小室 耕助>
(食堂は今日も盛況。賑やかで大変結構、と言いたいところだが私が座れそうな席が見当たらない。こうなると困ってしまう、ら簡単な軽食を頼んで外に出て食べるということもできるが、今日は椅子に落ち着いて座って食べたい気分だ。そうなると、自分にとれる選択肢というのは友人を探して混ぜてもらうか、少人数或いは一人だけで食事をとっている人物に相席をお願いするしかない。正直友人をこの中から探すのは面倒くさい、なので見ず知らずの人に相席させてもらう方向で行こう)「……ちょっと良いかな?生憎と座るところが見つからなくてね。良ければ相席させてもらいたいんだけど、大丈夫かな?」(偶然にも私が立っている場所に近い席に空きを見つけた。私はゆっくりと近づいて、君に恭しく礼をする。周りの喧騒を軽く見渡し、多少困った笑みを浮かべて私は君の表情を伺った。正直席を探すだけで食事する時間がなくなってしまいそうだ、相席させてもらえるのなら本当にありがたい) (5/14 20:57:09)
雪原 傘音>
「……!」(もぐもぐ、もぐもぐと焼き豚丼を咀嚼する。うんまい。でも出来るだけ音を立てないようにする。いつもの事だから問題ない。今日はとてもとても賑やかな食堂。他の人たちは座る場所が無いのか立ち往生したり、相席させてもらったり。私の前もひとつ空いてる。もし困ってたら座らせてあげようかな〜と思っていると短い黒髪が印象的な男の子に声を掛けられた。どうやら座れなかったらしい。やっぱりなって思ったのでスケッチブックを取り出して書き書き)『全然大丈夫!!座って座って〜!』(相手に書いたものを見せる。そして片手で対面の席を手で指した。そしてペらりと1枚捲って、またカキカキ)『今日はいつにも増して混んでるから大変だったでしょ。普段はこんなに混まないんだけどね〜日替わりのメニューがこれだったからかな?』(食べかけの焼き豚丼を示し、マフラーから口をのぞかせて箸を運ぶ。じゅわっと肉汁が口いっぱいに広がる。これでお手頃価格なのだからありがたい。学生の強い味方だなぁ)『あ、そうだ。ここで会ったのも何かの縁だよね!私は雪原傘音!2年生!君の名前を聞いてもいいかな?』(折角相席になったのだし、仲良しになれたら楽しそうだから名前を聞いてみる。もし良かったら教えてくれるといいな〜) (5/14 21:11:08)
小室 耕助>
「ふむ……ありがとう、ならここに座らせてもらおう」(話しかけた銀髪とおおきいマフラーの少女は、スケッチブックに文字を書いてこちらに見せてきた。この子は喋れない、或いは声を出したくない事情があるという事か。ならば、それについて必要以上に触れない方が良いだろう。なぜ筆談なのかは聞かず、君の文字に対しその都度リアクションを返していく。会話のリズムがいつもと違い、また文章を待つ時間がある為にいつもの調子だと冷たい印象を持たれるかもしれない。いつもより身振りは大きく、表情を意識して笑顔を浮かべてみる。)「なるほど、豚丼ならみんな食べたがるわけだ。……うん、私は小室耕助。年齢は18、学年でいえば3年生になる。あぁごめん、ちょっと待ってほしい。すぐに戻ってくるよ」(君が見せてくれた豚丼は、油がよく乗っておりタレが良い感じにご飯に絡んでいた。なるほど、私もあまり肉を食べないがこれは食べてみたくなる。自己紹介を終えたあたりで少しストップをかけて、椅子に適当な荷物をおいていく。待たせないように、なるべく早歩きで私も焼き豚丼を持って席に戻っていく) (5/14 21:29:47)
雪原 傘音>
