で予約した小室です”と伝えれば個室に通されることだろう。)「…まさか耕助と一緒にご飯を食べることになるなんて思わなかったな。少なくとも、初めまして、のときは全く予想してなかったよ。」(ごゆっくり、という店員の下がる言葉を合図に、彼は仮面を外す。相変わらずそこにあるのは赤い瞳と栄養の足りていない白い肌。そして唇の端に縫われた赤い糸。)(それから。)「2人きり、なんて緊張してしまうなぁ。…ふふ、なんてね。」(相も変わらず、“人間(キミ)”に向ける【愛情】であった。)>小室くん   (5/28 21:52:13)


小室 耕助> 
「緊張する事はないよ。と言っても、君が緊張しているようには見えないけどね」(君の様子は相変わらず。ブレないのは素晴らしいというべきか、自分を心配するべきなのか。私、いや人間に対して強い愛を今日も全面に押し出してくる。とはいえそういうものだと理解していればどうという事もなく。私も普段と変わらない調子で話す事ができていた。少し笑い声を漏らし、メニューに目を通す。こういう場所には来たことがなく、何があるのかもわかっていない。叶うなら学生の身分に見合った値段があれば良いのだが)「決まったかい?生憎私はまだなんだが……そういえば、君は普段はちゃんと食事はとっているのかな?」(品揃えから視線を外さないまま、少し話題にするか悩んでいた事を聞いてみる事にした。君が仮面を自ら外さないのは見てわかる。素顔を見た相手に対する執着も、今感じている。しかしそれはそれだ、一人でなら食事ができない事はないだろう。なのに君の肌は真っ白で、お世辞にも栄養をとっている様には見えなかった)   (5/28 22:03:52)


彎蜿 一/わんわん> 
「食事に関して言えば…そうだね、僕はあんまり食べることに興味が無いから。…必要になった時だけ食べる感じかな?」(上手く言葉を濁しているが、推理を得意とする君の前では誤魔化すことは難しいだろう。)(要は、栄養失調で倒れないくらいの頻度で食べている、ということだ。1日3食食べていないのは明白。さらに言えば、1日食べないで過ごすこともあるのだろう。)「ゆっくり決めるといいよ。僕はなんでもいいからね。なんなら耕助の食べたいものを複数個頼んでそれを掻い摘む感じで構わない。」(─本当に、食事に好きも嫌いも、興味もまるでないのだろう。現に、彼は店に来てから1度もメニューを見ておらず、ただじっと君を見つめているのだから。)>小室くん   (5/28 22:09:57)


小室 耕助> 
「君は、そうだな。一日三……いや、最低でも一日二食は食べる様にした方がいいな。倒れられたら皆心配するよ、勿論私もさ」(君の様子から見て、本当に必要最低限の……いや栄養失調で倒れないくらいを目安にしているなら最低限にすら食事をしていない可能性もある。常識というのものを語りたくはないし他者に押し付けたくもないのだが、流石に栄養が足りてないのは明白だ。食事に興味を持たせる、というより君が愛する人達が困ってしまうだろう、という話で食事する事を促してみる。これでだめなら、それが君の意見だという事でこれ以上は何も言うつもりはない)「こうして食事を取るのも良いが、私も毎日とはいけないからね。偶には一人で食べる様に……良いかな?」(選んだのは大きめのサラダや肉類。君はメニューを一瞥もしない事から本当に自分の分は頼まないつもりなのだろう。仕方がないので適当につまめそうなものも注文する。それを終えて一息つけば、少し話題を戻そう。毎日君を誘えるならそれで良いのかもしれないが、そうもいかない。この説得が通じるなら良いのだが)   (5/28 22:29:50)


彎蜿 一/わんわん> 
「…心配?……ふふ、そっか。」(君の言葉の一部を彼は反芻した。そして、小さく笑みを浮かべれば、何かに納得したように。)「心配してくれてるんだ、ありがとう。…それなら、少しは食べるようにしないとね。」(折角君が頼んでくれたサラダと肉類だ。この量からして、君一人で食べることはないだろうから小皿に軽く取れば、少しずつではあるがそれらを口にし始めるだろう。)(決して、美味しい、とも言わないけれど。それでもきっと、君の予測している彼の食事週間からすればまずは及第点というところだろうか?)「─正直言って、食事の楽しさとか、美味しさだとか…よく分からないけど、耕助はそういう…好きな食べ物はあるの?」>小室くん   (5/28 22:42:35)


小室 耕助> 
「ふむ、そうだな……恥ずかしい話だが私も特別好きなものはないんだ。聞かれる時にはそうだね、食感が良いものといつも答えているよ。例えば、サラダとかね」(君食べる様に促しておいて、こんな事を話すのはどうかと思う。しかし特別好き嫌いはない。不味くなければ大抵は食べるし、甘い辛いしょっぱいすっぱいにがい……どれかが飛び抜けて好きというわけでもなければ、これだけは絶対に無理だという味も特にはない。強いてどんなものが好きか言えば舌触り、食感、後は匂いが良いものか?小皿に取り分けたサラダを口の中に運びながら、そう説明しておく。シャキシャキしていて噛むと耳心地の良い音が聞こえる。ちゃんと飲み込んでから、次の言葉を吐き出した) 「私としては、食事そのものよりは誰かと食べる行為に価値があると考えているな。静かに食べたいという人もいるだろうが……案外共に食事をすると話が弾んだりもするものだ」(食事の場を共にするというのは、多少なり隙を見せるという事だと考える。そういう場で行われる会話というのは、普通に話すよりも胸の内を曝け出しやすいものだと。これは私の中の話であるため、君がどう考えているかはわからないけれどね。運び出されてきた肉を、ナイフとフォークで食べやすい様に細かく切り分ける。それを小皿に乗せ、君の方に差し出すだろう)   (5/28 23:00:44)


彎蜿 一/わんわん> 
「…耕助の考えを聞くのは、少し新鮮で、面白いね。」(普段ならば、人間の行動や感情に興味を惹かれて近づくのだけれど、君は自ら内側に入り込んできた人の1人で。)(それでいて、自らの考えを喋るものだから、人間の思考も何とも面白いと。)(そう、思ってしまったから。)「──ますます耕助のことに興味を持った、なぁ。」(【愛情】ひとつ、上乗せて。)「もっと知りたいな。…耕助の好奇心はどこから来ているの?ここに来た理由と、ヒーローを目指した理由、それに、」(【愛情】どうやら彼は、感情が昂ると口数が多くなるらしい?)「────普段なら興味の微塵もないけれど、」「…耕助の、宿している、」(君が取ってくれた小皿がかたりと揺れる。)(君の頬に、彼の手がそっと触れただろか。)「ディスコードも、気になる。どんな想いで宿したんだろうか、いつ?どんな場面を持ってして?あぁ、」(─深呼吸。)(少し落ち着いた様子で、彼はそっと手を戻した。)「──────、」「────問いかけすぎたね。少し、抑えきれなくて。」(そう言って、すり、と仮面に触れる。)(きっと常ならば付けているソレは、彼の感情を抑える役目もしているのだろう。)>小室くん   (5/28 23:18:02)


小室 耕助> 
「そんなに面白い事言ったかなぁ?…………待った。ほら、深呼吸深呼吸。いきなり雪崩れ込む様に話されても、私だって答えられないだろ?」(君は好意を抑えるのが、出来なくはないが難しいタイプなのは知っている。平気で人の心や隠し事に踏み込もうとする事も、そういう意味ではある意味、私達は似たもの同士なのかもしれない。君が頬に触れる。その手に触れながらゆっくり、待つように語りかけた。自分の過去や感情の話をするのは苦手だ、君には悪いが……話すつもりはない。今自分から漏れた笑い声は演技なのか素だったのか、どっちだったのだろう)「人にはそれぞれ事情やきっかけがある、君もそうだろう?それは気軽に話す事じゃないし、ここは個室とはいえ公共の場だ。今は食事を楽しもうじゃないか、ね?」(肝心な事は何も話さない。それらしい事、正体を隠しているというそれらしい理由。スラスラとそれを吐き出しながら、手を離す。君は仮面に触れて少し冷静さを取り戻したように見えた。水を一口喉に流し込んで、君の様子を伺ってみる。これで納得、してくれるなら私としてはありがたい)   (5/28 23:38:40)


彎蜿 一/わんわん> 
「…あぁ、そうだね。」(仮面に触れて、数秒。)(君はきっと、“違和感”を感じる。)(そして君は、その違和感の正体が【演技】であることを知っている。)(─仮面は正しく、彼の違和感の要であり、そして感情を、歪を隠すものであった。)「確かに、気軽に話せない事情がある人だっているね。それをすっかり忘れていた。…個室とはいえ、誰が聞いているか分からない公の場だというのも。」(すっかり落ち着いた彼は、少し冷めてしまった─君の取り分けてくれた─肉を口に入れた。)(その光景は、食事というより作業のようにも思えたけれど。)「……そうだね、それに、僕だけ質問するのも不平等だ。耕助の知りたいことがあるなら、何だってに答えよう。」(仮面を指先で触れている。)「耕助から聞きたいことがあったら、僕は何だって答えるよ。答えたくないことは、僕にはないから。」(その代わり、と。)「答えられる範囲で、耕助のことをもっと教えて?」(【愛情】“人間(耕助)”のことを、もっと知りたくなってしまったから。)>小室くん   (5/28 23:50:12)


小室 耕助> 
「……いや、私の方も君にあれこれ聞いているからね。これ以上私から何か質問をするのはフェアじゃないだろう?」(君は賢い、私の隠し事にも気付いているかもしれない。ただただ胸の内の感情を押しつぶしているのかもしれない。或いは両方か。いずれにせよ、私は今の君の違和感を気づかないふりをしておく。同時に、今日は君に踏み込むような質問も控えておこう。少なくとも今は触れるべきではない、先に拒絶したのは私の方なのだから。……これは逃げだろうか?)「ああでも一つだけ。これは質問というよりはお願いなのだが、もし君が本当に食事を取るつもりなら、美味しいと感じたものを次会う時に教えてくれ」(こう言うと屑みたいな話。私は君に愛情を返してあげられないが、君のことは嫌いというわけでもない。心配は本当だし倒れられても困る。これは君がちゃんと食事をしているのかの確認、と同時に君に何か好みが生まれるならそれは良い事だと考えている)   (5/29 00:05:19)