(お互い自己紹介を済ませてコムロ先輩─漢字が分からないからカタカナで─が豚丼を買ってきた)『あ、焼き豚丼!むふー、私の見て食べたくなったんだね!おいしそーに見えるでしょ?おいしーんだな〜これが!食べてみて食べてみて!』(胸をちょっと張りながら、どやぁと言ったようにスケッチブックを見せる。私がこれを食べた時、学食で色々食べてみたけど、今まで食べた中でもトップレベルで美味しかった。1番美味しい、というか私個人が好きなのを除いたら、もしかしたらこれが1番かもしれないくらいに。だからその美味しさを共有出来たらいいと思っていたので、同じものを買ってきてくれたコムロ先輩には感謝である。と言った所で私は相手が自分よりも上の学年で、年上なことを思い出した。さささ〜っとスケッチブックに鉛筆を走らせる)『あ、ごめんなさい。ちゃんと先輩って言わないといけないですよね。私ったら初対面なのに敬語忘れちゃってました〜たはは』(いけないいけない。敬語は苦手だけど、角は立てちゃいけないからね。おっちょこちょいな自分に思わず苦笑する。反省してこれから気をつけなきゃ) (5/14 21:40:54)
小室 耕助>
「ああすまない。漢字がわからなかったね、小学校の小に室内の室で小室だよ。そうそう、美味しそうに見えたから食べてみたくてね。じゃあ、いただきます」(はやく買ってきた方がいいと考えていたため、漢字の書き方を教えてない事をすっかり失念しているのに気づいた。別にカタカナでもひらがなでも良いのだが、一応教えておいた方が良いか。君に書き方を伝えてから、早速頼んだ焼き豚丼に手をつけていく。噛めば肉汁が溢れ、甘辛い濃いめのタレが肉と白米によく合っている。一緒に頼んでいたサラダとも相性が良い。脂っこくなった口内を野菜がさっぱりさせてくれる。うん、これは美味しい。)「いや、私に敬語は不要だよ。勿論敬語が良いならそれでも良いけど……好きに呼んでくれて構わない。気を使わないでくれた方が、嬉しいからねえ」(水を一口飲んで、敬語を忘れていたという君に首を横に振る。もとからそういうのはあまり気に留めない。使わないほうが楽なら、そっちの方がいいだろう?敬語を使うのも使わないのも君の自由だ。好きにしてほしい) (5/14 21:56:09)
雪原 傘音>
(敬語が不要だと言ってくれたので)『わかった!じゃあ普通に話すね!敬語苦手だから助かったよ〜』(と、見せる。よかった、心の広い人で。狭い人は敬語使わないと怒ったりするし、大人の人とか特に。いやまあ苦手な私が悪いんだけども。いつかはしっかり使えるようになろう。そして丁寧にコムロ先輩は名前の漢字を教えてくれた。小室と言うらしい。良かった、難しい漢字じゃなくて。それだとちょっと書くのが大変だった)『ところで小室先輩はいつも学食で食べてるの?私はお料理下手くそだからお弁当作れなくて。いつも学食で食べてるんだ〜自分、不器用ですから…なんてね。学食はお値段もお財布に優しいしお腹いっぱい食べれるから、私みたいにお料理苦手な人にはありがたいんだよね〜』(眉間に皺を寄せて、できる限り渋い顔をしてみせる。多分なんか違う気がするけど…スケッチブックを横に立てて、焼き豚丼を口に含んでもぐもぐする。もぐもぐ。美味しい。これ日替わりなの勿体ないなぁ〜なんで日替わりなんだろうなぁ〜材料費高いのかなぁ〜。あ、喉乾いた。水飲も。ごくっごくっぷはぁ!今日も水が美味い!水の味分からないけど!) (5/14 22:09:14)
小室 耕助>
「うんそれで良いよ。敬語というのは大変だよね、私も1年の頃は多少苦労したとも。こう見えて礼儀正しく、というのは苦手でね……本当だよ?」(基本的に年功序列というものをあまり気にしない。それ故にあまり敬語で話すということもなく、1年の頃は先輩に生意気な後輩だなんて言われたこともある。冗談っぽく笑ってみせるが、実際ちゃんとした礼儀正しい行いというのは苦手だ。やれる自信はあるがやろうとは思わない、話しやすい喋り方で良いじゃないか)「私か、料理は多少はできるけど早起きが面倒でね。いつも夜遅くまで起きていたり街を彷徨うせいでもあるんだが、結構ギリギリなんだ。それに食材を買って毎日作るよりは、学食の方が安い気がしてね。君は早起きは得意かい?」(夜の街並みや空が好きというのもあるが、結構な頻度で私は街に出る。流石にカミサマに襲われたり変な人間に絡まれたりする可能性もあるため、なるべく早めに切り上げたりはするが……それでも、人よりは就寝時間が遅い方だと思う。なので朝は少し、弱い。君はどうだろう、早起きはできる?朝は好きかな?) (5/14 22:26:17)
雪原 傘音>
(真っ先に深夜徘徊の人だ!と思ったのを許して欲しい。礼儀正しくするのが苦手、らしい。本人曰く。いやー礼儀正しいだろうなぁ私よりは。私を比較対象に出すのもアレだけども)『そうなの?仲間〜!!!堅苦しいのってどうにも苦手なんだよね〜こう、きっちりかっちりやろうと思えば出来なくはないんだけど、動きたくなってくるって言うか、じっとしてられないって言うか…こうして黙ってる間にも色んなことが出来るのにな〜って思ったり?』(もぐもぐしながらささっとペンをスケッチブックに走らせて相手に見せる。じっとしてる、大人しくしてるというのは性分じゃない。小さい頃からお母さんにはじっとしてない子だったって言われてる。だって黙ってるのもったいないじゃん!世界はこんなに広いのに!なんてね。そして早起きが得意か聞かれたので少し考える。実は私も苦手だ。寝る時間が遅いから。まあ原因は夜に歌を歌ってるからなんだけど。それはあまり言いたくない。だって恥ずかしいから)『私も早起き苦手〜だから目覚ましは3回鳴らすよ!1回目で意識起こして、2回目で2度寝の抵抗。3回目で観念して起き上がる〜ってしてるかな。…思ったよりも私寝起き悪いね』(同室に誰もいなくてよかった。そうじゃなかったら今頃目覚まし関連で苦情がでてただろうしね。寮だからこそ、騒音で怒られないように気をつけないと。もぐっ) (5/14 22:39:05)
小室 耕助>
「なるほどねぇ。私も結構先に体を動かしてしまうタイプかな。考え込む時間も必要ではあるのは理解しているんだけど、気になったことはすぐに知りたくなってしまう。そのせいで怒られてしまうことまぁ、たまにあるのだけど」(面白い子だなぁと。器用に合間合間で食事を進めながらも、スケッチブックに文字を書いていく君を見て微笑む。帰ってきた文章を見つめ、ご飯を口に含んでから少し考える。私もじっとするよりは動きたくなってしまうタイプだ。興味がある事柄に関してはついつい首を突っ込んでしまう。気になるものに関してはすぐに知りたいと思う、面白そうな事柄に関して自分は後先考えずに行動する。そのせいで怒られてしまうのだが……自分のことながら苦笑いが浮かぶ。君とはまた違うタイプなのだろうとは思うが、動きたくなる気持ちは多少理解できるのではないかと考えている)「今出会ったばかりの私の、勝手なイメージで申し訳ないのだけど。君はなんとなく朝に強い気がしていたから少し意外だな」(見た目はどちらかと言うならクールなのだが、こうして接してみて話をすると結構やんちゃな印象を受ける。今日出会ったばかりの私の勝手なイメージではあるのだが、朝でも元気に活動していそうというか、テキパキと動いてそうだ。なので、早起きは苦手というのは意外に感じた。) (5/14 23:01:24)
雪原 傘音>
『ふむふむ、私もそういう事あるかな〜怒られちゃうのもある。やっぱ人間足動かして、手を動かしてなんぼよ!頭と体が勿体ない!』(左の人差し指を立てて、もぐ!とご飯を頬張りながらスケッチブックをかざす。頭と体が勿体ないというのは完全に私の持論。異論は認める。でも私はそう思って今まで色んなことに挑戦してきたし、これからもそうしていくだろう。行動しないと変わらないからね。そして朝が強そうというイメージを持たれていたことに少し驚いた。私、他の人から見るとそう見えるのか。なるほど。これはちょっとした発見だ。他の人から自分がどう見えるか、というのはあまり気にしたことがなかったので、こういう機会に言って貰えると、私は他者からどう見られてるのか分かるから助かる。変人…とは思われたくないけど、こうやって会話してるあたり変人に思われてそうな自覚はある。仕方ないんだこれも全てディスコードがあるからなんだ…!そろそろ無くなりそうだなぁとぼんやり少なくなった丼の中身をチラ見して、鉛筆を走らせる) 『そんな事ないよ。私も朝弱いんだ〜。趣味でやってる事を夢中になって夜遅くまでずっとそれをしちゃってる。で、気付いたら深夜で慌てて布団に潜ったりしてるから、朝はそんなに強くないんだよね。いやまぁ、早く寝なよって話だけどさ〜楽しいんだ〜趣味』(思わず口角が上がる。きっとマフラーで小室先輩には見えてないけど、眉が下がるから笑ってるのがバレてるかな。私は歌うことが元々好きだから、本来ならずっと歌ってたかったけど、私がそれを選ばなかった。後悔はないし、あの時を繰り返してもまた同じ選択をするって思ってる。そんな大層な瞬間でも無いけどね) (5/14 23:19:22)