彎蜿 一/わんわん> 
「…そんなこと、気にしなくていいのに。でも、耕助が気にするなら仕方がないね。」(君の隠し事に気づいていないかは──。)(─【洞察】)(彼は何も言及をしない。君のことを知りたいと言いながら、君を傷つけることはしない。)(だって、君はまだ死んで良い人物ではないから。君はどちらかと言えばいつも無表情だったり、小さく笑ったりはするけれど、喜の感情をあまり見ていない。だから、それを見るまでは、まだ。)(それに、空っぽな彼に君の何を否定出来るというのだろう?彼からすれば、君がどんな過去を持っていようと、どんな事情があろうと───ずっとずっと、色付いて輝いて見えるのだ。)「…それに関しては…あまり、期待しないでおいてくれると、嬉しいかな。」(─美味しかったもの。君に言われたからには、色んなものを食べて試してみるけれど、それでも美味しいと感じられるか自信がなかった。)「───その、」(彼は、不意に視線を君から逸らして。ほんの少しだけ、不安そうに尋ねた。)「ソレが出来るまで、会えない、とかはやめてほしい、な。」(ソレ、とは、美味しかった食べ物、で。)「……それを言われたら、僕は、」(まるで、迷子の子供のように。)「………、」(幼い子供が自分の感情を伝えられなくて、黙ってしまうように。)「……“困って”、しまうから。」(─きっと、この感情を伝えるのに正しい言葉ではなかった。)(けれど、彼から君に伝えられる近しい感情を現す言葉はこれだった。)>小室くん   (5/29 00:26:17)


小室 耕助> 
「それはわかっているさ。急に言われても困るだろうしね、出来なくとも構わない」(これは勝手な押し付けであり、ただのお節介だ。君に頑なにこうしないとダメだ、なんて言うつもりは最初からなかった。それに普段から食事をとっていなかったり、楽しさなどがわからないという君にすぐに出来るとも思ってない。なんなら作らなくとも良いのだ、ただ"もし"出来たらというだけ。そこまで気にしなくて良い……のに、どうやら彼は大分気にしているようだ。ゆっくりゆっくり、彼の言葉に耳を傾ける。その様子はまるで子供のようで、不安という気持ちはあれどそれをどう言葉にすれば良いのかわからない。そんな印象を受けるような姿だ。最後まで聴き終えて、首を縦に振って君をまっすぐ見つめよう) 「そんな事言わないよ。話したいなら話せばいいし、こうしてまた食事したいなら誘ってくれればいい。……ほら、肉が冷めちゃうよ?」(別に会いたくないわけでも話したくないわけでもない。突き放す意図はなかった事、これはしっかり君に伝えておく。私としてはこの場も楽しいものだったとも。そう深く気にしないようにと付け足して、ゆっくり君に小皿をすすめた。残った部位をフォークで崩し、自分もそれを口にして、美味しいと声に出しておいた)   (5/29 00:46:09)


彎蜿 一/わんわん> 
「………、」(君の言葉に、彼は安心したような表情を浮かべた。───きっとそれは、酷く分かりにくいものであっただろうけれど。)「…うん、ありがとう。」(君が先程から、肉を切り分けてくれているのを知っている。左腕がない自分への、優しさだということを知っている。(めんどくさいと投げ出すことだって出来たのに。彼は食事を作業のように行うから、別に取り分けなくても良かったのに。)(こんな時まで。)(最後まで君は、彼に優しくする。)──(だからこんな僕に目をつけられるんだよ、なんて言わないけれど。)(君はことごとく興味のあることをしてくれる。だから代わりに何だって教えていいと思っている。君が知りたいなら、幾らでも。どこまでも。)(こんな空っぽな僕でいいのなら。)(優しくて、けれど自分本位な、とても人間らしい君に、もしも僕の全てを晒したら────その時は、流石に逃げられてしまうだろうか。)─(その優しさが例え好奇心からくる君の下心だとしても、それで良かった。)(その優しさは生ぬるくて、自分が受け取るには熱すぎるようにも感じられた。)(口に入れた肉は冷めていたけれど、ちょっとだけ、味がしたような気がした。)>小室くん   (5/29 01:02:40)

小室 耕助> 
(ここ最近、自分の身の回りには結構な変化が起きている。任務をこなしたのもそうだし、新たな知り合いと過ごす日も多い。任務による身の危険を多少感じたが故に、方々を巡って色々知識を習って身を守る為の武器を作って使い方を考えて……やる事をやっていると、どうしても時間というのはあっという間に過ぎ去るものだ。ここに来るのはいつぶりだろうと、記憶を遡らせる。後輩の少女と約束を交わしていた事はちゃんと覚えている。しかし結構日が空いてしまった。彼女はここに来るだろうかと、遠い遠い道の先を見つめている)「…………ん?」(視線の先に、ぼんやりと人影が見えてくる。これは彼女だろうか?さて間違えていたら恥ずかしい、それに待ち合わせをしていたわけでもないが。いや、試しに軽く手を振っておこう。いるというのがわかりやすいだろうし、人違いだったり嫌がられてしまったりしたら、その時はその時としておこう)   (5/29 23:51:31)


蕪木 千歳> 
( 貴方が誰なのか分からなくて。初めは知らない人に手を振られたのかと反射的に思ってしまった。少しの間を置いて、細く短い記憶を辿って。貴方が誰なのかの検討が付いた。だって、仮面とか、すごく良かった背が高いとか、そういう特徴がなかったんだもん。…それは私だって、同じだけど。名前は知らない先輩。黒髪。短髪。廃バス停で会って、雨音の帰り道を一緒に眺めた。今日は雨降りでないのに出会ってしまったから、雨宿りの先輩、そんなタグ付けは消さなきゃいけない。名前も知ったら、先輩は何になるんだろう。小さな会釈と共に、手を振り返して。読み掛けの本を閉じた。『 あ………と、…お疲れ様です…?……その、学校とか、 』無難にこんばんは、でも良かっただろうか。けれど同じ学校のわりに、それは随分と他人行儀である気がしてしまった。だから私は、距離の近付いた先輩にそんな言葉をかけて、自分で、なにが?なんて疑問を覚えてしまって。ちょっとだけ困ったようにはにかみながら頬を掻いた。)   (5/30 00:11:41)


小室 耕助> 
「お疲れ様、最近は熱いから結構疲れてしまうね。君も一日お疲れ様」(そういえば今日は雨は降っていない。要するに、雨宿りできるわけもないというわけだ。こうなると、勝手に待っていたのは迷惑だったかもしれない。ちょっとだけ困ったようにはにかむ様子を見ながら、そんな事を考えてしまって、こちらも同じように少し困った表情を浮かべながらも笑って返しておく)「今日はもう帰りみたいだね……暇なら少し話でもどうかな?」(良ければ話を、とも思うがどうだろうか。これは私の暇つぶし、今日雨は降っていなくて足を止める理由はない。無理強いするつもりはないけれど、良ければ付き合ってもらえたらありがたいものだ。私は内心でそう思いながら、椅子を指差していた)   (5/30 00:30:05)


蕪木 千歳> 
これから夏だって感じですよね、…その前に、梅雨がやってくるんですけど ( 梅雨入りして、雨が降ったら。貴方はまた雨宿りの先輩になるんだろうか。雨が降ったら現れる。カエルさんみたい。けど、見た目はちっともケロケロと鳴きそうには見えない。柔和な笑みは、人間らしさを感じさせた。会えるかな、そんな微かな期待、楽しみを抱かせていた貴方からのお誘いは断る理由も対してなくて。同じ様な気持ちを抱いていてくれたのなら、意味はなくとも報われるような気がした。『 ええと………それじゃあ、…お隣、失礼します。 』鞄に本を仕舞い、肩からずり落ちようとする紐を持ち直す。座ったベンチは案外確りとしていて、けれど壊れないように浅く腰掛けた。鞄を膝の上に乗せて、持ち直した意味がなかったことにはっとさせられる。『 ………ここ、なんとなく居心地が良いですよね。私も雨が降ってない日でもたまに来て、本を読んだりしてて、…雨が降ってる日がやっぱり、1番……その、好きなんですけど、 』ぼんやりと視線は上を向いて、あみだくじみたいに屋根を支える鉄骨をなぞる。錆び付いて、時折穴が空いた柱。思い付くまま言葉を並べて、変なことを言ってやしないかとどぎまぎした。先輩も、来たりしてたのだろうか。)   (5/30 00:53:43)


小室 耕助> 
「そうかい?なら嬉しいな、私もここは好きなんだ。なんとなくのんびりしたい時とか、一人の時はふらっと立ち寄ったりするよ。最近は中々来れなかったんだけどね?」(人が確かにいたという生活の後。今はあまり人も立ち寄らない場所。ここの雰囲気は中々他では味わえないないものだ。晴れた日は廃バスが遠い遠い太陽に照らされて、それはそれで郷愁を感じさせる良い光景が見られる。勿論雨の日も、心地よい雨音、カミサマの影響によって耳を通る走行音やかつての人々の声が聞こえる。ここは良い場所だと思っているよ。取り壊されたり、討伐されない事を祈っている位には)「秘密の場所、なんて大それたものではないがお気に入りの場所だ。君が気に入っているなら嬉しいよ」(もうじきくる夏と、その前にやってくるだろう梅雨を想像しながら、ぼんやりと空を見上げる。私はあまり人とそういう自分の好きなものというのを共有しない。しかし、自分の好きなものが相手にも好まれているというのは、案外悪くはない気分だった)   (5/30 01:12:33)


蕪木 千歳> 
もうちょっと奥まってたら、秘密の場所って言えたかもですね ( 秘密というにはあまりにも赤裸々で、迷いなく辿り着く通学路の途中。けれど分かりにくい場所にあったなら、それはあまりにもバス停には不向きだっただろう。それに、貴方と出会った、そんな経験だって何処にも存在しなかった。それが良いことか、悪いことかは分からないけれど。肩を竦めて笑えば、目尻に少しの皺が寄った。バスの音はしない。夏には少し早いから、セミの声もしない。梅雨にだって早いから、カエルの声も。時折吹く風がバス停を震わすのが、本当に微かなBGM。静かなのが隣の存在をよりいっそう意識させて、身体をちょっとずつ縮めれば鞄が抱く腕を反発した。『 ……ぁ、そだ、………先輩、これ食べません? 』縮まるのを断る鞄は固く、それにふと思い出したこと。いそいそと開けば鞄の中にはなんてことない私物が数点。それから、まだ開いていないイチゴ味のポッキー。『 お昼に購買で、なんとなく買っちゃって…。多分私一人じゃ、食べきるのに時間かかっちゃうので、…………ぁ、と、苦手だったら、無理にとは言わないので大丈夫です……!! 』特に好物ではなかったような気もする。無意識に目を引かれたとでも言うのだろうか。それだけで買ってしまったものだから、可愛らしいピンクの箱は1度も開けられていなかった。消費に協力して欲しい、暗にそう伝えながら、ぺりぺりと浅い繋ぎ目を引っ張っていく。最中、はっとして胸元まで上げた片手をぶんぶんと振った。)   (5/30 01:33:56)


小室 耕助> 
「それは確かにそうだねぇ、ここはきっと色んな人が知っている。ここを好きな人がどれほど居るかはわからないけれど」(ここは人が通る場所だ。この場所を知る人は数多いのだろう。しかしここを気に入っているのは、私の知る限り私自身と君くらいだ。意識しないで通り過ぎるもの、無害とはいえカミサマを不気味がるもの、こういう古臭い場所を嫌うものもいる。自分だけが利用していたここは自分だけの居場所であるとも言える。君がここを気に入って利用しているなら、君のだけの居場所か。今は二人でいるから二人の場所だろうか?そんな意味のないことが頭に浮かんでは消えた)「ん、ああ構わないよ。私は特に好き嫌いはないからね、貰えるならありがたく貰うよ」(思考を現実に戻せば、君は鞄を何やら漁っていた。それをなんとなく見つめていると、可愛らしいピンク色の箱が取り出された。未開封のそれはお菓子らしく、どうやら少し貰えるようだ。なら遠慮なく……と私が何か動きを見せる前に、私の好みを気にしてから片手をぶんぶん振っている。様子に少し笑みが漏れた、そこまで気にしなくても良いのだが……。改めて、ゆっくり掌を差し出して受け取ろうとする)   (5/30 01:58:14)


蕪木 千歳> 
たくましい……、…えと、では、……どうぞ ( 確かに言ってはあれだが、なんでも食べそう、或いは半数の人は苦手としそうな、ある意味当たり障りのないものが苦手そうな見た目をしている。それに、苦手なものがあってもそれは、食べれないことはない、くらいのもので。感心したように呟きながら、後々何を考えているんだろう、そう思ってしまうようなことを真剣に考えていた。箱の中には二袋入っていて、大抵は一袋だけ開けてシェアするものなのだろう。けれど、それは随分と難易度の高いことのように感じる。互いの食べる量とか、ペースとか、何より一袋持って帰った所で、また食べる気が起きるとも思えない。なら、半分こして一袋ずつが、きっと、ちょうどいい。渡すだけなのに先輩だからか何故か畏まってしまって、両手で渡す様はやったことはない賞状伝達のような気さえした。したわりに、ぽすん、と掌に乗っかったポッキーの袋はポップなピンク色で、中に入っているだけ重たくて、仰々しさはまったくと言っていいほどになかった。『 ……いただきます。 』人目を気にして、普段はお菓子に手は合わせないけれど手を合わせた。袋の半ばに切れ目が入っていて、それは少し力を込めただけで随分と容易に破れてしまった。中には、イチゴ風味のチョコレートを被った細長クッキー。口に含んだときの味も食感も、予想通りだった。)   (5/30 02:15:23)


小室 耕助> 
「口に入れられないほど、極端にまずいものじゃなければ私はいけるよ。たくましい、って言われたらそうなのかな……なるべく好き嫌いはしないようにしてるのさ」(食べれるなら食べたほうが良い、これは幼い頃の私が学んだ事だ。"可能な限りなんでも食べれるようになろう"。そうした結果ある程度の範疇なら食べれるようになった。味覚はちゃんとあるので流石に美味しいか美味しくないの判別はあるが、好き嫌いは特に浮かばない。嫌いなもの食べられないものがあるとしたら、それは材料というよりかは、きっと作る人の腕前によるだろう)「いただきます。……うん、あまり自分でおやつの類は買わないけど、美味しいね。そういえば君には好き嫌いはあるのかな?」(両手でそっと置かれる様子は、中々にシュールな光景だった。本人としては真面目なのだろうし、馬鹿にする気は全くないので触れないでおく事にする。一本撮り出して口に運べば、イチゴとクッキーの味がする。その味に対してなんてことない感想を漏らしてまた一本。横目に君を見つめて、君が飲み込むのを待ってから一つ聞いて見ることにした)   (5/30 02:40:50)


蕪木 千歳> 
( さくさくのクッキーは固すぎず、脆すぎずとちょうどいい。テンポ良く食べ進めれば1本を一息で口内に納めることが出来て、その分口の中の水分が失われる。1口ずつ食べるのが程好いのだと、失われた水分の代わりに知識を得た。牛乳か、せめて何かしらの飲み物があればちょうど良かった。けれど生憎のことに、水筒の中身は暑さのせいで空っぽで、牛乳なんて更に持ち合わせているわけがなかった。少しだけ喉につっかえてしまいそうになりながらも飲み込んで、そんなものだから返事まで少しつっかえた。味自体は美味しくて、一袋くらいなら食べきれるように思う。『 …………そんなには、ないです。強いて言うなら………………苦いもの、とか 』苦手なもの、そんな質問が直ぐに出てこなかったのは多分、記憶を辿る道のりが遠くになっているだけじゃない。貴方と同じで、あまり多くはなかったから。でも流石になんでもと言えるほどではなく、思い返せばこれはと言うものが幾つかあった。『 コーヒーのブラックとか、ゴーヤとか……そういうのは、あんまり。………先輩は、コーヒーのブラック、飲めますか? 』話しながら微かに眉が寄ってしまうのは、案外味を覚えているからだろうか。2本目のポッキーを一口分食べて、中和してしまうことにしよう。)   (5/30 02:57:19)


小室 耕助> 
「ブラックコーヒーは、飲めるよ。やはり甘いほうが飲みやすくはあるけどね。本当かわからないが、苦味というのは本来毒性のものが多くて、慣れてないうちは体が拒絶するという話を聞いたことがあるな」(ブラックコーヒーが飲めるから大人になったというわけではないが、そういった理由から感覚が鋭い子供の頃は特に苦味を苦手に感じる事が多いと聞いたことがある。歳を重ねるにつれ、体が慣れてきてこれは口にして良いものだと認識していくんだそうだ。情報源がネットなので真偽の程は自分の知る事ではないのだが、その話が仮に本当ならば君は生き物として正常な味覚をしている、とも言える。)「……もうこんな時間か、遅くなるのも危ないしこの辺りにしておこうか。バスまで送って良いかい?」(調べてみるかとスマホを見れば、思いの外時間が経っていた。話していると早いものだと、ゆっくり立ち上がって君に問いかけた。……これは誰に対してでもない自分語り。私は正常なもの、変わったところのないもの、予定通りの結果……普通が嫌いだ。君は普通の人だ、どこにでもいるだろう人。きっと私の知る誰よりも。だが私は君のことは気に入っている。私を引き止めようとした事、予想を外れる言動。君のような人がきっと、当たり前の顔で当たり前じゃない事をしてくれると思っている。だからこそ、健やかに長生きしてほしい。….などというのは、口に出せば気持ち悪いから言わないが。せめてバスまでは送っていこう)   (5/30 03:25:38)

枸橘 茨> 
「にゃあ!待って待って、にゃにゃにゃにゃ、にゃー!!(ヒーロー候補生達の学ぶこのコード専門高等学校では日々至る所でちょっとした騒動は起こりえるものだが、今日は少しばかり規模が大きかった。赤いジャージの活発そうな少女が、逃げ回る一匹の猫を四足で追い回す姿が学校中の生徒たちの目に留まったのだ。校内に迷い込んできたのであろうその猫はこの日、二つの点で不幸な猫であった。猫と遭遇した少女、枸橘 茨が前日に動物の動きを修行に取り入れるカンフー映画を観ていたこと、猫を模倣の対象に見定めた少女が──猫を見失うことなく追跡できる敏捷性を備えていたこと。哀れその猫は校内を右へ左へ縦横無尽に逃げ回り、少女も溢れるバイタリティで追い続ける。元来長距離走に向いていない猫は疲れに疲れ果て、やがてこの中庭へとたどり着いた。ここであれば人や草木も多く追っ手を撒くには打ってつけである。追跡者もそれを察したのか、ここがラストスパートとばかりにギアを一段階引き上げ、両腕を広げて猫へと飛び掛かり──空を切ったまま、ズザザザザーッ、と地面を滑っていく。もしその場を目撃している者がいたならば、彼女は照れた様子もなくこう言う)」「こんにちは!!(それはもう、元気いっぱいに)」   (6/19 23:28:21)


小室 耕助> 
「…………こんにちは。えーっと、聞いて良いのかわからないけど、あの猫は君の子かな?」(私はこの日退屈を持て余していた。探偵を自称しているものとしては、何かそれらしいことをやりたくはある。しかし、案外騒動に出くわすことはあまりない。毎日至る所で、何かしらは起こるのだが中々立ち会えないでいた。誰かを呼んで暇を潰すか、この重い腰を持ち上げて自分から事件を探しにいくか。どちらにするか迷っていた所で、飛び込んで来たのが猫と少女だった。猫が甲高い鳴き声をあげ、少女は目にも留まらぬ勢いで猫を追いかける。広げられた両手は空を切り、するりと抜けた猫の方はと言えば、疲れ果てた様子でこちらの方に逃げてくる。追いかけ回されて気が立っているのか、私に気づいた猫は唸り声をあげて尻尾を逆立たせている。ふむ、これはーー……考えるまでもなく事件だろうな。腕を組みながら一部始終を眺めていると、少女もこちらに気がついたようでとても元気な挨拶を向けていた。さてどうしたものかと思いながら、とりあえず少女の方に返事を返しておいた)   (6/19 23:44:27)


枸橘 茨> 
「違います、猫さんは私の師匠です!(起き上がった少女はジャージに付いた汚れをはたき落としながら先生に指名された小学生のように明朗快活に答える。その猫は君の子か、無論迷い猫のため前半は正しいのだが、後半は主観に基づく一方的な関係性だ。心なしか猫もはた迷惑な押しかけ弟子に対して『違う!』とばかりにフシャーと威嚇した気がする。容疑者枸橘 茨『今のはただの修行です!猫さんには修行に協力してもらっただけです!』被害者猫『ニャー!ニャニャ、フシャーッ!!』これが双方の主張だ。当事者は邪気なき少女と言語なき獣の二名。証言の信憑性が皆無のこの事件、果たして探偵は真相を解き明かせるのだろうか?……おそらく、推理の必要もないだろうが)」   (6/20 00:03:51)


小室 耕助> 
「ふむふむ……体を鍛えるのは良いことだと思うし、君がそうしたいのなら私は止めない。しかし、それより良いトレーニングがあるんじゃないかな?」(猫が修行相手というのは大変に愉快……もとい柔軟な発想だ。動物の動きを真似る、参考にするというのは実際悪くはない。それにどうかと思うと叱りつけるのは簡単だが、私に止める理由はない。放置しても良いのだが、かと言ってこのまま放置すれば猫が危ないというのも理解はしている。なので一応、最低限猫側の事も考えて妥協案を考えた)「この学園には猫より早く動ける人もいるだろう。どうしても動物的な動きを学びたいのなら、獣のようなカミサマを探しても良い。猫にこだわることはない」(この学園は曲がりなりにもヒーローや協力的なカミサマが集う場所だ。ディスコードの力によっては、身体能力を上げられる者もいるだろう。或いは、カミサマに協力を仰いでもいい。その方がただただ猫を追い回すより鍛えられるだろうし、生徒同士で互いのことを知れば連携もしやすくなる。より適していないかと問いかけたー   (6/20 00:24:20)