小室 耕助>
「君の行動力、少し見習うべきなのかもしれないな。ふぅ……気がついたらもう丼が空になりそうだね、私は結構気に入ったよ」(考えることは必要ない、とは言わないが考えすぎるのも良くない。例えるならわからない、理解できない物事に直面したとする。そんな時、それを理解しようと考えてもわからないモノはわからない。何か行動をする事で道を切り拓けることもあるだろう。君のその考えと行動力は自分も為になるものがある、かもしれない。少し息を吐いて、気づけば結構時間が経っている。先に食べていた君の丼も、もう残り少ないのが見てとれた。いつも日替わりなどは頼まないのだが、今日は君のおかげで美味しい料理に出会うことができた。私としては満足している)「趣味か。月並みなことを言うけど、そういうものがあるのは良いことだね。何か楽しめるものがある、やりたいことがあるというのは大事なことだと思う」(眉の感じからして、君が笑っているのがわかる。楽しめることがあるというのは、良いことだ。特にこの学校では、ストレスが比較的に溜まりやすい環境だと私は考えている。というのも、カミサマと接する機会が多く命をかけなければならない事態も起こり得ることだ。だから、一つはそうやって笑みを浮かべられる趣味を持っている方が精神的にも安定できるだろう。) (5/14 23:36:50)
雪原 傘音>
『むふ、だよね〜趣味、大事』(もぐ、あら。空になっちゃった。お話に夢中になっちゃっていつの間にかパクパク食べ進めてたみたい。お腹も膨れて満足満足。さてと)『気に入ってくれたみたいで私も嬉しい!また日替わり丼食べれたら一緒に食べようね!お話も楽しかったし〜』(ご飯を食べ終わったので周りを見渡せば大分人が空いてきている。みんなもいい感じに食べ終わる時間だろう。となれば私達もここで話をしている訳にも行かない。時間が許すならまだ話してたいんだけどね〜。そういう訳にもいかないから)『私はこれ片付けるよ。お話の相手になってくれてありがとうね〜また会えたらお話しようね、せーんぱい!』(そう書いてビリッとスケッチブックの1ページを破る。それを小室先輩に差し出して私は席を立った。そして小さく胸元の辺りでふりふりと手を振って、空になった丼を片付けに向かった) (5/15 00:22:05)
雪原 傘音>
(喉が渇いたなぁ、と休日の昼下がり。学校も無いので街中を散策していた。特に何かアテがある訳でもなく、特に何かすることもない。こういう日があってもいいんじゃないかな。人間誰しも余裕を持って生活すべきだよ。毎日毎日切羽詰まりながら生きてるよりも、こうしてのんびり、まったりして心に余裕を持たせて生きていったほうが楽しいだろう。思わず鼻歌も歌いたいところだけど、鼻歌を歌うとヴォユメンのチャージが出来なくなってしまうので控える。歌うのは夜にでも。そんな感じで歩いていると、自動販売機を見かける。それなりに人通りもあり、普通に置いてある、一般的な自動販売機。ラインナップを見るとぶどうジュースやオレンジジュース、コーヒーなんかも並んでいた。折角だし、1本買おうかな、と思ってお金をちゃりん。で、オレンジジュースをポチッと押すとガランと出てきた缶は)「?」(軽い。あ、これ聞いたことある。コレアレだ。多分カミサマの奴だ。ブンブンと縦に降ってもちゃぷんとも音が出ない。完全にあかないアキカンである。さてどうしようこれ、と顎に指を当ててその場で考えこんだ) (5/17 20:44:45)