枸橘 茨> 
「もっといいトレーニング…ですか?(問いかけるようなその言葉に首を傾げる。基本的に動物というのは肉体的に人間より優れているものだ。だからこそその動きを参考とすることでより強く、洗練された技となるのではないか。彼女の学ぶ八極拳の大別、中国拳法にも動物の動きを取り入れた流派は数多い。ならばこれこそが最適解なのではないだろうかと考え)カミサマに、学ぶ……!!?そんな……そんなカッコいい方法が!?(その提案に、稲妻が走ったかのような衝撃を受けた。確かに道理だ。カミサマであればただの動物以上に優れているであろうし、言葉が通じるケースもあり得る。ひたすら動物の模倣を重ねて試行錯誤するよりもずっと効果が上がる見込みのある方法だ。それに何より……その字面がもうカッコいい。まるで神話の英雄のようだ。例えるならばギリシャ神話の賢者ケイローンに師事するヘラクレスやアキレウスといった名だたる者か。疑似的なものではあるが、曲がりなりにも現代において上位存在と扱われるもの。想像するだけで、鼓動が高鳴り全身が火照ってしまいそうなほどだ。)」「すごく…すごくいい意見をいただきました!今後の参考にさせていただきます!えっと……あ!(興奮の絶頂、むふー、と期待と夢に満ち溢れた笑顔で素晴らしき道を示してくれた先輩の手を握ると、大きく振って感謝の言葉を述べようとして…名前を知らないことを思い出す。そもそも自分だって名乗っていないのだ。シュパッと俊敏な動きで少し距離を取ると前ならえ気を付け、礼!)私、1年の枸橘 茨です!先輩のお名前を聞いてもいいですか!?」   (6/20 00:59:55)


小室 耕助> 
「はは、私もかっこいい事は好きだからね。喜んでくれたなら嬉しいが……もしやるのなら先生に監督をお願いして許可を得てからにするといい」(君は思ったより私の話に食いついた。これで一件落着……といけばいいがこの話は不安要素がある。それはカミサマと人との根本的な力の差、後は価値観の相違だ。かつて保有していた固有能力がないにせよ、素の力で人を殺めることくらいはできる者もいるだろう。それに学園内にいるカミサマは人に友好的、協力的だと思うが=で完全な無害であるという保証はない。無自覚に相手の地雷を踏めば、どうなるかはわからないのだ。君は思い込んだら止まらない節があるように感じられる。君が突っ走らないよう、大怪我を負わないように先生に監視してもらうと良いだろうと助言しておく)「私は小室 耕助。学年は三年だね、こう見えて何でも屋みたいなことをやっている。困った事があればまた相談してくれ」(何でも屋、探偵というのはあくまで私の自称ではある。というのも周りは私のことをそう呼んでくれた事がない!……しかし私は自分の力にはそれなりの自信を持っている。今回みたいな助言くらいならいつでも出来ると、胸を張って君に伝えられるとも)   (6/20 01:18:59)


枸橘 茨> 
「カミサマにも都合とかありますもんね、わかりました!(やはりこの学校ではカッコいいを理解してくれる人が多い。趣味の合う人がたくさんいてとても満足そうな少女は、やはり元気に返事をする。彼女とてカミサマが根本的に人間と違うことは理解している。理解しているのだが、それだけだ。その理解の下、距離を取った接し方をするという発想はないし、その結果自分の身に何が起こるかという想像すらしない。彼女の頭にあるのは、ただ『カッコいい』の一念のみ。思い込んだら止まらないは本質を突いている。枸橘 茨は、前進以外の道を知らない。後退も、停滞も、振り返ることすらなくただ突き進むのみ。夢に盲目の暴走車、ブレーキを促されても減速こそすれ、決して止まることはないだろう。だからこそ、力づくででも止められそうな監視をつけようという貴方の考えは極めて正しいと言えるだろう)」「わあ、何でも屋!なんだかミステリーの主人公みたいでカッコいいですね!それじゃあ遠慮なく、いつでも先輩の手を借りることにしますね!だから先輩も、困ったことがあったらなんでも言ってください!私にできることならなんでもしますからね!(何でも屋、探偵、刑事に検事。推理小説にお馴染みのそれらももちろん、彼女の『カッコいい』の範疇だ。自称というのはそれを目指している証、つまり【夢】に他ならない。探偵小室 耕助。貴方は立派に──彼女の愛の対象だ。もし貴方が助けを求めたなら、彼女は貴方のために言葉道理に全身全霊あらゆる手練手管を尽くして本当に『なんでも』するだろう。そんな一種の狂気が、探偵の貴方のその眼には見えるだろうか)」   (6/20 01:58:53)


小室 耕助> 
「かっこいいって言われるのは照れるねぇ……ああいつでも言ってくれ。私も、もし必要なら頼らせてもらおうかな」(君の称賛は素直に嬉しいものだ。だけれど、その瞳の奥にはどこか狂気的なものを持っているような気がした。心理学を嗜んでいても、これは読心術というわけではない。自らの持つ知識から、恐らくこう感じているのではないかという推測だ。なので具体的に何を考えているかまでは理解ができない。しかし、君の瞳は揺らぐ事なく真っ直ぐにこちらを射抜いてくる。そしてその言葉もはっきりとしたもので、そこに疑いようはない。君は恐らく、本当に"何でも"してしまうのかもしれない。これが正しいとするなら、私はそれを好ましく思う。正しくとも間違っていても、強い意志は君の力の源になるだろう。仮にそれを疎ましく思うことがあるならば、私に害が及んだ時だ。その日が来なければ、君のほんの少し垣間見せた狂気にも笑顔で受け止めよう)「さて、自己紹介も済んだ所で……この子はどうしたものか」(長らく放置していた猫に目を向ける。走り回って疲れた体ではそう遠くには逃げないだろうが、この時期にこれ以上体力を使わせては危険かもしれない。能力を使い無理矢理大人しくさせるか、先生でも呼ぶか。考える素振りを見せながら、ここまで追いかけてきた君の方に視線を送ってみる)   (6/20 02:20:10)


枸橘 茨> 
「はい、約束ですよ!(今、僅かではあれど彼女の内面は他人によって触れられた。しかしそんなことには気付いていないのか意に介していないのか、少女は出会った時から今に至るまでずっと翳りのない笑顔を浮かべていた。変わったのは、好意の程度。たまたまそこにいた先輩から、探偵の夢を見るカッコいい人に。貴方の夢に尽くしたい。貴方が夢を失わない限り、それは変わることはないだろう。だから今は、互いに微笑みを交わすのみ)」「あ、そうですね。猫さん師匠からは晴れて卒業させていただくということで、私が外まで送ってきます!それじゃあ小室先輩、さようなら、また今度お会いしましょうね!(師匠の下に付いた時間は凡そ1時間。短い間ではあったが多くの物を学ぶことができた……とあくまで主観的な感慨に浸りながら、一度そのあたりの物陰にディスコード・ジルバイを一振り。変身!現れたのは赤いジャージの少女…ではなく、燃えるような赤毛の目立つ人懐こそうな一匹の猫。にゃおん、と一声上げると体力の回復に努めながらも警戒心を緩めることのなかった猫は、ようやく救いの手が現れたとふらふらと赤毛の猫について行き、共に外の方へと駆け出して行った。去り際、赤毛の猫は貴方の方へチョイ、と片足を挙げるのが見えただろう)」   (6/20 02:43:08)

彎蜿 一> 
─(とある任務…基昨日行われた任務。)(大切な人に出会えるという扉の向こう側の世界。その世界をどうにかした次の日のお話。)(彼は、帰る前に君に連絡をして、お土産は面白い話がいいと言われたから、それじゃあ明日、と珍しい返事をして、今に至ることだろう。)(待ち合わせ場所はいつもの場所。初めて出会った中庭にある噴水。)「…お待たせ。」(ゆるり。)(他の人なら些細なことだから気づかないだろうけれど、君の推理で鍛えられた瞳はきっと誤魔化せない。)(だから気づけるはずだ。彼の足取りが、なんとなぁくだけど重たいことに。…それに触れるか触れないかは、君に任せるとして。)「せっかくだから、……うん、近くのコンビニで、新作のプリンを買ってきたんだ。一緒に食べながら話そう。」(カラン、と乾いた音は彼が仮面を外した音。)(君の前でなら、躊躇いなく外すようになったその行為に、君はなにを感じるだろうか?それにしたって、今日はいつもの執着もなりを潜めているけれど。)(君に差し出されたのは真っ白な生クリームたっぷりのプリン。カラメルは付属として付いているから、好きにかけて食べるスタイルなのだろう。プラスチックのスプーンは、2人からすれば少しだけ小さく感じられる。)「…どこから話せばいいかな、……」(ゆっくり、ゆっくりと。言葉を選ぶように。──台本を無くしてしまった、役者が慎重に言葉を選ぶかのように。)「…昨日の任務は、不思議な扉の向こう側にもうひとつ世界があって、」「……そこは、大切な人と出会える、世界…“らしい”」(曖昧な言い方。曖昧な態度。君は全てを察してしまうかもしれないけれど、でもきっと、彼の言葉を待ってくれるんだろう?)「………誰もいなかった、けど。」(ポツリ、と。)(呟かれた言葉はほんの少しだけ、)(本当に、本当に、すこぉしだけ。)(─────────寂しそうだった、かもしれない。)>小室くん   (6/28 19:23:13)


小室 耕助> 
「やぁ、こうして話すのも結構久しぶりだね」(暫く見なかった君の様子は、なんだか自分の知る君ではないような気がする。足取りが重いというか、雰囲気がいつもより落ち着いているというか。何かあったのだろうと察するのは早かった。いつもならば何かあったのかこちらから聞くところではある。しかし、彼が相手となると少し待ってみたほうが良いかもしれないとも考えた。秘密を多く持っており、いまだに謎なところが多い。一方で話しても良いと判断した事柄に対しては、彼の方から口を開いてくれる事もある。それを考えて、様子を見ることにした。仮面を取る君を眺めながら、プラスチックのスプーンを拾い上げる) 「…………なるほど。君のその、愛情というのは個人差はあれ皆に向けられるものだろう?裏を返せば個人に向けられるそれではないわけだ」(君の話しに耳を傾け、表情を視界に捉える。ぽつりぽつりと話を聞いて、少し宙を見上げる。最初にも考えたが、彼は個人を愛しているわけではない。特定の個人を大事な人とは認識してない、とも言える。人全てを大事としているならば全人類が現れても不思議ではないが……二つ可能性を考えられる。単に君が人を大切と感じていない可能性。もう一つはその世界の器に全人類は収まらなかった可能性。どちらなのかは、推理のしようがない。君にとっては後者の方が良いのかもしれないけれど)   (6/28 19:48:31)


彎蜿 一> 
「…大切…うん。」(彼により小さく切り取られたプリンは、きっとそれじゃあ味がしないだろうに、彼はそれを口にして、あまいね、と呟いた。)(そして何かを思案するように、数秒黙った後に1人で呟き始める。)「…耕助が大切。死なれたら嫌だし、その為ならディスコードを使うことだって構わない、でも、」──「…大切だと思う感情と、人を愛する感情。…なにが、違うんだろう。」(赤い瞳は遠くを見つめている。)(もしかしたら、昨日の世界を思い出して、視ているのかもしれない。)「…僕は、たぶん、だけど、」「……耕助や、他の人が現れると思っていたのかもしれない。」(でも、その予想は外れてしまった。あったのは何も無い、ただ迷い込んだ人達が悲しみ嘆き、そして縋っている姿だった。)(……だからだろうか。きっと、あれはショックを受けたのだ。だって、大切だと、愛していると思っていた人物が現れなかった、から。)(それなら、それなら、それならそれならそれならそれなら、)(思考がぐるぐる回る。熱を帯びる。あぁ、気持ち悪い。)「…はぁ、」(吐かれた息はどことなく苦しそう…だったかもしれないし、ただ呼吸をするために吐かれたかもしれない。)「…きっと、僕を愛してくれていた人たちに聞けば分かっただろうに。人の感情って、難しいね。」(ゆるり。赤い瞳を閉じて、開いて。)「────耕助には、大切な人って、いる?」>小室くん   (6/28 19:58:40)


小室 耕助> 
「そう思われているのはなんだか気恥ずかしいな。そうだねぇ……私の考えでは、替えが聞かない存在。死んだら心に一生傷を残すような人を大切というと考えてるよ」(プリンを一切れ掬い上げる、君と同じようにクリームも乗せずに口に運んで校舎に目を向けた。何をもって大切というのか、人によるだろう。少なくともこれは私の意見だ。君は確かに私が死んだら悲しむかもしれない、愛してくれているのかもしれない。しかしそれは今君が興味を持ってくれているからというだけだ。他に興味が移った場合、或いは私が君を失望させてしまった場合。君はきっと、そちらにいくのだろうと思っている。哀しみ嘆く君に話すのは残酷だが、まだ私は替えがきく存在なのかもしれない。数多の人の中の、暫定的に興味を持つ存在なのではないか)「私はーー……そうだね、幸いなことに後輩に恵まれている。好意的に見ている人もいるし、君を含め興味を抱いてる人もいる。だが今の私の持論を持って考えるなら……今の所いないのかもしれないね」(大切な後輩がいる、君のような興味深い人もいる。行く末が気になるもの、勝手に私が期待を持っているものもいる。死んだら悲しい、死なせないようにしたい。そういう意味で皆大事ではある。しかし先程の考えで行くなら、まだいないのかもしれない。割り切れないほど思っている相手が浮かんでこない。ずっと誰かと一緒にいる姿が想像できない。私の考える君と同じ……というわけではないが、愛情や友情はあれかけがえのない人というものに当て嵌まる人物が今はいないのかもしれない)   (6/28 20:24:18)


彎蜿 一> 
「替えの効かない存在、かぁ」(確かに、それならば納得出来る。)(─だって、確かに君のことは大切で、守りたくて、死んで欲しくない、けれど。)(でも、もしも自分の手の届かないところで死んでしまったら、きっと、少しだけ悲しくて、少しだけ狂って、また数日すれば元通り。)(……そんな、未来が想像出来てしまったから。)(でも、あぁ、なんだか少しだけ気持ちが軽くなった。)(きっと、大切の定理と、愛情の定理の違いに納得出来たから。)(─────それと、君も同じだと言うことをしれたから?)「ふふ、うん。 」 (──────────おかえり、【愛情】。)(ゆるり、と。)(また細められた赤い瞳は、もういつも通りだった。)「やっぱり耕助に話して正解だった。…あぁ、良かった、安心できた。」「もしも愛情と大切がイコールなら僕は、ぼくは、」(【愛情】─────彼は、人間を愛している。)(ソレ、は、彼の人生【そのもの】である。)「─────────────…全ての人類を殺してでも、大切の意味を求めなきゃいけないとこだった。」(大切なものだったら、失ったら取り返しのつかない喪失感に襲われるはず。)(…それだけは、分かっていたから。)>小室くん   (6/28 20:42:47)


小室 耕助> 
「まぁ私の自論なわけだがね。しかし、うん。君が元気になったようで何よりだ」(君が嬉しそうに見えるのは、安心したからだろうか。私の意見に共感を得たからだろうか。どちらにせよ、私の記憶通りの君に戻ったような気がする。正常とは言えないような、どこか人間味を感じないような。そんな、鈍い光を持っているようなその瞳が細められた。口元を緩ませながら、私は暫く黙ってそれを見つめていた)「君は時折物騒な事を言うね、そうならなくて良かったけれど。……最後におかしな事を聞くが、君は何故ヒーローを続けているんだい?」(図らずも君の凶行を事前に止められた事は、安堵するべきなのだろうと肩をすくめる。小さい容器に収まったプリンはもう残り少なく、そろそろこの集まりも解散が近いか。終える前に、素朴な一つの疑問をぶつけてみた。君は確かに人を愛しているが、積極的に守ろうという感じはしない。……むしろ危害を加えそうな言動が目立つ。何故そんな君がヒーローをやっているのか、それが少し気になっていた)   (6/28 21:01:54)


彎蜿 一> 
「…んー…」(もぐ…と。)(君より数口遅く、真っ白なプリンを食べ終えれば、カラン、と。)(仮面を置いた時とは違う、プラスチックの乾いた音が鳴り響いた。)「知りたい?」(唇の端は上げられ、瞳は怪しげな色を潜める。)(君が一言知りたいと、彼の手を取ればきっと彼は教えてくれる。)(────その代わり。)「“さいご”まで付き合ってくれるなら、教えてあげる。」(─する、と白魚のような指先が、君の首筋に触れる。)(少しだけ鋭い爪が、君の血脈をなぞった。)(──とくん、とくん、と流れる命の音を、彼はうっとりとした表情で聞いていただろうか。)「───────最期をくれるなら、教えてあげる。」(────対価は、いわずとも。)>小室くん   (6/28 21:11:23)


小室 耕助> 
「ーー……知りたいが、そうだねぇ。それは約束できない」(彼は思考を巡らせて目を細める。何を考えているのか、恐らく君に知る術はない。しかし不意にいつもと同じ表情に戻れば、あっさりと言葉が吐き出された。怯えているという様子はなく、嫌悪するような様子でもない。本当にいつも通りに笑みを浮かべ、いつも通りの声色で。いつもと違うのは、何かを誤魔化すような様子でもなく受け入れるわけでもない。明確に君の欲求を拒絶する言葉が発せられた事くらいだ。その手を取り、ゆっくりと離れればふらりと校舎の方に足を向けた)「プリン美味しかったよ。また今度一緒にご飯でも行こうか」(彼は次の約束を口にする。それを持って、君とまだ接していくつもりという意思を見せているのだろう。しかし、この場において君の返事を待つ事もなくゆったりと離れていく。君はどうするだろうか?黙って見送るか、引き止めるのか。"逃げた"と判断するのか、何か危害を加えるのか加えないのか。彼もきっと君が何かする可能性は考えているだろうが、君は実際どうする?)   (6/28 21:32:45)


彎蜿 一> 
「──……。」(ぱしり、と。)(手を弾かれたわけでもない。突き飛ばされた訳でもない。何か暴言を吐かれたわけでもない。なんにもない。)(─そう、いっそ驚くくらいに何も無かった。君は、いつも通り。変わらない。何も変わらず、ただ“当たり前”のように、明確に彼の欲求を跳ね除けた。拒絶した。)(……ただ、それだけ。)「───…………。」(“次”の約束を口にされた。ということはまだ会ってくれるということだろう。)(変わらない、変わらない。…君は、変わらない。)「──────………。」(────カチ。)(時計の音が聞こえる。)(───カチ。)(時計の音が聞こえる。)(──カチ。)(時計の音が聞こえる。)(─カチ。)(時計の音が聞こえる。)(カチ。)(時計の音が────────────────…。)「……………………………………………、………」(─────────────聞こえ、────…。)「………。」(────『パパはね、はじめのことを【愛している】んですって』『【愛している】から、我が家はこんなになってしまったの』『ねぇどうしてくれるの?あなたのせいよ、はじめ』『あなたが、あなたが生まれてくるからよ!!!!私の、私たちの【愛の結晶】!!!!!!!!!!どうしてなの?ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇ!!!!!!!!!!!』『───あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!違う、違う違う違う違う!!!!違うの、違うの!!!!!私だって【愛してる】【愛してる】【愛してる】!!!!!だって私の子供だもの!!!!』『でもそれ以上に私はあの人を【愛してる】!!!!!』『返して返して返して返してよ!!!!!!』『わたしの【最愛の人】を!!!!!!!!』『─────…ごめんなさい、殴ってごめんなさい。蹴ってごめんなさい。痛くしてごめんなさい。でもこれも、私の、ママからの【愛】なのよ』『だから受け入れて、痛いのも苦しいのも全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部』『気持ちいいことは、快楽というなの【愛】はあの人からもらっているんでしょう…?』『なら、私からは別の【愛】を教えてあげる』『あなたの左腕を無くすのも【愛】なのよ』『あなたの首を縫うのも、あなたが変わるために必要な【愛】なの』 『【愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの愛なの】』『───────────【愛しているわ】』『わたしたちの、【愛の結晶】』)「………」(─────────時計の音は、鳴らない。)(光も瞬かない。)(君は変わらない。)(つまりそれは、君からの愛を貰えないということ。)(つまりそれは、現状維持ということ。)(つまりソレは、【拒絶】ではない。【逃げ】でもない。)(───ただの、変わらない、【日常】だ。)「─…美味しいお店でも、見つけておくよ。」(足取り軽く、君の隣へ。)(最寄り駅まで一緒に帰ろう。───────僕の【愛】の対象。)(────小室 耕助。)(僕は君のことを、×している。)>小室くん   (6/28 21:57:08)


小室 耕助> 
「……楽しみにしておくよ。私の方でも色々探しておく」(一番最初に考えていたのは、君が危害を加える可能性だった。何か言葉を投げかけてくる可能性、何も言わない可能性。結果として、全て外れることになる。君は【少なくとも彼の中で】何も変わらない。怒っているわけでもなく、悲しんでいるわけでもない。ただ、隣に来て共に帰っていく……それだけだった。お互いに表面上での変化はなく、彼は笑顔を浮かべ君は隣に立つ。おそらくは、何事もなく駅までいき何事もなくまた明日と手をあげて別れていく。そんな日常があっただろう)   (6/28 22:12:01)

小室 耕助> 
「ん……やぁこんばんは。あー、私のことは覚えているかな」(街を歩けば見知った顔が一人。雨のバス停で二度ほど会話をした、名前もお互い教えていない後輩だ。さて話しかけて良いものか、相手はこちらを記憶しているのかという問題がある。どうしたものかと思考を何度か巡らせて、足をそちらの方に運ばせた。覚えていないのなら、それはそれで改めて自己紹介をすればいい。覚えているのなら、普通に話を続ければいい。そういう結論を出したため、君に向かい普段通りの笑みを浮かべながら軽く手を振ってこちらに視線を向かせようとしてみた)   (7/25 00:52:50)