和枕 音子>
( ______喉が乾いた。) ( その事実に、ふらふらと昼寝後のお散歩中だったぼくが気付いた時、どうして近くの喫茶店ではなく公園を横切った先の自動販売機へと足を向けたのか。喫茶店に人がいっぱいだったとか、珈琲を飲む気分じゃなかったとか、そもそも金が心もとなかったとか…………色々と理由は考えられるけれど。まぁ。神様の思し召しとでもしていた方が、何かと便利なものである。) ( 遊具が三つ四つくらい、後はベンチがあるだけの小さな公園の入口から、真っ直ぐ出口まで最短距離を突っ切って。その更に先に何の変哲もない自動販売機があることをぼくは知っていた。今はちょうどオレンジジュースの気分だ。すたすたと__他人から見れば、非常にのんびりだったが__歩きつつ、パーカーのポケットをがさごそと漁って小銭を探す。)「 ………………あの、自販機……使いたいんだけど、きみ、大丈夫……? 」( 自販機の前でうんうん考え込んでいる人に声をかけたのは、彼女がいくら待ってもその場から動きそうになかったからであり。その肩を叩くか叩くまいか数分逡巡した結果、同じくらいの背丈である少女の顔の辺りに行き場のない手をふらつかせるという、何とも中途半端な姿があなたの目に映ったであろう。 ) (5/17 21:07:27)
雪原 傘音>
(うんうんと頭を悩ませていると声を掛けられる。あ、そうだった自販機の前に居たんだった。いけないいけないと思って声をかけられた方に振り向く。あ、この人学校で見た事ある。となると、この缶の話をしても大丈夫…かな?私はスケッチブックを取り出しカキカキ)『ごめんね!でもこの缶がカミサマっぽくて。ほらあかないアキカンってやつ…かな?多分。中身全く入ってる音がしないの、ほら見て!』(そう伝えてアキカンを振ってみせる。ぶんぶんと缶を振る腕が風を切る。しかし中に入っているはずの液体の音はせず、ただ風の音がする)『この缶まったく開かないし…!中に何入ってんだろね。あ、私は雪原 傘音!17歳!あなたもコード専門学校の人だよね?私学校で見た事あるからもしかしてって思ったんだけど違ったかな?』(初対面だけどこの話は通じるだろうなぁと思いながら話を続けてみる。結構グイグイ行ったし、嫌がられるかな?嫌がられたら話しかけるのやめとこ) (5/17 21:18:52)
和枕 音子>
( 少女はこちらを視認した後、徐にスケッチブックを取り出した。傍らには缶が一個。何故スケッチブック__と、僅かに眉を顰めたことは、あなたに伝わってしまっただろうか。白いページに向かって数秒、それはぼくに向けられる。浮かぶのは____文字である。) 「 ……缶がカミサマ? 『 あかないアキカン 』……は聞いたことがある、けど。」( 『 ほら見て! 』の文字列を視線が追ったすぐ後、彼女は片手に持った缶を勢いよく振る。中身が炭酸飲料であったなら、開けた瞬間大惨事になる行為だ。350mlサイズの、見た目はただのオレンジジュース。しかし、けれど。) 「 ________確かに、音がまったくしない、ね。」( ちゃぷちゃぷ、とか。中身入りのアルミ缶を揺らせばそんな音がするはずだった。だが、彼女の揺らしたそれからは、一切何の音も聞こえないのだ。眉に刻んだしわがより一層深くなる。) ( 一頻り振って満足したのか、再び少女の目は真白いページへと吸い寄せられた。さらさら。 ) 「 ……………………和枕音子。きみと同じコード高等専門学校二年生だ。」「 それ、確か学校で回収していたはずだから。なるべく早く__出来れば今から、学校へ向かった方がいいと思う。」「 ただの空き缶とは言え、イーコール反応のある『 カミサマ 』だ。何が起きるか分からない。」( 名前はどこまでもぶっきらぼうに告げる。文字だけでも、少女が自分とは正反対に積極的な人種であることは、分かりすぎるほど分かった。つい、と彼女が怪訝そうに持ったままの缶を指さして、自分の目線は斜めへ逸らす。 ) (5/17 21:51:57)