蕪木 千歳> 
…………先輩、バス停以外にも居るんですね。( 当たり前といえば、当たり前だけど。私は一瞬驚いて、足を止めて貴方を見詰める。どうやら貴方は知り合いらしくて、1つ1つ検索条件を絞りこんで、そうして漸く、検索結果に合致したのは1件だけに。とはいえ私はバス停の先輩と、それだけのことしか知らなくて。今日はバス停以外で出会ってしまったから、またタグを変えなくてはいけない。それよりも、名前を聞いた方がよっぽど早くて、街中で声をかけられるような知り合いななのに、名前も知らないことがなんだか可笑しかった。 空気を含んだ頬が膨らんで、笑みと名前を付けられる代わりにへんにゃり萎んだ。修学旅行の為に買った荷物が詰まった、ちょっぴり重たいリュックを背負い直して、そうして、〝こんばんは〟と頭を下げる。……帰りのバス停に向かう途中であったのだから、やっぱりバス停の先輩、なのかもしれない。『 ……お買い物、ですか? 』   (7/25 01:13:14)


小室 耕助>
 「私だって生きている人間なのだから、バス停以外に現れたりするさ。そういう君もバス停以外では初めて見るね」(あまりに当たり前のことを言うものだから、失礼と思いながらも笑い声が漏れてしまう。ひょっとしたら、彼女は私の事をバス停に住む怪異のようなものと認識しているのだろうか?残念ながら私は普通の人だ。私がカミサマにでもなれば、バス停にだけ現れる存在になる可能性もあるが……それは言葉にすればつまらないジョークだ。つまらないと一蹴してくれるだけなら良いが、万が一にでも最初に話した日のように心配をかけたり怒られたりするのは避けたい。今浮かんだことは言葉にしないようにして、彼女の近くに足を止めた)「買い物というのは、半分は正解かな。最後に街を見て回ろうと思ってね。そのついでにめぼしいものがあれば……という感じだったかな」(こちらの荷物は君に比べれば少ないほうだ。お土産というのも家族にちょっとしたおやつとして買ったものしかない。パッと見何も買っていないように見えるかもしれない。君の方は、少し重そうだ。誰かにあげるものだろうかと、首を傾けてリュックを見つめてみる)   (7/25 01:27:14)


蕪木 千歳> 
ここだけの話ですが………実は私も、生きている人間なんです。( まるで意趣返しのようなことをされて、くすくす笑いながらそれに乗っかった。廃バス停に現れる、男女二人組のカミサマ、……本当にありそうで、あってしまってはたまらないから、それを口にすることはないけれど。改めて生きている人間だと自覚すると、血管がどくんと脈打つようで、夕日に隠れて呼吸をした。『 豪華なお散歩、ですね。 』豪華も何も、お散歩には買い食いとかが付き物であるかもしれないけれど、残りの不正解を埋めるには、何かしらの言葉を足すしかなかった。それに、お散歩ですか?と聞いたときのお散歩の中に、買い物をするという選択肢がなかったことも、また事実。豪華なお散歩という響きはなんだか間抜けで、きっと何かぴたりと当てはまるような言葉が知らないだけであるのだろう。貴方の注目を浴びているリュックは、彼女の背中に隠れていて。視線に気付くと、彼女は少し不思議そうにしてから、何かに気が付いたように一瞬瞳を丸めて瞬かせた。『 私は、友達と一緒にお買い物してきました。……海外旅行とか初めてなので、お土産色々買いすぎちゃって………私だけ先の離脱です。 』背負い直す以外の目的で揺らしたリュックには、お土産が沢山詰まっている。手持ちにしていたら確実に大荷物で、リュックの活躍が目覚ましい。流石に、このあとまで歩き回れる程にカバーはしきれなかったが、その方が都合よくもあった。話してから、あまりにも受かれているようで、浮かぶ笑みはちょっぴり苦い。)   (7/25 01:55:28)


小室 耕助> 
「おや、それは知らなかったな……冗談さ。君がノってくれるのは嬉しいね」(君は正直言って話すまでは真面目そうに見える。しかし意外と意趣返しをしたり冗談にノってくれたりするので、少し楽しかったりする。ついつい続けようとしてしまうが、何事も限度というものがある。区切りが良いと判断したので、ここら辺で一旦切り上げでおくことにする)「そうだねぇ、異国の街を歩るける機会は限られるものだ。贅沢な時間を過ごせているかもしれないね。……なるほどなるほど、お土産は多くても良いんじゃないかな。」(こうして自由に外国の地を歩けるのは、そうそうないことだ。そういう意味では君の豪華なお散歩という表現も的を得ているのかもしれない。私がそう納得していると、見つめていたためかリュックの中身を教えてくれた。どうやら多くのお土産が入っているらしい。私はそれもまた良いと思う。お菓子の箱も味も良い思い出になる。形に残るものなら尚更、友達との楽しい時間は君の中に残り続けるだろう……なんて少しジジくさいだろうかと、一人考えて苦笑いが浮かんだ)   (7/25 02:12:57)


蕪木 千歳> 
道に迷わないようにだけ、気を付けてくださいね ( ふらふらと探索している内に、気が付けば知らない道へと。なんて、修学旅行生が彼方此方にいる現状、なんとかなりそうだけど。でも本気で迷ってしまえば、彼を最後に見た場所は?そんな事情聴取が起こりかねない。夕御飯までは帰ってくるんですよと、夕御飯は自由形式なのに冗談混じりに言おうとして、流石に、先輩が相手では自重する。でもまあ、確りしているように思える貴方なら、大丈夫そう。フォローするような言葉にパッと表情を明るくして、けれど、まるで苦笑いのバトンを受け取ってしまったような貴方の表情に少しの疑問。……やっぱり、そうは言っても多かったのだろうか。今更減らせは………、『 そう……ですよね、………、……………あの、えー………と、…………先輩も要りますか? 』……同じ旅行先、旅行中なのに、そう聞くのは変だったかもしれない。いや、変な女だろう。でもそれ以外に減らす手法は思い付かなくて、確実に要らないだろうに。)   (7/25 02:31:16)


小室 耕助> 
「あぁ、それはわかっているから大丈夫さ。こう見えて私は道を記憶するのが得意でね」(事件が起きたとき、解決するにも身の安全を守るにも必要なのは地形を把握しておくことだ。逃げるにも目的地にたどり着くにも、どういうルートがあるのかを知っておくことが重要だと考える。覚える癖をつけているため、馴染みのない土地でも迷わない自信があった。私は根拠もなく君に胸を張るし、恐らくそこに何も不安など感じさせることはないだろう。少なくとも自分自身ではそう考えている。)  「ん、いや大丈夫さ。気になるものは自分で買うからね、物欲しそうな目をしていたのならすまない。っと、今から行くところがあるんだった。……さっきの苦笑いは自身に関することだから気にしないように、君も迷わず帰るんだよ?」(要りますか?が何の話なのか、一瞬気づくことができなかった。それがお土産の話だと気づけば、大丈夫だとちゃんと話しておく。それほど君のリュックを見てしまっていただろうか?或いは先程の苦笑いで勘違いさせてしまっただろうか?だとすれば弁明しておきたい、のだが……あまり時間はない。誤解させたままというのも嫌で、一言気にしないで欲しいと残してはおいたが彼女に伝わっているだろうか。……もし帰国後に機会があればちゃんと謝っておこう。とにかく頭を下げて、多少の申し訳なさを感じながらこの場を後にさせてもらう)   (7/25 02:50:12)

彎蜿 一> 
「───…。」(喧騒音は好きで嫌いだ。異国の地は楽しかった。けれど、同時に脳内に入り込んできた情報と感情が多すぎて、珍しく彼は疲労の色を隠そうともせず君の隣に座っていたことだろう。)(場所はいつもと同じ、ざぁざぁと水の流れる中庭の噴水。──そうして数分、君が話しかけなければしばらくの沈黙を経て、彼から口を開くだろう。)「……耕助は、最近の“調子”はどう?」(雪が降っていたあの事件から、中国の事件まで慌ただしくて触れられなかった話。)(自分自身に何か枷が掛けられてしまったようなその感覚は、今も尚カチリカチリと動いている時計を縛られているような。)(そしてその枷の鍵は、愛情の吐露しかない──ような気がしたから、君に会いに来たのだけれど。)(……君は聞いてくれるのかなぁ。)>小室くん   (8/3 19:25:03)


小室 耕助> 
「ふむ、私の調子は……やや悪いかもしれないな。つまらない答えである事は理解しているが、特別悪いわけでもないが良いわけでもない」(最近は事件の当事者になる事があまりない。自称探偵として、ヒーローとしては調子は悪い方なのかもしれない。これといって嫌なことがあった、というわけでもない。しかし平凡な日常に退屈も感じている。総合的に考えて、やや悪いという以外の答えが浮かばなかった。これが君の期待する返事なのかどうかは、私にはわからない)「そういう君はどうなんだい?少し大人しい気もするのだが」(君が質問をするときは単純に興味があるからか、或いは何か考えているときだと思う。あまり元気そうに見えないことから後者なのではないかと予想しているが、これは当たっているだろうか?表情を伺いながら、そんなことを考えている)   (8/3 19:36:30)


彎蜿 一> 
「僕の調子は…うーん、」(間延びしたゆったりとした口調も、だらりと警戒心のない状態も、君だけの前で見せていることは、なんとなく知ってるだろう。知っていて、君は何も言わない。だって君はそういう人だから。)「……少し悪いかな。」(なんとも言えない感覚だった。少なくとも、彼の中にある言語では的確に伝えることは出来ない。)(そんな感情を抱えたまま、彼の視線は君が時計を付けている場所へと動いただろうか。)「──耕助の愛憎を知れば、少しは良くなるかもしれないね。」(へらり。)(そんなふうに笑って、そんなことを言う。)「…もっと耕助のことを知りたいんだけどなぁ。こっちに踏み込むくせに、囲おうとすると逃げちゃうんだから。猫みたいだよね。そんなところも可愛いとは思うんだけど、そろそろちゃんと知りたいなって。──それとも、また逃げちゃう?」(台本をなぞるように、仮面をつけて話す彼の口数は少ない。)(けれど今は、君と二人きり。仮面は付けていないし、台本もない。)(真っ赤な瞳が君だけを見つめて、ゆるりと微笑むように細められる。君への懐き具合は犬のようだけれど、いつだってその瞳は蛇のようで。)(───【洞察】彼はいつだって、君を見つめている。)小室くん   (8/3 19:46:56)


小室 耕助> 
「君は本当に、私のことを知りたがるね。……仕方がない。顔を合わせる度に聞かれてしまったら躱すのも難しいか」(しばし思考を巡らせて、ふむという自分の息遣いを聞いた。彼はどうしても、私について知りたいらしい。とはいえ話せることもそこまでないのだが、さてどうしたものか。素直に答えてあげても良いかもしれないが……いや、答えていてはキリがないだろう。ならば、こうしよう)「一つだけ、これ以降私の事について聞かないという条件を飲むなら君が知りたいことに答えよう。勿論全部、なんていうのは無しだよ。さて……君は私の何が知りたい?愛憎で良いのかな?」(一つだけ、これは妥協でもある。全てを話すのはつまらない、私にとっても恐らくは君にとっても。君は何を聞くだろうか?愛憎か、家族か、私個人についてか。噴水の水音に耳を傾けながら、落ち着いて君の口から吐き出される言葉を待つとしよう)   (8/3 19:59:51)


彎蜿 一> 
「……少し、予想外だったなぁ」(今回もてっきり、のらりくらりとうまい言葉を並べて交わされると思っていたから、君の言葉には驚かされた。)(でも一つだけ。沢山君のことを知りたいのに、君はたった一つだけと言った。…全部知りたいと言えば、君はきっと逃げてしまうからよくよく考える。)(色んなことが知りたい。愛憎も、家族のことも、君自身のことも。でもどうせなら、きっと誰にも話したことがないことが知りたい。君自身にしか分からないことを知りたい。)(─だから。)「うん、愛憎でいいよ。…教えて?」(ロー自身には興味はない。興味があるのは君が抱く【感情】だ。)「どうして耕助は、ソレ、を宿しているの?」>小室くん   (8/3 20:06:25)


小室 耕助> 
「君の熱意に根負けした……というのは半分くらいは嘘になるか。まあ細い事は良いじゃないか、君の知りたいことが知れるまたとない機会だよ」(会う度に聞かれて誤魔化すのが大変になってきた、というのはたしかにある。付け加えるなら、フェアではないからだ。私は君から逃げないと約束している。しかし私自身に関する事はのらりくらり躱して逃げてきた。それを考えれば、君との決まりを破っているという事になる。故に、一つくらいならば教えても良いかと考えた。言葉にすればそれだけのこと、気まぐれのようなものだ)「そうだね、私が持つのは正常に対する憎しみらしい。…………冗談だよ、ちゃんと話すさ。私は自分自身が正常だと思い込んでいる人が嫌いなのさ」(どこまで答えるべきか。一言だけでも質問にちゃんと答えてはいる、なのでこれで終わりと言っても嘘はついてないことになる。しかし君がそれを不満に思うだろうことは、推理するまでもない為もう少し詳しく話すことにした)   (8/3 20:22:17)


彎蜿 一> 
「ふふ、その理由は気が向いたら教えてくれると嬉しいな?」(くすくす。教えてくれると約束してくれたから、彼はご機嫌に笑う。気まぐれでも何でもいい。君のことを知れるなら、なんだって。)「…正常、ねぇ」(──果たして自分はどうだろうか?)(彼は自分のことを正しいだなんて思っていない。むしろ異常であることを自覚している。自覚しているからこそ、常に仮面をつけて台本に書かれた言葉を紡ぐ。けれど、その【異常】が彼の中では【当たり前】だった。)(……ということは、日常ではあるけれど正常ではないな?)「じゃあ耕助は、ここにいる大半の人たちのことが嫌いなの?」(何も隠そうとしない、ストレートな言葉だった。)(だって、ここの人達は自分たちが【ヒーロー(正義)】であると自覚を持って立っている人達が多い。そりゃあ中には、ほの暗い過去だとか重たい過去だとか複雑な思いだとかエトセトラ…なんかあるだろうし、自分が絶対に正しいと思ってる人も多くはないだろう、けど。)(───それでも、学園にいる人達は【ヒーロー(正義)】である。)>小室くん   (8/3 20:33:56)


小室 耕助> 
「どうだろうね?みんなの事は好きだけど……いや嫌悪しているのかもしれない。私自身この感情が矛盾していることは誰より理解しているつもりだよ」(正常が嫌い、正常だと思い込んでる人間が嫌い、正常さを押し付ける人間が嫌い。この考えを持つ自分がヒーローの真似事をしているのは矛盾する事だ。正義の味方なんて、自分が正しいと思わなきゃ出来ない。そしてその価値観を自分たちと思想の合わない"悪人"に押し付けるものだ。それなのに自分がここにいるというのは矛盾を感じさせるだろう)「……まぁこんなところかな。そろそろ家に帰ろうか」(それを理解した上でここにいる。自分の行いが自分の憎むものであると知りながら、それでもそうしたいと考えるから続けている。それが自分に今できることだとわかっているからだ、それがかつてのヒーローや迫害を受けていた子に報いる方法なのではないかと考えているからだ。溢れる溜息一つ、きっと私はいつになく疲れた顔をしているのだろう。それを悟られぬよう、背を向ければ帰宅を促す)   (8/3 20:57:31)


彎蜿 一> 
「──矛盾なんて、誰しも抱えてるものだと思うよ。」(帰ろうとした君を引き止めたのは他の誰でもない、彼だった。)(君の腕を取り、引き寄せて、特に強い抵抗が無いのならばそのまま再び隣に座らせることだろう。)「人生で一度も矛盾しない人間なんていないよ。…人を誰よりも見てきた僕が言うんだから、間違いないって信じて欲しいなぁ」(【洞察】彼は君を見つめている。)「…あぁ、耕助に好かれている人間が恨めしいな」(【洞察】彼は君を見つめている。)「…嫌悪されている人間すら、恨めしい。」(【洞察】彼は君を見つめている。)「僕はいつだって人間のことが好きだけれど、同時に耕助のことが過ぎるのに。」(【洞察】彼は君を見つめている。)「──どうしたら、耕助は僕のことでいっぱいになってくれる?」(────【愛情】。)(彼は、君のことを‪✕‬してる。)「……………………。」「………、」「……なんて、ね。」(─────【演技】)(【演技】【演技】【演技】【演技】【演技】。)(君に逃げられたくない、そばにいてほしい。いなくならないでほしい。時折するりと逃げるのはいい。でも、消えるのは嫌だ。ワガママだ。知っている。帰らないで、そばにいて。───行かないで。)(───なんて、全部、蓋をして。)「…僕のことは、どう思ってるの?」「きらい?」「すき?」「───それとも。」(一呼吸。)「……なんとも、思ってない?」(───…カチリ。)>小室くん   (8/3 21:16:21)


小室 耕助> 
「…………質問に質問で返すのはマナー違反ではあるけれど、君は私が今どう考えていると思う?」(小室耕助はあなたから逃げない。引き止めるならば大人しくその場に留まるだろう。しかしその表情は曖昧なものだ、どう言葉にして良いか判断に困るものだ。喜んではいない、怒っているわけではなく、憂いを帯びたものではないし、悲しんでいるわけでもない。勿論無表情とも違うだろう。目元は優しく緩んでいるが、口元は一本線だ。あなたはこの顔をどう捉えるのだろうか。彼はこの場で答えを吐き出さない、あなたに対する問いかけの答えを待っているようだ)   (8/3 21:34:03)


彎蜿 一> 
「────さぁ?」(君の質問に、彼はゆるりと首を傾げて、答えた。)「分からない、知らない。──だからこそ、知りたいと思う。」(君は今まで会ってきた誰よりも分かりにくい。)(例えば、【演技】をしているものは本心を隠したいだとか、自分に触れてほしくないだとか、“演技をしているからこそ”わかるものがあるけれど、君はそれすらない。)(──まるで、感情がないとでもいうように、君は分かりにくかった。)(生憎と、未知を未知のままで放置しておくほど、好奇心は殺せていなかった。特に、【君(人間)】に関することだからそのままずぶずぶと君という人間にハマっていって、今こうなっている。)(あぁ、けれど、君が答えを求めるというのならば。君が、分からない、以外の答えを求めるのならば。)「───無関心ではない」(───と、いいなぁ。)(少しだけ、願望も混じったその答えに、君は何を返すだろうか?)>小室くん   (8/3 21:41:33)


小室 耕助> 
「君は素直で良いな。ああ、無関心だったらここまで関わりこともないからそこは大丈夫だけど。でも、そうだね……友人として好きという所かな」(あなたがあまりに素直に分からないと答え、なおかつ好かれているとは言わない所がなんだか可笑しく感じたようだ。ようやく口元を緩め、考えるように空を見上げれば、あなたの問いに対する答えを出した。それはあまりに無難な答えだったが、彼は真面目な顔をしている) 「大事な人の定義について以前話しただろう?私がその時に出した答えを考えれば、君を含め今の所飛び抜けて好意を感じている人はいない。それが答えになるかな」(あなたに対する情はある、もちろん友達とも思っている。しかし以前話した内容と合わせて考えれば、深い愛を持ってもいないと判断したらしい。好きではあり、一緒にいて楽しいとか面白いとかはある。勝手に希望を感じたりする事もあれば、長生きしてほしいと考えたりもする。しかしその隣に立つのが、自分であれと考えたりはしない。別に自分でなくとも構わず、そばに居なくとも切り替えられないほどではない。願わくばずっと一緒に居たい……という感情を抱いた事がない。それ故に、君に対しても良い友人という評価に落ち着く)   (8/3 21:55:19)


彎蜿 一> 
「───…そっ、かぁ。」(君の答えに彼はどんな表情をすると予想した?)(喜ぶ?悲しむ?嘆く?)(─答えは案外簡単で、安堵したように笑っただろう。)「僕は耕助のことを愛しているけどね。」(それでいて、君の答えを聞いてなお、彼はそうサラリと告げる。彼は【人間(キミ)】を愛している。それはもう君の前では隠してもいないし、とっくのとうに分かりきっていること。)「僕の好意と耕助の好意の温度が違うのは知っているし、同じ熱度を求めたりはしないよ。そもそも、耕助に僕と同等の愛情を求めることは無理難題もいいところだからね。」(だって、彼の愛情はディスコードが宿る程の熱度だから。ソレと同じものを求めるということは、即ち君にもディスコードを宿すほどの愛情を求めることと同義である。)(そんな、夢を見るほど彼は生憎と夢見がちではなかったし、幼くもなかった。)「だからこそ、耕助に嫌われるのが怖い。……いや、一番嫌なのは“無関心になられること”、だ。」(好きの反対は嫌いではなく無関心だとはよく言ったもの。無関心だったら、その心の隅にいることも出来ないし、そもそも認知だってしてもらえなくなってしまう。───それは、存在の否定と同義ではないか?)「僕はね、人間のことを愛しているよ。色んな感情を見せてくれる、色んなものを抱えている。見ていて飽きないし、永遠に理解できない生き物だと思っている。────だからこそ、愛している。」(君の手を取る。するりと繋がれた手は、指の間を絡め取る。)「…嫌ってもいいよ、憎んでもいいよ。耕助の気を引けるなら僕はきっと、学園を出て【カミサマ】にだって成れる。」(人間を愛している。その感情に嘘はないし、今だってそうだ。)(ただし彼も人間である。感情がある。どんな人間もどんな形であれ愛することは出来る。…が。)(───彼にも【思入れ】というものはあるのだ。彼は博愛主義ではない。)(───もう一度言う。)(彼は、博愛主義では、ない。)「ねぇ、知ってた?」「僕は、【耕助】という【人間】を、」「────────────【愛している】。」(拒絶してもいい、恐怖それてもいい。逃げてもいい。…一つだけ、怖いものがあるとするなら。)(───君の【正常(N°5 ロー)】によって、事象を逸脱させられてしまうこと。)「………好きだよ。」(ポツリ、と呟くように囁かれた愛の言葉は、君の温度に合わせた【愛している】ではなく【好き】という言葉。)(【愛情】重たいのは百も承知だ。君が気まぐれなのも知っている。それも丸ごと引っ括めて、君が【好き】だ。)>小室くん   (8/4 19:20:39)