雪原 傘音>
『ふむふむ、確かに。これは後で渡しに行こうかな』(一応ポッケにしまおう。そして私が筆談してることを怪訝に思ったのかちょっと表情が曇ってた。あわあわ、初対面でグイグイ行き過ぎたかな?あんまり怖く思われたくないな。書き書きとスケッチブックに書く)『ごめんね!私のディスコード、喋っちゃうと力のチャージっていうか、効果が薄くなっちゃうんだ。だから極力喋らないようにしてるから筆談にしてるんだ。読みにくかったらごめんね』(読みやすく、伝わりやすいようにスケッチブックに書く文字は結構練習したのだが、画数の多い漢字や文字なんかはペンで潰れて見えなくなってしまうこともある。そういうのにも気をつけなきゃ。彼女はネコって言うらしい)『ネコちゃん!可愛い!』
(ネコちゃんって名前も可愛いし見た目も可愛い!ゆったりとした服装、長いツインテールがとってもキュートに見える。なでなでしたい!…こほん)『ネコちゃん、でも渡しに行く前にちょっと実験してみない?もしかしたらふとした拍子に開くかもしれないし、中身が何入ってる気になる!』(スケッチブックを見せながらアキカンを開けようと試行錯誤してみる。缶の下を見てみたり、コンコンと側面を叩いてみたり、プルタブを動かそうとしてみたり。ビクともしないけど。試してみて損はない!) (5/17 22:07:34)
和枕 音子>
「 ふぅん。きみのそれ、ディスコードのためなんだ。大変だね。…………読みにくいことは、ないと思うけれど。」( 一瞥。次の書き方は先程までと違って、どこか慌てたようなペンの走りだった。恐らくはぼくの視線や表情に籠った疑心に勘づいたのだろうけど、明るげな少女が顔を曇らせる様は何とも心を突っつくものである。)「 ネコ………………ネコ? ネコって言うか、ぼくの名前はねいこなんだけど…………まぁ、いいか。」( 一瞬曇った表情はすぐにきらきらとした好奇心に輝き始めた。感情の起伏が良方向に激しい女の子。服装や結った髪に、ちらちらと視線がいくのをオールスルーしては、きみのスケッチブックのみに視点を固定。そこに文字が現れるのなら、きみの顔や絹糸のような銀髪やくるくるした瞳なんかを見る必要はないはずだろう? )「 実験? 」( 素っ頓狂な声が喉から溢れ、見る必要がないはず、なんて言ったきみの顔をまじまじと見てしまった。)「 いや、開いて何が起こるか分からないし……何が起こっても、ぼくら、責任なんか取れやしないじゃないか。」( 口から続いて落ちるのは小言ばかり。仕方ないだろう、せっかくの休日なんだ。カミサマだとかイーコールだとか言う厄介事に巻き込まれたくはない。しかもその厄介事はたまたま遭遇したものじゃあなく、自分たちで首を突っ込もうと言うのだから! )( __________が。)「 ………………………………………ここじゃあ、人通りがありすぎる。たぶん何もない、と思うけど、念には念をおした方がいい。」「 あっち。」「 あっちの方、公園の奥。ベンチがあるから、何がするならそこで。」( 缶を指さしていた手を反対側、自分が今さっき通ってきた公園の奥に向けて。木々に隠れるようにベンチが一脚あることを告げれば、きみの返答を待つことなく背中を向ける。) (5/17 22:33:36)
雪原 傘音>
『はーい』(ねいこちゃん。…うーん、ネコちゃんって呼んだ方が可愛いからネコちゃんって呼ぼう。ねいこちゃんもいい名前だけども。いいって言ってくれたしいいよね?ネコちゃんに進められるままに公園の方に行く。そしてアキカンを公園の方で開けられるか頑張ってみる)「…っ!…っ!〜!!!!!」(開かない。開かない。全然開かない。全くビクともしない。こんなに力を入れてもヒビすら入らない。これ私がやろうとしてるからダメなのかな?という所で丁度一緒にいるネコちゃんに差し出しながらさささっとスケッチブックに文字を書く)『ネコちゃん開けれる?私だとビクともしなくて!他の人も開けられてないって話だけど単純に私だからダメなのかなって。ネコちゃんだったらもしかしたらするかもしれない!』(根拠はない!理由もない!!!直感的にやってみよう!ってだけ。情報を見た感じこんだけやっても特に何も起こらなかったらしいし、もっと派手な事をやっても何か起こることは無いだろうな〜って憶測がある)『どうしたら開くかな。くすぐるとか?』(案外変化球でプシュっと開くかもしれない) (5/17 22:45:47)