小室 耕助> 
「そうだろうね、私が君と同じレベルの愛を持つ事は殆ど無理に近いだろう。それに私は私自身に対して曖昧だ」(あなたにはディスコードが宿るほどの愛がある。それと同レベルに達する事は、100%とは言わないがかなり難しい。それに加えて彼は自身に対してすら曖昧だ。思想と行動に矛盾点は多く、また改めて周りのことが好きかと聞かれた際も返答はどっちつかずだ。人に対して自分がどんな感情を向けているのか、それすらはっきりしていない。どうでもいい、という事ではないが……あなたの愛と彼の感情にどれほど温度差があるのかは、考えるまでもないだろう)「…………困ったな。いや、私は君の様に好意的に接してもらえた経験がないものでね。そうだな、こういう時はどう返すべきなのだろうな」(あなたの話を彼は黙って聞いてた。“カミサマ"にだってなれる、そう言えてしまう程に好意を持たれた事はない。それに対して馬鹿なことを言うんじゃないと怒ったり、嬉しいと喜んで見せたり。或いは、迷惑だと突き放したりするものだろう。しかし彼の思考は今、完全に停止していた。あなたの好意はおそらく、彼の予想とはまた違うものだったのだろう。彼はまた沈黙する、何かを考えているのだろう。それはあなたを害するものなのか受け止めるものなのかは、彼しか知らないものだ「──……私はその想いに応える事はできない。申し訳ない、とは思うけれどね」(理由はいくつかある。彼はあなたを友人としてしか見ていない事、自分の感情に曖昧な故に誰かに返す事ができない事。だがそれは声にすればあなたを拒絶する言い訳になってしまうのだろう。それ故に余計な言葉は付け足さなかった。ただきっぱりと、応えられないという結論だけをぶつけた。この答えを聞いてあなたはどうするだろうか)   (8/4 19:49:58)


彎蜿 一> 
「────知ってるよ。」(温度差があることも、君が彼を友人としてしか見ていないことも。それでいて尚、伝えたのだ。)「でも、これで少しは意識してくれるでしょ?」(人間を愛しているのではなく、君を愛していること。)(変わらず人間を愛しているけれど、その【愛】と君に向けている【愛】が別種であること。)「応えられなくていいよ、全部受け止める必要だってない。…でも、そうだなぁ、申し訳ないって思うなら、ひとつだけ。」(君が抵抗らしい抵抗をしないから、恋人繋ぎの片手はそのまま。その手に少しだけ力を込めて、ぎゅっと握った。) 
「ほんの少しでもいいから、僕の愛をこうやって受け止めて。」(受け止めるだけ。ただそれだけ。返さなくていい、ただ今のようにこうやって、欲望を孕んだ言動をいつもの様に受け止めてくれるだけで、いい。)(───それで満たされるのか?と問われれば答えはNOではあるけれど。)(君に避けられてしまうよりもずっといい。ほんの少しずつ愛を君に注いで、いつか、なんて思惑があったりもするけど、そんなこと今は知らなくていいし、そのいつかが来なくてもいい。)(──君が、そばにいてくれるなら、それで。)>小室くん   (8/4 19:57:59)


小室 耕助> 
「知っていて、私に話したと。そうか……」(あなたの感情を恋愛と呼んで良いのか親愛の類なのかは今議論するべき所ではない。彼がこう答えるだろうと知った上で、温度差があることを理解した上で話したという事実。それが今は重要な所だった。今思考したところで、答えは変わらない。しかし、あなたが少なからず覚悟を持って話したというのは覚えておくべきだと思ったのだ)「そうだな、限度はあるけれど。こうして手を繋いだりするくらいなら、構わないよ」(受け止めるにも限度はもちろんある。容量を超えて注がれては溢れてしまう、それは当たり前の事。彼は、小室耕助は自らに害がなければ拒絶する事は基本的ない。それでも限界はあり、あなたの持つ愛を一心に注がれては受け止めきれない。今できる範疇なのはこうして一緒にいたり、手を繋ぎたい時に繋ぐ程度だ。あなたはそれでも構わないのだろうかと首を傾げた)   (8/4 20:17:09)


彎蜿 一> 
「ふふ、そうだよ。」(それでも、無関心でないと君から直接聞くまでは言わないつもりでいた、ほんの少しな臆病な部分はあったのだけれど。それは今となってはもう要らない話だ。)「構わないよ。そばにいて話してくれたり、手を繋いだり、それから、」(ゆる、と。蛇のように細められた赤い瞳は君を見つめている。)「守らせて。耕助に害をなす物は、僕は許せない。」(これは、今まで勝手にやってきたことだけれど、本人の許可があるとないとでは動ける行動範囲が違う。拒否されたら今まで通り影から、もしもいいよと君が言うのなら、彼は何よりも誰よりも君を守ることに専念するようになるだろう。)(【恋情】彼は君を好いている。【愛情】彼は君を愛している。【愛欲】彼は君に─────。)「それから、」「できることなら、」「───────────耕助の、最期は僕にちょうだい。」(鱗片ですら重たい彼の愛を、1度は受け止めると言ったのは君だ。こうなることは、もしも君の思考が停止していなければ少し推理すれば分かっていたかもしれない。)(君から求められない限り、彼からこれ以上求めることは無い。……とは、こればかりは感情なので言いきれないけれど、それでも彼の理性がきちんと働いてる限りは、君に害を成すことも、これ以上を求めることもないだろう。)>小室くん   (8/4 20:31:18)


小室 耕助> 
「……それはできない、前にも話したけれどね。例え君が私の大事な人になれたとしても、それを許す事はないよ」(彼は黙ってあなたの話を聞くだろう。きっと彼は大抵のことは許してくれるだろう。しかし最後をくれないか、という言葉に対しては彼は明確な意思を持って断る。その表情は悪戯っぽく、優しく微笑みかけている。しかし首を縦に振る事はないのだろうと、そう感じさせるものが込められていた。軽く頭に手をポンとおけば、あなたが許すのならそのままゆっくりと身を離していくだろう。離さなくとも構わない。どちらにせよ、彼は口元に手を置いて笑みを浮かべる)「これは子供じみた考えなのはわかっているけど、自分の最後は自分でどうなるか決めたいんだ。そううまくはいかないだろうけどね」(カミサマに殺される、ヒーローとして死ぬ。普通の事件事故で、病に伏せて、老衰で。まだ高校生、とはいえこの活動をする上で一度は考えた事。自分はどんな終わりを迎えるのか? 意図した終わり方なんて出来はしないと理解している。それでも、可能ならばどう終わるのか自分の考えで決めたい。それをあなたに譲るつもりはない。これは例え誰であっても簡単に首を縦に振らないだろう)   (8/4 20:57:25)


彎蜿 一> 
「この手で看取りたいんだけどなぁ…」(出来ない。そう言われてしまえば案外彼はあっさりと引き下がって、頭に置かれた手を振り払うことく、けれど、もう少しだけと駄々をこねる子供のように君を引き止めた。)「……じゃあ、最期の瞬間はいいよ。…最期の、その後は?」(君が、君自身で最期の瞬間を迎えたその後。)(もしかしたら彼の方が先に死んでしまうかもしれないけれど、そんな未来があったとしたら、君の冷たくなった身体は貰えるだろうか。)(その時はもう君の意思はないから奪ってしまうことも出来るのに、彼は君に許可を得ようと尋ねるのだ。だって、その方が“そばに居る”ような気がしたから。…感覚的な問題ではあるけれど。)(───君がどちらの答えを出そうとも、この質問に答えたのなら彼はようやくゆるりと腕の力を緩めてくれるだろう。もうそろそろ帰らないと、暗くなってしまうから。)>小室くん   (8/4 21:04:40)


小室 耕助> 
「そうだねぇ……もし残っていて、君が誰よりも早く持っていけたら構わないよ。できれば捨ててほしいけどね」(死んだ後までは考えた事がなかったようで、彼は少しキョトンとした顔をする。そうなるのかと呟いて、それに対しては特に抵抗を見せる事はなかった。しかし必ずしも死体が残るわけではない事を彼は知っている。この活動を続けるならば尚更その可能性は高くなることも、理解できるだろう。ある日突然行方不明になる、活動の最中帰らぬ人になる可能性だってある。ちゃんとした遺体が残れば良いのだが……まあそれを考え出したらキリがないだろう。もし綺麗な形で残っていたり、遺骨があれば構わないのではないだろうか。最も、君の足枷になるだろう事は想像できる。そのうち捨ててもらえたらなお良いのだけれど)   (8/4 21:15:51)


彎蜿 一> 
「捨てないよ。」(君にここまで執着する彼が、果たして君の死体を手に入れたとして、それを君に捨てていいと言われたからといって、捨てるだろうか?)(───答えは、否である。)「もしも耕助の痕跡が何もなかったらどうしようかなぁ。…その時は、カミサマにでもなればなにか見つかるかな。」(ぽつりと呟かれた言葉は随分と物騒な言葉であったし、ヒーローとして言ってはいけない言葉であっただろうけれど、でも本心であった。)「……気が向いたら、僕のそばで亡くなってね。」(そうしたら、君を手に入れることが出来るから。)(そうやって話して、ようやく満足したように彼は立ち上がる。昼間は随分と暑かった気温も、今となっては少し涼しくなった。まだジメジメとはしているが、それでもだいぶマシになった方だろう。)「…帰ろ、耕助。」(そうして彼は、それが当然の権利であると主張するかのように、片腕しかないその手を君に差し出すのだ。)>小室くん   (8/4 21:22:39)


小室 耕助> 
「そうなるだろうね。出来ればの話だよ、そのうち邪魔になるだろうし。カミサマにだけはならないで欲しいけどなぁ……」(あなたが断るだろうとわかっていた。その感情を軽んじているつもりもなく、あなたは本当に遺体を持って帰るだろうし、それを手元に置いておくのだろうと容易に想像がついた。だからこそ、“できるならば“の話なのだ。いつの日か、あなたにまたその感情を向ける相手ができた時にようやくいらなくなるのだろう。その前に腐るかもしれないが……そもそも勿論そう簡単に亡くなるつもりはない。これは全部、例えばの話なのだから。今日とか明日とか、今すぐの話ではない。少なくとも今のところは)「そうだね。柄にもなく自分のことを話しすぎたし、喉も乾いてきた。そろそろ帰ろうか」(あなたが手を差し出すならば、彼も手を差し出すだろう。なんてことない様に、極めて自然に。その様子にも変化はない。いつも通りの表情、いつも通りの言動、いつも通りの帰り道だ。ただあなたがいつもより近づいている、そんな些細な変化をあなたは喜ぶべきなのか、彼が普段通りという事実を悲しむべきなのか。それはあなたの考え次第だ)   (8/4 21:39:59)