和枕 音子>
( ちらりと視線を送ってみた『 はーい 』の返事。それ、絶対分かってないでしょ。思うけど、言わない。余計なことだし、だいたい名前なんてただの記号だ。〝 和枕音子 〟も、それこそ________〝 No.15 〟でも。ただ、一個人を判別するためのドッグタグ、認識票でしか無いのだから。)「 初めに言っておくけどね、雪原ちゃん。」( きみが差し出してくるアキカンを受け取りながら一言。)「 ぼくのディスコードは非戦闘用だ。ぼく自身も戦闘向きじゃあない。ただ『 勘がいい 』だけ。つまり、何かが起こっても、ぼくには逃げる以外の一手がないってこと。もちろん、きみを守ってやることもできない。」「 ぼくは __________〝 ヒーロー 〟なんかじゃ、ないんだから。」( 片手に乗った飲料缶は非常に軽い。中身なんか入っていないと言わんばかり、缶としての重さも感じられないほどだ。)( …………散々小言を掛けておいて、だが。ぼくはこの空き缶が開くとも、何かしらの異常事態が起こるとも思っていなかった。だって前々から報告され収集し、色んなひとが手を尽くして開けようとしたのに、これは〝 あかないアキカン 〟なのだ。ぼくら一般生徒が何を干渉したって、突然どうにかなるなんてことは、ないだろう。)( それでも難しい顔をしたのは、一重に『 面倒くさいから 』以外の何ものでもないのだった。)「 くすぐるって…………笑い出すみたいに開くかもって? 嫌だけどな、そんなアラジンの魔法のランプみたいなカミサマは……。」( きらきらしたきみの瞳に抗えるわけもなく。ぼくは『 空き缶をこしょこしょまさぐる 』なんていう、馬鹿げた行為に指を動かした。________もちろん、缶は笑いもくしゃみもしない。ほらね? 少女に肩を竦めてみせた。) (5/17 23:10:28)
雪原 傘音>
(んーなんか拗らせてるなぁと言う感想。こちょがしてくれたのはノリがいいかなって思う。でも思うことはあるから書き書きと、私と思いを書いてみる)『ヒーローってなんだろうね。ネコちゃん』(私は)『私は思うんだけど、みんながみんなヒーローって訳じゃないと思うんだ〜。私だってヒーローじゃないし。ヒーローはそうだなぁ』(あかないアキカンを持って表面を撫でてみる)
「たった1人でもありがとうって誰かに言ってもらったら、その人にとってのヒーローじゃないかな」
(日中に声を出したのは久しぶり。でもこういう事はきちんと声に出して伝えた方がいいかなって思った。今日は夜歌うの無しかな〜)『なんてね!私の一意見!全然気にしないでね!んーやっぱり開かないか〜ゴシゴシ擦ってみようかな』(表面を手でゴシゴシ擦ってみる。全く反応がない。うーんそもそもあかないのか、開く条件が違うのかな。どうしたら開くのかな。そもそもプルタブ側から開くってこと自体が違うのかもしれない。もしかしたら側面がパカーっ!てなるかもしれない。うむむむ、わからない。こめかみに指を当ててうーんっと頭を捻る) (5/17 23:26:26)
和枕 音子>
『ヒーローってなんだろうね。ネコちゃん』( その文字列を視界に入れて、次は隠そうともせずに顔を歪める。なんだろうね____なんて、考えること自体が憂鬱だ。だってぼくは、ぼくはヒーローなんかには。綴られる黒いインクの先は、歪んだ瞳には映らない。)『 たった1人でもありがとうって誰かに言ってもらったら、その人にとってのヒーローじゃないかな。』( 『 ありがとう 』 )( それは、単なるお礼を告げる一単語。 )( それ以上でも、それ以下でもないはずで。だと言うのに。)
「 __________ぼくに、 ありがとうと言った男がいたんだ。」
「 彼はぼくの何気ない発言に対して、礼を述べた。素敵な言葉だと言って、笑ったんだ。」
「 やさしい男だ。やさしすぎる、男だったのかもしれない。」
( ただ、それだけだ。)
( アスファルトに落ちる雨音のように、ぽつりぽつりと呟く。空は快晴だ。憎らしい程の晴れ模様。パーカーから覗く膝頭をじとりと見つめ、開いた口から空気を漏らす。きみはまたスケッチブックにご執心になってしまったみたいだから、いつまでも小さな膝と芝生ばかりを見ていられない。)( 視線を向けたページには、すっかりアキカンに意識が戻った様子のインクたちが、お気楽な言葉を形成している。次は擦ってみようなんて、もっと魔法のランプみたいな話になってきたじゃあないか。うんうん考え込み始めた彼女は、きっと何かぽややんとした発想を沢山脳裏に浮かべているのだろう。その中身を知りたいような、知りたくないような____どちらにせよ、ぼくのやれることは後一つだけだ。)「 ……………………『 ミントヴァーベナ 』。」( 辺りにはぼくら以外誰の姿も無かった。だからぼくは、きみの名前を呼ぼう。)( ポケットに忍ばせた時計がカチリと音をたてる。足元の芝生が僅か、ちかちかと点滅したような気がした。瞬きの後、子牛はそこに現れる。)「 みんと、これ、何かわかる? 」( 少女がもつ空き缶を横から突っついて、足元に現れた眠たげなディスコードに問う。結果は、分かりきっているけれど。 ) (5/18 00:10:12)
雪原 傘音>
『うん、きっとその人にとってネコちゃんはヒーローなんだよ』(優しい人だったらしい。でもどんな人でも、助けてくれたと思ったなら、ありがとうとそう言ってくれたなら。私はヒーロー足り得ると、そう思う。さて、色々試して見たけどやっぱりどうにもならなさそう)『んーやっぱりわかんないか』(残念。どうやらダメらしい。まあ仕方ない。分からないものは分からないものだ。今は、今は分からないだけ。いつかきっとわかるはずだ、諦めなければ)『仕方ない、学校に持っていこう!ネコちゃんも一緒に行こ!』(片手でスケッチブックを差し出しながら、もう片方の手を伸ばす。手を取ってくれたなら嬉しいな。私は貴女と、友達になりたいから)(5/18 00:19:00)
和枕 音子>
( ぼくの可愛いみんとは、相変わらずの何考えてるかさっぱり分からない顔で、鼻をひくひく動かした。まぁ、分かるはずもないか。ぼくのこの子は、ただの可愛いペットでしかないんだから。よしよし。数度撫でてやって「 ごめんね、ありがとう。」と、子牛を時計に戻してやった。) ( 『 ネコちゃんはヒーローなんだよ 』。迷いのない言葉だ。ヒーローになんてなりたくはないけれど、もしかしたら、みんなそうなのかもしれない。)( なりたくてなるんじゃあなくって、気付いたらなっているのかもしれない。)「 ……当たり前の結果というか。努力は必ず報われるわけじゃあない。所詮は運次第ってところ。」( 残念そうなきみには、夢のない発言だろう。けれど、ぼくには見えていた。【 疑心 】深くきみを見ているぼくだから、きみが未だに諦めちゃいないことがよぅく分かってしまうのだ。)『 仕方ない、学校に持っていこう!』( 手を差し伸べてくる行為にも、決して悪意や害意は見えやしなくて。雪原傘音って女の子が底抜けに明るく、前向きで、『 少年少女が憧れるヒーロー像じみた 』女の子であることを痛いほどぼくに知らしめた。)( まったくもって。せっかくの休日に、ぽかぽか天気の昼下がりに、こんな面倒事に巻き込まれるだなんて。 )( ___________まぁ、でも。 )「 …………仕方ないな。きみひとりだと、その缶で缶蹴りでも始めそうだ。」( たまには、こんな日があってもいいだろう。)( 『 せっかくの休日 』なのだから。 )( ぼくは、呆れと面倒臭さを前面に押し出す溜息を混じえつつ、_________きみの手を握った。友達なんか、いらないはずなんだけど。) 〆 (5/18 00:44:15)